- 製作
- 1989年 台湾
- 時間
- 148分
- 監督
- ワン・トン
- 出演
- ニウ・チェンザーチャン・シーゾン・チンユー
- 種類
- ヒューマンドラマ
「村と爆弾」「無言の丘」で知られる台湾ニューシネマの名匠ワン・トン監督が、大陸から台湾へと渡った男の数奇な人生を通して戦後台湾史を描いたドラマ。1949年。寒く荒涼とした中国華北で暮らす青年メンシュアンは、幼なじみのダーションを頼って国共内戦中の国民党軍に潜り込み、バナナがたわわに実る南国台湾にやって来る。しかし2人はそこでスパイ容疑をかけられ、メンシュアンは命からがら部隊を逃げ出す。その途中、ある男の臨終に出くわしたメンシュアンは、その妻ユエシャンから彼女の夫になりすまして仕事に就くことを持ちかけられ……。後に「モンガに散る」など監督としても活躍するニウ・チェンザーが、身分を偽って他人の人生を必死に生きる主人公メンシュアンを好演。日本では、特集上映「台湾巨匠傑作選 2020」(2020年9月19日~、新宿K’s cinemaほか)にて劇場初公開。