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全7作品。ウルリヒ・ザイドル監督が制作した映画ランキング

  1. インポート、エクスポート
    • C
    • 3.32
    より良い生活を求め、ウクライナからオーストリアへ渡った看護師のオルガ。彼女を待っていたのは、西側社会の冷たさと、老人介護施設での過酷な労働。一方、ウィーンで失業した警備員のパウリは、義父と共に一攫千金を夢見て東欧へ。しかし、そこは希望とは程遠い荒涼とした世界。交わることのない二人の人生を並行して描きながら、現代ヨーロッパが抱える経済格差と人間の尊厳という普遍的なテーマを浮き彫りにする。ドキュメンタリーのようなリアリズムで人間の赤裸々な姿を映し出す、強烈な社会派ドラマ。

    ネット上の声

    • どんなに貧しくてて辛くても。
    • シビアな生と〝性”の実相、その一つの側面
    • そこに入る理由が有れば出る理由も有る、同時に行きたくても行けず帰りたくても帰れな
    • オーストリアの鬼才、ウルリッヒ・ザイドル監督による長編映画で、東ヨーロッパと西ヨ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国オーストリア
    • 時間135分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演エカテリーナ・ラク
  2. パラダイス:愛
    • C
    • 3.31

    灼熱のケニアを舞台に、愛を求める熟年女性が踏み込んだ禁断の楽園。その先に待つのは真実の愛か、それとも残酷な現実か。

    50歳のオーストリア人女性テレサ。満たされない日常から逃れ、真実の愛を求めて向かった先はケニアのビーチリゾート。現地の若く美しい青年たち「ビーチボーイズ」との甘いひとときは、彼女に忘れかけていた女性としての喜びを思い出させる。しかし、その関係が金銭で成り立っているという現実に直面した時、彼女が追い求めた「パラダイス」は歪み始める。これは、孤独な女性が愛と性の楽園で見た、欲望と搾取が渦巻く世界の物語。

    ネット上の声

    • 3部作で最もキョーレツ&関西のあのCM…
    • 取り敢えず3部観てみるか
    • なんだか変な映画ということはレビューでなんとなく伝わりましたが、こりやホントに変
    • 消費の手段は異なれど、自分が旅行でいわゆる途上国を訪れるときに感じるそこはかとな
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2012年
    • 製作国オーストリア,ドイツ,フランス
    • 時間120分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演マルガレーテ・ティーゼル
  3. ドッグ・デイズ
    • C
    • 3.29

    灼熱のウィーン郊外、行き場を失った人々の孤独と欲望が剥き出しになる数日間。

    舞台は記録的な猛暑に見舞われたオーストリア、ウィーン郊外の住宅地。うだるような暑さの中、人々の隠された欲望と狂気がゆっくりと表面化していく。夫に相手にされない主婦、ヒッチハイカーを弄ぶ孤独な教師、警備員の男とその恋人。それぞれが抱える満たされない思いと苛立ちが、夏の熱気と共鳴し、危険な領域へと踏み込んでいく。日常に潜む暴力と性の歪み。オーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドルが、人間の赤裸々な姿を容赦なく映し出す衝撃作。観る者の日常を揺さぶる強烈な体験。

    ネット上の声

    • 見て良かった。
    • 見る価値なし
    • ドキュメンタリーチックでバラバラな人物と時系列で進行する群像劇であり、各々が何か
    • トリアーのイディオッツぽさ満載だったけど、劇映画的に面白くてこっちの方が好みだっ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2001年
    • 製作国オーストリア
    • 時間121分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演マリア・ホーフスタッター
  4. パラダイス:神
    • C
    • 3.16

    狂信的なカトリック信者の女性。その歪んだ愛と信仰が、予期せぬ来訪者によって崩壊する衝撃作。

    オーストリア、ウィーンに暮らすレントゲン技師のアンナ・マリア。彼女は休暇の全てを、聖母マリア像を手に家々を回る布教活動に捧げていた。自らに鞭打ち、祈りを捧げる禁欲的な日々。そんな彼女の聖域に、長年別居していたイスラム教徒で車椅子の夫が突然帰還。神への絶対的な愛を求める彼女と、肉体的な愛を求める夫。一つの屋根の下で始まった、信仰と欲望が激しく衝突する「聖戦」。楽園を求める魂が行き着く、あまりにも痛々しい現実の告発。

    ネット上の声

    • 3部作で最も笑える
    • 信仰という暴力
    • そんなわけないのにめちゃくちゃ見たことある髪型だと思ったら、パラダイス愛と繋がっ
    • ほぼ自然光と簡単な室内灯がメインなはずなんだけど、かなり巧妙に画面は作られてる
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2012年
    • 製作国オーストリア
    • 時間113分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演マリア・ホーフスタッター
  5. サファリ
    • D
    • 3.13

    アフリカの広大なサバンナで、ヨーロッパの富裕層が野生動物を狩る。これは娯楽か、それとも人間の本能か。衝撃のハンティング・ドキュメンタリー。

    舞台はナミビアの野生動物保護区。ドイツとオーストリアから来た観光客たちが、巨額の金を払い、シマウマやキリンに銃口を向ける。彼らにとって狩りは休暇の娯楽。しかし、その表情に浮かぶのは純粋な喜びだけではない。獲物を追う緊張感、仕留めた瞬間の高揚、そして死骸との記念撮影。監督ウルリヒ・ザイドルは、善悪の判断を挟まず、ただその光景を映し出す。ハンターたちの語る狩猟哲学と、動物たちの死。その対比から浮かび上がる、現代社会における生と死、そして人間の欲望の本質。観る者の倫理観を激しく揺さぶる問題作。

