- 製作
- 2022年 日本
- 時間
- 121分
- 監督
- 當間早志
- 出演
- 奈須重樹
- 種類
- ドキュメンタリー
沖縄発のバンド「やちむん刺激茄子」のリーダー・奈須重樹を追ったドキュメンタリー。
1964年宮崎県で生まれ、大学進学を機に82年より沖縄に暮らす奈須重樹は、大学卒業後に写真家として活動しながら91年「やちむん」を結成して音楽活動をスタートさせる。「やちむん」はトリオ、デュオ、そして現在は奈須のソロユニットとして変遷し、2013年からは「やちむん刺激茄子」名義でバンドとしても活動している。これまでに12枚のアルバムをリリースし、94年に発表した楽曲「がんばれ いぼやーるー」が沖縄県内にて小ヒットを記録したが、ヒット作と呼べるのはその一曲のみ。奈須は那覇で流しを中心に日銭を稼ぎながら、精力的に活動を続けている。
そんないまいち“売れない男”の奈須が2016年、バンド結成25周年を記念して沖縄最古の映画館「首里劇場」を舞台にライブを敢行。天衣無縫なパフォーマンスで聴衆を魅了し、一夜限りの脚光を浴びた。18人編成のビッグバンドで挑んだ同ライブの迫力の映像を中心に、奈須のインタビューを通して彼がつむぐ楽曲の魅力を伝える。監督は「パイナップル・ツアーズ」などを手がけた當間早志。