- 製作
- 2016年 オーストリア
- 時間
- 90分
- 監督
- ウルリヒ・ザイドル
- 出演
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- 種類
- ドキュメンタリー
【アフリカの広大なサバンナで、ヨーロッパの富裕層が野生動物を狩る。これは娯楽か、それとも人間の本能か。衝撃のハンティング・ドキュメンタリー。】
舞台はナミビアの野生動物保護区。ドイツとオーストリアから来た観光客たちが、巨額の金を払い、シマウマやキリンに銃口を向ける。彼らにとって狩りは休暇の娯楽。しかし、その表情に浮かぶのは純粋な喜びだけではない。獲物を追う緊張感、仕留めた瞬間の高揚、そして死骸との記念撮影。監督ウルリヒ・ザイドルは、善悪の判断を挟まず、ただその光景を映し出す。ハンターたちの語る狩猟哲学と、動物たちの死。その対比から浮かび上がる、現代社会における生と死、そして人間の欲望の本質。観る者の倫理観を激しく揺さぶる問題作。