- 製作
- 2005年 日本
- 時間
- 98分
- 監督
- 加藤治代
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
【ガンを宣告された父との最後の日々。歴史書『チーズとうじ虫』を傍らに、父と娘が紡ぐ生と死のドキュメンタリー。】
監督である加藤治代の父、加藤清。ある日、末期ガンを宣告された父との「最後の日々」を記録する決意。カメラは、病状が進行する父の日常と、それを見つめる家族の姿を静かに映し出す。父が愛読するのは、16世紀の異端審問の記録『チーズとうじ虫』。独自の宇宙観を持った男の物語。父の言葉、家族との会話、そして過ぎゆく時間。そこには特別なドラマはない。しかし、ありふれた日常の中にこそ存在する、生の実感と死の受容。観る者の心に深く問いかける、家族の肖像。