- 製作
- 2021年 日本
- 時間
- 75分
- 監督
- 矢野瑛彦
- 出演
- 上杉一馬瓜生和成井上みなみ
- 種類
- ヒューマンドラマ
第16回大阪アジアン映画祭インディーズ・フォーラム部門に選出されたほか国内外の映画祭で上映された、矢野瑛彦監督による人間ドラマ。母親が余命宣告を受けたことを受け入れることができない思春期の青年を主人公に、家族の崩壊と再生を描いた。余命宣告を受けた母の小百合が入院することになった日、父の正晃と姉の樹莉は努めて明るく振る舞おうとしているが、雄晃はその現実を受け入れられずにいた。やり場のない感情を抱える雄晃は、病室から逃げるように飛び出し、自傷行為として髪を染め、自分の殻に閉じ籠ってしまう。自分のことだけしか考えられなくなってしまった家族がバラバラになっていく中、小百合だけが家族のことを思い続けていた。そんな彼女の家族への愛情が、やがて小さな変化をもたらしていく。