全3作品。ウェン・ムーイエ監督が制作した映画ランキング

金儲けのためのはずが、いつしか命を救う「神」に。中国で実際に起きた事件を基にした、笑いと涙の社会派ドラマ。

2002年、中国・上海。男性用精力剤の店主、程勇（チョン・ヨン）は、店の家賃も払えない貧乏暮らし。ある日、白血病患者から、高額な治療薬の代わりに安価なインドの薬を密輸してほしいと頼まれる。金儲けのため危険な仕事に手を染めた彼だったが、薬を求める患者たちの切実な姿に、次第に使命感を抱き始める。法を犯す危険と、人々の命を救うという正義の狭間で揺れる男の運命。

日本の岩井俊二、香港のスタンリー・クワン、台湾のウェイ・ダーションというアジアの映画界を代表する監督たちの監修の下、中国人若手監督5人が手がけた5つの物語で構成されるオムニバスラブストーリー。5つのストーリーはそれぞれ、チェコ・プラハ（第1話）、中国・上海（第2話）、フランス・パリ（第3話）、日本・小樽（第4話）、イタリア・フィレンツェ（第5話）とアジアやヨーロッパの各都市を舞台に描かれる。出演は「見えない目撃者」のヤン・ミー、「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」のホアン・シュアン＆チャン・ロンロン、「モンガに散る」「シチリアの恋」のイーサン・ルアンら豪華キャストが集結。主題歌を、ウォン・カーウァイ作品でおなじみの香港の名女優マギー・チャンが、作詞・作曲を含めて担当している。