- 製作
- 2018年 日本
- 時間
- 111分
- 監督
- 熊谷博子
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
【ユネスコ「世界の記憶」に登録された炭鉱記録画。絵筆で時代を掘り起こした一人の男のドキュメンタリー。】
舞台は、日本の近代化を支えた福岡県・筑豊炭田。主人公は、かつてそこで働いた炭鉱夫、山本 作兵衛。閉山と共に忘れ去られようとしていた炭鉱での過酷な労働と、人々の暮らしの記憶。それを後世に伝えたい一心で、彼は60歳を過ぎてから独学で絵を描き始める。坑内の暗闇、汗と埃にまみれた仲間たちの顔、家族とのささやかな喜び。自身の記憶だけを頼りに描き続けた絵は600点以上。その絵がやがて日本で初めてユネスコ「世界の記憶」に登録される。一人の無名の炭鉱夫が遺した偉大な文化遺産の誕生秘話に迫るドキュメンタリー。