- 製作
- 2023年 日本
- 時間
- 90分
- 監督
- 松岡孝典
- 出演
- 津田寛治星ようこ峰秀一
- 種類
- ヒューマンドラマ
名バイプレイヤーとして数々の映画やドラマに出演している津田寛治が主演を務め、「在宅介護」をテーマに、生きることと死ぬことに向き合う人々の姿を描いたヒューマンドラマ。
江戸っ子気質の父・恒三が寝たきりになってしまい、家族ぐるみで自宅介護をしている良昭。しかし、ある日突然、恒三が食べることを拒否してしまう。恒三は断食によって即身仏になろうという考えだった。食べることを拒否した父を見て、小さい頃に父に連れて行ってもらった寿司屋や焼き鳥屋、そば屋でのことを思い出す良昭。医師に点滴を打ってもらうことでその場はなんとか乗り切った良昭たち。それから3年が過ぎ、いまでは息子の隆良も介護に慣れ、オムツ交換もしている。そんな息子の姿を見て良昭は、恒三とキャッチボールしたことを思い出す。過去の恒三との思い出と現実の日常が交錯していき、ついに最期の時が訪れる。
主人公・良昭を津田が演じ、良昭を支える妻まさこ役に星ようこ、良昭の父・恒三役に峰秀一、母・晴子役に藤夏子とベテラン俳優が共演。良昭の息子・隆良役は舞台、ドラマ、CMなどで幅広く活躍する若手の吉川康太。また、若かりし日の父・恒三を、80年代に子役としてテレビドラマ「オレゴンから愛」シリーズで主役を務めた石和摂が演じ、久々の俳優復帰を果たした。