全3作品。黒田アーサーが出演した映画ランキング

20年に一度と言われる超大型台風の接近で、老舗旅館『さざ波館』は大忙しだ。仲居の佐伯小夜は、慣れない客の多さにてんてこ舞いで各部屋を走り回っている。 ある部屋では、勉強合宿と称して宿泊している浪人生４人組が何やら良からぬ相談をしている。予想外の大荒れの天気だが「決行するしかない」と熱弁を振るう４人組のリーダー風間亮。 娘と共に旅館に来た大野真知子は、新しい男の元へ行くため、ここで娘を捨てようとしている。事情を知らない娘は母に言われるまま、かくれんぼだと思い押入れにいる。 ひと息いれようとした小夜にいきなりカンチョー攻撃をする悪ガキ、五郎。すかさず母親が叱りに来る。彼らは、奥の部屋に泊まっている子沢山の大家族で、初めての家族旅行に皆興奮し、旅館内を走り回っている。旅館じゅうでめいいっぱい騒ぐ悪ガキ達を注意する仕事まで増えて、小夜はあたふたばかりする。 そんな慌ただしい日に限って事件が起こる！ヤクザの親分が、家出した実の息子、松尾錠を連れ戻しにやってきたのだ！ 一癖も二癖もある宿泊客の面々が繰り広げるドタバタ劇に、それぞれの過去と現在も交差し合う。 パニック状態の旅館の運命は？ちょっぴりお馬鹿でちょっぴり切ない、新時代の人情喜劇が今幕を開ける！

援助交際を繰り返す孤独な女子高生が、様々な人との出会いを通し、生きることを見つめ直すようになる姿を描いた青春ドラマ。監督は、本作が初監督作品となるYOSHI で、自著の同名ケータイサイト連載小説を基に自身で脚色。撮影を「綱渡り」の田中潤が担当している。主演は、映画初出演の重泉充香。

沖縄の美しい自然を背景に、ひとりの女性の自我が確立するさまを描くロードムービー。原作は直木賞作家・角田光代の同名中篇小説。監督は「ドルフィンスイム」の秋原正俊。出演はグラビア・映画・TVと幅広く活躍中の森下千里。Toshiba Web Streetにて20回に分けてweb配信された後、劇場公開された。