- 製作
- 2017年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 井上春生
- 出演
- 吉増剛造
- 種類
- ドキュメンタリー
現代日本を代表する詩人の吉増剛造が豊かな地下水をたたえる京都を訪れ、「水」との対話や移ろう四季を通して生命の意味を問いただし、やがて一編の詩を生み出していく姿を描いたドキュメンタリー。2011年の東日本大震災による津波の被害を目にした吉増は、全てを剥ぎ取っていく水の衝撃に言葉を失い、水の持つ新たな意味を求めて豊富な地下水のある京都を訪れる。深い山に囲まれた盆地の京都は豊かな地下水で知られ、そんな京都で吉増は、川端康成が「古都」を執筆した流響院をはじめ、醍醐寺、妙心寺、大徳寺、貴船神社など京都の「水」をたどりながら旅をする。映画は、吉増の80歳を目前にしても処女性を失わない感性や、貴重な創作風景を映し出していく。