全4作品。萱野孝幸監督が制作した映画ランキング

苦しくも楽しい日々を送る、片思い中の女子高生。多忙な日々に神経をすり減らす、役者志望の青年。あどけない初恋を謳歌する、小学生カップル。孤独と罪悪感から目を背ける、ひきこもりのニート。あてのない旅を続け自由を享受する、5人の若い男女。一見無関係な人々の運命が交差する不思議な7日間。

ゴミ屋敷に眠る、モノと人の物語。新人断捨離アドバイザーが向き合う、人生の再出発。

ピアノ調律師の白高秋人は、ある出来事をきっかけに「断捨離」の仕事に就く。彼が訪れるのは、様々な事情を抱えた依頼者たちの「ゴミ屋敷」。モノに埋もれた部屋には、それぞれの家族の歴史や秘密、そして捨てられない想いが詰まっていた。依頼者たちの人生に触れるうち、秋人自身も自分の過去と向き合い始める。モノを捨てることは、何を得ることなのか。

ネットに仕掛けられた巧妙な罠。顔の見えない敵「電気海月」を追う若きハッカーたちの、予測不能なサイバーサスペンス。

現代日本のデジタル社会。凄腕ハッカーの相田は、仲間たちと気ままな日々を送っていた。しかし、ネット上で拡散された一つのデマが、ある人物を死に追い込む事件が発生。その情報操作の裏に「電気海月」と名乗る謎の存在を知った彼らは、罪悪感からその正体を暴くことを決意。だが、敵は想像以上に狡猾で強力な相手だった。警察や巨大な権力にも追われながら、彼らはデジタルの海深くへと潜っていく。真実の先に待ち受ける、衝撃の結末。正義と悪が交錯するサイバー空間での攻防戦。

佐賀の美しい風景を背景に、夢と葛藤を抱える漫画家志望の青年の旅を予測不能な展開で描いたロードムービー。「電気海月のインシデント」など福岡を中心に映像制作を行なう萱野孝幸が監督・脚本・編集を手がけ、SKIPシティDシネマ映画祭2021で観客賞と優秀作品賞を受賞した。 漫画家を目指す春利は大学卒業後も夢を諦めることができず、恋人のヒモ同然の暮らしを送っていた。後ろめたさから逃げ出すかのように学生時代の仲間たちと1泊2日の小旅行へ出かけた彼は、応募していた漫画賞に落選したことを旅先で知り、自暴自棄に陥ってしまう。そこへ、かつて春利が想いを寄せていた小夜が遅れて合流。かすかな高揚感と淡い下心を抱く春利だったが、事態は思わぬ方向へと転がっていく。 九州を拠点に活動する俳優・髙橋佳成が主演を務め、物語の鍵を握る女性・小夜を「クローゼット」の中村祐美子が演じる。