- 製作
- 2004年 日本
- 時間
- 98分
- 監督
- 藤井謙二郎
- 出演
- 舟越桂
- 種類
- ドキュメンタリー
【静謐な眼差しで人間存在を問う彫刻家・舟越桂。楠の木に命を吹き込む、その創作の秘密と哲学に迫るドキュメンタリー。】
舞台は彫刻家・舟越桂のアトリエ。半身像の木彫で世界的に知られる現代美術家、舟越桂。カメラは、一本の楠の原木が、ノミの一彫り一彫りによって、静かな存在感を放つ人間像へと姿を変えていく過程を丹念に追う。舟越は、作品に込める思想、人間という存在への深い洞察、そして創作における葛藤を自らの言葉で語る。なぜ彼の彫刻は、遠くを見つめるような独特の眼差しを持つのか。なぜ大理石の玉眼が埋め込まれるのか。制作過程への密着とインタビューを通して、一人の芸術家の魂の軌跡が浮かび上がる。