全4作品。ジャン・チンミン監督が制作した映画ランキング

戦時下の中国、日本人孤児と中国人女性の運命的な出会い。国境と時代を超えた、究極の愛の物語。

第二次世界大戦中の中国大陸。戦争の混乱で両親を失い、孤児となった日本人青年・遠山。生きる希望を失いかけていた彼は、心優しき中国人女性・愛玲に救われる。敵国人同士でありながら、二人の間には親子のような、そして次第に男女の愛情が芽生えていく。しかし、戦争という過酷な現実、そして周囲からの偏見と差別が容赦なく彼らを襲う。生き抜くため、そしてささやかな愛を守るため、二人は幾多の苦難に立ち向かうことを決意。激動の時代は、二人の純粋な愛をどこへ導くのか。その過酷な運命の行方。

日中戦争下の満州を舞台に、一人の日本軍人殺害事件を通して人間の尊厳を問う戦争ドラマ。監督は、監2作目の「恋人」が第15回東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した新鋭ジャン・チンミン。

故郷で天才棋士と呼ばれた中国人留学生の吉流（チン・ハオ）は、囲碁の腕にさらに磨きをかけるために東京へとやって来る。アルバイトも見つからず、囲碁を打つ時間もないまま数か月が過ぎたころ、彼は行商をしている老女の五十嵐（倍賞千恵子）と知り合う。純朴な吉流を気に入った五十嵐は彼にアルバイトを紹介し……。

美しい山々を背景に、耳の聞こえない青年と口のきけない少女の悲恋を描いたラブストーリー。出演は、「山の郵便配達」のリウ・イエと「至福のとき」のドン・ジエ。監督は「戦場に咲く花」のジャン・チンミン。