- 製作
- 2019年 ドイツ
- 時間
- 94分
- 監督
- ハリナ・ディルシュカ
- 出演
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- 種類
- ドキュメンタリー
抽象的絵画の先駆者として近年急速に評価が高まっているスウェーデンの女性画家ヒルマ・アフ・クリントのドキュメンタリー。1862年に生まれたヒルマはスウェーデン王立美術院で学び、伝統的な絵画で成功を収めた。その後、妹の死などをきっかけに神秘主義に傾倒し、同じ思想を持つ4人の女性芸術家と結成した集団「5人」の活動やルドルフ・シュタイナーとの出会いを通し、独創的な画風を磨き上げていく。しかし彼女は自身の作品を世に出さず、死後20年は公表しないよう言い残して1944年にこの世を去った。そして現代。死後70年を経てついに世界に発見されたヒルマの作品は各地で評判を呼び、2019年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催された回顧展では同館史上最高となる約60万人の動員を記録、さらにラッセ・ハルストレム監督が映画「Hilma」で彼女の生涯を描くなど、大きな注目を集めている。キュレーター、美術史家、科学史家、遺族の証言や、ヒルマが残した作品・言葉などを通し、謎に包まれたその生涯と、彼女を拒んできた美術史の裏側に迫る。