- 製作
- 1939年 日本
- 時間
- 83分
- 監督
- 並木鏡太郎
- 出演
- 山田五十鈴堤真佐子高田稔
- 種類
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【明治の文壇に咲いた夭折の天才女流作家、樋口一葉。貧困と病苦の中、燃やした24年の短い生涯。】
明治時代、東京。父を亡くし、困窮する一家を支えるため、若き樋口夏子(一葉)は小説家を志す。師である半井桃水への淡い恋心を抱きながら、文壇での成功を目指し、ひたすらに筆を執る日々。しかし、生活は苦しく、荒物屋を開くも失敗。吉原遊郭の近くに居を移した彼女は、そこで生きる人々の姿を目の当たりにし、名作「たけくらべ」を生み出す。だが、その栄光も束の間、彼女の身体は病魔に蝕まれていく。文学に全てを捧げた、一人の女性の壮絶な生き様。