- 製作
- 2010年 シンガポール
- 時間
- 96分
- 監督
- エリック・クー
- 出演
- 別所哲也辰巳ヨシヒロ
- 種類
- アニメドキュメンタリー
昭和30年代、当時はまだ子ども向けでしかなかった漫画を、大人向けの読み物として昇華させ、「劇画」を生み出した伝説的漫画家・辰巳ヨシヒロの半生を映画化した長編アニメーション。辰巳の半自伝的作品「劇画漂流」をもとに、シンガポールのエリック・クー監督が、映像面においても辰巳の作風である劇画調を再現した。終戦直後の日本。漫画を描くことが大好きな少年・辰巳ヨシヒロは、憧れの漫画家・手塚治虫と会い、言葉を交わす機会に恵まれる。それをきっかけに漫画家になることを志し、その情熱がすぐに出版社にも認められた辰巳は、漫画家として順調なスタートを切る。しかし、当時の漫画は子ども向けの笑いや可愛らしいものが中心で、そんな漫画の在り方に疑問を抱いていた辰巳は、1957年(昭和32年)、22歳の時に大人向けの内容と表現を用いた漫画を描き、「劇画」と名付ける。