- 製作
- 2023年 イギリス
- 時間
- ---分
- 監督
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- 出演
- レイチェル・ウィリス=ソレンセンリッカルド・マッシリュドヴィク・テジエ
- 種類
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英国が誇る名門歌劇場ロイヤル・オペラ・ハウスで上演されたオペラとバレエの舞台を映像収録し、特別映像も交えて映画館のスクリーンで上映する「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23」の1作。「リゴレット」「椿姫」と並びベルディ中期の3大傑作に数えられるオペラ「イル・トロヴァトーレ」を収録(2023年6月13日上演作品を収録)。
15世紀初頭のスペイン。ルーナ伯爵の家臣フェルランドは兵士たちに、かつて起こった恐ろしい事件を語ってきかせる。昔、ルーナ伯爵の弟が生まれた時、赤子に呪いをかけている女を見つけた先代の伯爵が、女を火刑に処したが、女の娘アズチェーナが母親の復讐のため赤子を城から誘拐してしまう。月日は流れ、ルーナ伯爵はアラゴン公爵夫人付きの女官レオノーラを愛していた。しかし、レオノーラは吟遊詩人のマンリーコと相思相愛だった。マンリーコの母親がアズチェーナであり、アズチェーナは城から誘拐してきた赤ん坊を殺そうとした際、誤って自分の子どもを火中に投じてしまっていた。
ウェールズ出身の新進気鋭の演出家アデル・トーマスによって新たに制作された舞台で、グレーに塗られたシンプルな舞台に中世ヨーロッパを感じさせる衣装を組み合わせ、シリアスな内容のオペラに奇妙さや滑稽さを加味した演出も見どころ。