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日本とミャンマーを舞台に、ある在日ミャンマー人家族に起こった実話をベースに描いたドラマ。東京にある小さなアパートに暮らすケインと幼い2人の息子たち。夫のアイセが入国管理局に捕まってしまったため、ケインは1人で家庭を支えていた。日本で育ったため、母国語が話せない子どもたちに、ケインは不慣れな日本語で精いっぱいの愛情を注いでいたが、兄弟は父親に会えないストレスからケンカを繰り返す毎日。そんな日常から、今後の生活に不安を抱くようになったケインは、生まれ育ったミャンマーへ帰りたいという思いが募っていく。監督は本作が長編デビュー作となる藤元明緒。2017年・第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に出品され、同部門の作品賞および国際交流基金アジアセンター特別賞の2つの賞を受賞した。
ネット上の声
- 高校生など若い人に気楽に見てほしいですネ
- 子どもの心の動きを丁寧に描写した傑作
- ドキュメンタリー映画と見まがうほど
- 家族に国境はないし、世界の親子愛は同じでした。
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本,ミャンマー
- 時間98分
- 監督藤元明緒
- 主演カウン・ミャッ・トゥ
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日本・ミャンマー合作による初長編作「僕の帰る場所」が第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門グランプリを受賞するなど、国内外で高い評価を受けた藤元明緒監督の長編第2作。日本とミャンマー両国で引き裂かれる在日ミャンマー人家族の実話を映画化した前作に続き、今作でも在日アジア人の実態をテーマに取り上げ、外国人技能実習生として来日した若い女性たちの置かれた現実を描いた。技能実習生として日本へやってきたものの、不当な扱いを受けた職場を逃げ出した3人のベトナム人女性たち。違法な存在となった彼女たちはブローカーを頼りに新たな職を求め、雪の降る北の港町にたどり着くが……。藤元監督がインターネットを通じて知り合った外国人技能実習生の女性が、過酷な労働の日々の末に行方知れずになったことから、彼女と同様の境遇にある女性たちを取材し、オリジナルの脚本を書き上げた。
ネット上の声
- 日本で暮らす外国人の生きづらさを伝える藤元明緒監督の第2作。バトンをつなげるのは観客一人一人
- 寄る辺のない国で身を寄せ合う女性たちの小宇宙
- 進むのか、留まるのか。映画が問いかけること。
- 日本の新しい現実を見つめる作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本,ベトナム
- 時間88分
- 監督藤元明緒
- 主演ホアン・フォン
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「海辺の彼女たち」の藤元明緒監督が、インドとミャンマーの国境地帯で日本兵の遺骨発掘作業に携わる少数民族ゾミ族を描いた短編作品。第2次世界大戦でビルマ戦線の舞台のひとつとなったミャンマー北西部チン州。1944年3月、日本軍はこの地で「インパール作戦」を決行し約9万人の兵士を投入したが、その多くが命を落とし、死体が積み重なる退却路は「白骨街道」と呼ばれた。2013年、チン州への外国人立入制限解除に伴い、日本側と連携した戦没者の遺骨収集事業が開始。現地に住むゾミ族が中心となり、遺骨と遺品の発掘作業が続けられている。2019年にチン州を訪れた藤元監督は、第2次世界大戦の体験者への取材を通し、彼らの視点から見た戦争体験を知る。ゾミ族に同行する中で彼らに出演を依頼し、取材で得た“記憶”や“声”を込めたフィクションとして本作を完成させた。
ネット上の声
- 原一男監督の『水俣曼荼羅』のレビューに「埋め立て」というのは現代的テーマだ、と書
- どういう表情かということについては,どんな表情でもないという他ありません.そうい
- 歴史を抱えた私達はどうやって生きていったらよいのだろう
- 怖い映画かと思ったら、本当にこの事実に…ただただ驚く
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国日本,ミャンマー
- 時間16分
- 監督藤元明緒
- 主演---