- 製作
- 2017年 フィリピン
- 時間
- 161分
- 監督
- キドラット・タヒミック
- 出演
- キドラット・タヒミックジョージ・スタインバーグカワヤン・デ・ギア
- 種類
- ドキュメンタリー
【マゼラン来航から500年。フィリピンの鬼才が、植民地化の歴史を独自の視点で問い直す、壮大な映像叙事詩。】
1521年、探検家マゼランがフィリピンに到達。それは、西洋による「発見」の物語の始まりであり、フィリピンにとっては長く続く植民地支配の序章だった。フィリピン映画の父と称されるキドラット・タヒミック監督が、この歴史的事件から500年の節目に、独自の視点で歴史を再構築。マゼランの奴隷兼通訳であったエンリケを主人公に据え、西洋中心の歴史観を覆す。記録映像、手作りの小道具、そして監督自身のパフォーマンスを織り交ぜ、ユーモアと鋭い批評精神で、奪われた文化とアイデンティティの回復を試みる。これは、抵抗と再生の500年を巡る魂の航海。