- 製作
- 1993年 ベルギー,フランス
- 時間
- 115分
- 監督
- シャンタル・アケルマン
- 出演
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- 種類
- ドキュメンタリー
【ベルリンの壁崩壊後の東ヨーロッパ。歴史の転換点を生きる人々の静かな日常を映し出す、詩的なドキュメンタリー。】
1991年、夏から冬へ。激動の時代を迎えた東ドイツ、ポーランド、そしてロシア。カメラは特定の物語を語らず、ただひたすらにその地を旅する。駅で列車を待つ人々、雪道を歩く群衆、アパートの窓から見える風景。そこに映るのは、社会主義体制の終焉という大きな歴史のうねりの中で、黙々と日々を生きる名もなき人々の姿。セリフやナレーションを排し、映像と音だけで綴られる圧倒的な映像詩。観る者は、歴史の証人として、忘れられた風景と人々の記憶を巡る旅へ。