- 製作
- 1996年 チェコ,イギリス,スイス
- 時間
- 87分
- 監督
- ヤン・シュヴァンクマイエル
- 出演
- ペトル・メイセルガブリエラ・ヴィルヘルモヴァーバルボラ・フルザノヴァー
- 種類
- ヒューマンドラマ
快楽原則に憑かれた人々の密かな愉しみを、“ブラック・グロテスク”なタッチで描いた怪作。監督・脚本・製作・美術は「闇・光・闇」「ファウスト」のチェコの異端の映像作家ヤン・シュワンクマイエル。もともと70年に短編用として企画されたが、当時のチェコの検閲により実現できなかった。95年に短編として製作を開始し、結果的に長編として完成させた。実写と古典的なモデル・アニメーションとで構成され、独特のシュルレアリスム的な効果を生んでいる。監督自ら「特にサウンドトラックを重視した」と言う音楽はオルガ・イェリンコヴァーと「ベンヤメンタ学院」のブラザース・クエイ、録音はイヴォ・シュパリとゴダール作品で知られるフランソワ・ミュジー。96年国際映画祭ヤング審査員賞グランプリ。