全2作品。千葉雄大監督が制作した映画ランキング

「あたしはいつでもあんたの味方だからね」筆を走らせるスナックの雇われママの男（沖田修一）が思いを馳せるのは、キャンプを楽しむ女(伊藤沙莉)と男(千葉雄大)。恋人でもなく、友人というには軽すぎ、でも家族にはなれない。近くにいるのに遠く感じる。ひとりでも平気だと思っていたはずなのに込み上げる寂しさ。一生続くはずだった関係は、男の一言によって徐々に歪が生まれていき...2人の先にあるものとはー。

WOWOWが開局30周年を記念して立ち上げた、俳優たちが予算・撮影日数など同条件で25分以内のショートフィルムを制作するプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」の第4弾。千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィンが監督に挑戦した。 俳優よしあきの誕生日に仲間たちが集まるが、その帰り道に仲間のひとりに悲しい知らせが舞い込む「ハルモニア」（千葉雄大監督）、スキャンダルを暴露して女優を自殺に追い込んでしまった過去のある週刊誌カメラマンの鏑木が、あるアイドルに関する発信元不明のタレコミ情報を受け取る「撮影/鏑木真一」（仲里依紗監督）、美大進学を目指していたこともある一葵が、ギャラリーで自分の作品を見つめる女性・三羽と出会い、徐々に親密になっていく「イツキトミワ」（福士蒼汰監督）、田舎ぐらしのおばあさんのいつもの変わらない日常に不協和音が生じる「せん」（森崎ウィン監督）の4作品。 出演は、「ハルモニア」に一ノ瀬颯、工藤遥、ヒコロヒー、近藤辰哉、山崎樹範、「撮影/鏑木真一」に秋山竜次、寛一郎、杉本哲太、「イツキトミワ」に清水尋也、芋生悠、伊澤彩織、木村了、小澤征悦、「せん」に中尾ミエ、鈴木伸之、津田健次郎（声の出演）。