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1980年代台湾、退屈な島を飛び出した若者たち。大都会の喧騒の中で見つめる、ほろ苦い青春の終わり。
1980年代、台湾の離島・風櫃(フンクイ)。喧嘩と悪戯に明け暮れる、血気盛んな少年アチンとその仲間たち。島での退屈な日々に嫌気がさし、大都会・高雄へと飛び出す決意。憧れの都会での刺激的な生活、のはずが、彼らを待っていたのは工場での過酷な労働と厳しい現実。初めて知る社会の理不尽さ、淡い恋の芽生えとすれ違い。故郷を懐かしみながらも、もう戻れない日々。少年から大人へと移ろうとする彼らが目の当たりにする、青春の通過儀礼。
ネット上の声
- 故郷の島の描写がとにかく美しい。都会に出てからの現実とのギャップが、甘酸っぱくてほろ苦い青春そのものって感じで、すごく心に残った。
- 少年たちの有り余るエネルギーがすごい。喧嘩したり、ふざけたり、見てて懐かしい気持ちになった。
- めっちゃいいじゃないか…!
- 雰囲気は良いんだけど、誰が誰だか…笑。感情移入はしにくかったかな。
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国台湾
- 時間101分
- 監督ホウ・シャオシェン
- 主演ニュー・チャンザイ
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「村と爆弾」「無言の丘」で知られる台湾ニューシネマの名匠ワン・トン監督が、大陸から台湾へと渡った男の数奇な人生を通して戦後台湾史を描いたドラマ。1949年。寒く荒涼とした中国華北で暮らす青年メンシュアンは、幼なじみのダーションを頼って国共内戦中の国民党軍に潜り込み、バナナがたわわに実る南国台湾にやって来る。しかし2人はそこでスパイ容疑をかけられ、メンシュアンは命からがら部隊を逃げ出す。その途中、ある男の臨終に出くわしたメンシュアンは、その妻ユエシャンから彼女の夫になりすまして仕事に就くことを持ちかけられ……。後に「モンガに散る」など監督としても活躍するニウ・チェンザーが、身分を偽って他人の人生を必死に生きる主人公メンシュアンを好演。日本では、特集上映「台湾巨匠傑作選 2020」(2020年9月19日~、新宿K’s cinemaほか)にて劇場初公開。
ネット上の声
- 国共内戦の中、台湾に逃がれた二人の青年が、共産党スパイの冤罪を受け、名前を偽りな
- 戦後台湾を生き抜いた外省人の壮絶な運命──昨年の台湾巨匠傑作選のプログラムに入っ
- 一人の人間の抱えるものが大き過ぎて、普通の会社風景でこんなに泣けたのは初めてだな
- 沢山どの国でもこの頃はあったのだろう、ちぐはぐを縫い合わせるようにして生きてきた
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国台湾
- 時間148分
- 監督ワン・トン
- 主演ニウ・チェンザー
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人生崖っぷちの映画監督が再起をかけ、愛と映画作りに七転八倒する姿を描くヒューマンコメディ。
現代の台湾。かつて成功を収めた映画監督ニウは、スランプに陥り、新作のアイデアが全く浮かばない日々。私生活では妻との関係も冷え切り、多額の借金を抱え、まさに人生のどん底。起死回生を狙い、新作映画の撮影に乗り出すも、現場ではトラブルが続出。俳優との衝突、資金難、そして自身の浮気問題。全てが空回りし、崩壊寸前の状況。果たして彼は映画を完成させ、失った信頼と愛を取り戻せるのか。一人の男の再起をかけた奮闘劇。
ネット上の声
- ニウ・チェンザ―監督・主演
- 幸せ探し。
- 幸せ探し。
ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国台湾
- 時間96分
- 監督ニウ・チェンザー
- 主演ニウ・チェンザー