    ネット上の声

    • イメージフォーラム、初めて行きました。
    • ハンティング
    • 数年前、ジビエ料理人が山に自ら罠を仕掛けて生捕りし、動物に最大限の敬意と配慮をし
    • 嫌悪感のブーメランにやられた
    ドキュメンタリー
    • 製作年2016年
    • 製作国オーストリア
    • 時間90分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演---
  6. パラダイス:希望
    • D
    • 2.93

    13歳の少女がダイエット合宿で知った、初恋という名の禁断の果実と、大人になることのほろ苦さ。

    舞台はオーストリアの田舎町にある、ティーンエイジャー向けのダイエット合宿施設。主人公は13歳のぽっちゃり体型の少女メラニー。夏休み、母親によって厳格なダイエット合宿に入れられたことが、彼女のひと夏の物語の始まり。厳しいトレーニングと食事制限の日々の中、メラニーは合宿所の医師に初めての恋心を抱く。その相手は40歳も年上の男性。仲間との交流の中で、彼女の淡い恋心は次第にエスカレートしていく。報われることのない想いに直面した時、彼女が見つけるものとは。少女の心の機微を鮮烈に描く物語。

    ネット上の声

    • 生理的にドン引きさせてくれた
    • いっこうにやせる気配なし!
    • ナゾがナゾを呼ぶストーリー
    • 3部作で最もナゾが多い
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2012年
    • 製作国オーストリア
    • 時間91分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演メラニー・レンツ
  7. 予測された喪失
    • E
    オーストリアとチェコスロヴァキアの国境の村に取材した、冷戦の終結の余波から生まれたドキュメンタリー映画。監督はウルリッヒ・ザイドル、撮影はペーテル・ツァイトリンガー。鉄のカーテンで封鎖されていた国境が開かれたとき、常に問題になるのは西側と東側の大きな経済格差だ。この映画の中心となる話題は西側に住む男やもめの老人セップが旧東側で後妻を探すことであり、そこにも経済格差というテーマが見え隠れしている。彼は独り暮らしに飽きて家事をしてくれる女性を探しており、それには東側の女性のほうが安上がりだと考えているのだ。出演者はすべて実際に現地に住む人々で、セップとポーラの結婚話も当時実際に進行していたものであり、映画製作者の側でも2人がどうなるのか最後まで分からなかったという。だが同時に、彼らが自分たちの話をカメラの前で演じていることも明らかだろう。映画はこの2人の話を口実に、国境を挟んだ2つの村の人々の生活をドキュメントしてゆくが、村人たちを追いながら屋外と室内を自由に往来するカメラワークにも、人物をその生活環境のなかで捕らえようというドキュメンタリー的な意図と同時に、その流麗な動きと映画全体を貫くスタイル的統一感には演出の手が感じられる。この全体をヨーロッパの冬特有の重々しい灰色の曇り空と、とぼけたユーモアの感覚が覆っている。これはドキュメンタリーと劇映画の境界線上にあって、人間性についての寓話を語ろうという野心を持った作品だといえるだろう。1993年山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞。1992年の冬オーストリアのチェコ国境付近に暮らす男やもめの老人セップは、そろそろ再婚したいと思いはじめていた。字幕が挿入され、その理由は「前妻が作って冷蔵庫に保存されていた食料のストックが底を尽きかけていたから」と説明される。セップは以前から国境の近くを通るたびに気になっていた、チェコ側の国境のすぐそばに住む未亡人ポーラと結婚したいと思いはじめた。ポーラのほうもずっとひとりで暮らしてきたが、裕福な西側のセップと暮らすことにそんな悪い気はしない。2人は友人につきそわれて見合いをし、次第に親しくなっていく。ポーラは西側のセップの家にいき、以外と身ぎれいだと好感を抱く。ポーラの友人のチェコ人の主婦たちは、とにかくセックスしてみないといいか悪いかわからないと彼女をけしかける。2人はオーストリアの街にデートに行き、ホテルのバーで若者たちに混じってダンスをし、遊園地の鏡の間で無邪気に楽しみ、街のセックス・ショップでポルノ・ビデオのパッケージや性的玩具を見物する。この物語に合わせ、国境を挟んださまざまな人々の生活の模様が紹介される。電化された西側の家庭の家事。東側では昔ながらのやりかたで豚を解体し、斧で鶏をしめている。東側の独身の初老の男は集合住宅の古びた屋根裏で暮らしており、このみじめな家もすべて共産主義が悪いと悪態をつく。彼はまたカメラを向けられると、ラジオの音楽にあわせてストリップを始める。西側のリゾート・ホテルのパーティでは女がストリップを披露している。東側の主婦たちは会うたびにセックスと料理の話で盛り上がる。ポーラは結局セップの求婚を受け入れなかった。

    ネット上の声

    • 遊びと計算
    ドキュメンタリー
    • 製作年1992年
    • 製作国オーストリア
    • 時間118分
    • 監督ウルリヒ・ザイドル
    • 主演ポーラ・ハッターロフ

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