沖縄発のバンド「やちむん刺激茄子」のリーダー・奈須重樹を追ったドキュメンタリー。
1964年宮崎県で生まれ、大学進学を機に82年より沖縄に暮らす奈須重樹は、大学卒業後に写真家として活動しながら91年「やちむん」を結成して音楽活動をスタートさせる。「やちむん」はトリオ、デュオ、そして現在は奈須のソロユニットとして変遷し、2013年からは「やちむん刺激茄子」名義でバンドとしても活動している。これまでに12枚のアルバムをリリースし、94年に発表した楽曲「がんばれ いぼやーるー」が沖縄県内にて小ヒットを記録したが、ヒット作と呼べるのはその一曲のみ。奈須は那覇で流しを中心に日銭を稼ぎながら、精力的に活動を続けている。
そんないまいち“売れない男”の奈須が2016年、バンド結成25周年を記念して沖縄最古の映画館「首里劇場」を舞台にライブを敢行。天衣無縫なパフォーマンスで聴衆を魅了し、一夜限りの脚光を浴びた。18人編成のビッグバンドで挑んだ同ライブの迫力の映像を中心に、奈須のインタビューを通して彼がつむぐ楽曲の魅力を伝える。監督は「パイナップル・ツアーズ」などを手がけた當間早志。
ネット上の声
- 初上映は今はなき首里劇場にて
- 売れてなくても幸せそうだ
- ドキュメンタリー映画というよりライブビューイングに贅沢も本人が解説してくれている
- 終了後、奈須さんのライブあり
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督當間早志
- 主演奈須重樹