- 製作
- 2026年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- ---
- 出演
- 松本幸四郎尾上松也中村時蔵
- 種類
- シネマ歌舞
2024年11、12月に新橋演舞場、25年2月に博多座で上演された「歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』」を、歌舞伎の舞台を映画館で楽しむ「シネマ歌舞伎」としてスクリーン上映。シェイクスピアの「リチャード三世」をベースに、嘘と欲望に翻弄される男を描いた「劇団☆新感線」の舞台「朧の森に棲む鬼」を、歌舞伎版として再構築。市川染五郎時代に新感線版で主演を務めた松本幸四郎と、新感線作品「メタルマクベス」で主演を務めた尾上松也がそれぞれ主人公・ライを演じるダブルキャストで上演され、シネマ歌舞伎でも両バージョンを公開。
欲望の赴くまま、舌先三寸で女や金を騙し取るライは、足を踏み入れると魔物になるといわれるオボロの森で魔物と禁断の契りを交わす。それはライ自身の生き血と引き換えに、この国の王座を与えるというものだった。さまざまな犠牲を出しながら、ライは王の座へと着実に歩みを進めるが、それはライ自身の破滅も意味していた。
「幸四郎版」となる本作は、主人公ライ役を松本幸四郎が演じたもの。坂東彌十郎、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近、市川染五郎、尾上松也らが脇を固める。新感線版と同様に中島かずきが脚本を担当し、いのうえひでのりが演出を手がけた。