昭和30年代、当時はまだ子ども向けでしかなかった漫画を、大人向けの読み物として昇華させ、「劇画」を生み出した伝説的漫画家・辰巳ヨシヒロの半生を映画化した長編アニメーション。辰巳の半自伝的作品「劇画漂流」をもとに、シンガポールのエリック・クー監督が、映像面においても辰巳の作風である劇画調を再現した。終戦直後の日本。漫画を描くことが大好きな少年・辰巳ヨシヒロは、憧れの漫画家・手塚治虫と会い、言葉を交わす機会に恵まれる。それをきっかけに漫画家になることを志し、その情熱がすぐに出版社にも認められた辰巳は、漫画家として順調なスタートを切る。しかし、当時の漫画は子ども向けの笑いや可愛らしいものが中心で、そんな漫画の在り方に疑問を抱いていた辰巳は、1957年(昭和32年)、22歳の時に大人向けの内容と表現を用いた漫画を描き、「劇画」と名付ける。
ネット上の声
- 劇画という大人向けマンガのジャンルを生み出した辰巳ヨシヒロさんの生涯を、実際に作
- これはアニメではない「●●●」である。
- 日本のアニメーション業界の怠慢
- 何とも言えない気持ちになる
アニメ、 ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国シンガポール
- 時間96分
- 監督エリック・クー
- 主演別所哲也