- 製作
- 2020年 日本,ミャンマー
- 時間
- 16分
- 監督
- 藤元明緒
- 出演
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- 種類
- ヒューマンドラマ
「海辺の彼女たち」の藤元明緒監督が、インドとミャンマーの国境地帯で日本兵の遺骨発掘作業に携わる少数民族ゾミ族を描いた短編作品。第2次世界大戦でビルマ戦線の舞台のひとつとなったミャンマー北西部チン州。1944年3月、日本軍はこの地で「インパール作戦」を決行し約9万人の兵士を投入したが、その多くが命を落とし、死体が積み重なる退却路は「白骨街道」と呼ばれた。2013年、チン州への外国人立入制限解除に伴い、日本側と連携した戦没者の遺骨収集事業が開始。現地に住むゾミ族が中心となり、遺骨と遺品の発掘作業が続けられている。2019年にチン州を訪れた藤元監督は、第2次世界大戦の体験者への取材を通し、彼らの視点から見た戦争体験を知る。ゾミ族に同行する中で彼らに出演を依頼し、取材で得た“記憶”や“声”を込めたフィクションとして本作を完成させた。