- 製作
- 2020年 日本
- 時間
- 110分
- 監督
- 松村克弥
- 出演
- 高島礼子黒谷友香田辺誠一
- 種類
- ヒューマンドラマ
【被爆したマリア像が見つめる長崎の記憶。原爆の悲劇を生き抜いた人々の祈りと葛藤を描く、魂の叙事詩。】
第二次世界大戦末期の長崎。浦上天主堂で被爆しながらも奇跡的に頭部だけが残った「被爆のマリア像」。このマリア像を心の拠り所にする人々がいた。原爆で家族を失い、自らも被爆した医師の永井隆。彼の側で献身的に支える人々。そして、戦後の混乱と復興の中、信仰と科学、生と死の狭間で葛藤する人々の姿。被爆マリア像の視点を通して、長崎の街が経験した絶望と希望、そして未来への祈りを静かに紡ぎ出す。歴史の記憶を未来へ繋ぐ、重厚な人間ドラマ。