- 製作
- 2022年 日本
- 時間
- 60分
- 監督
- 坂田雅子
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
「花はどこへいった」「沈黙の春を生きて」などベトナムの枯葉剤被害を題材にした作品を約20年にわたって撮り続けてきた坂田雅子監督によるドキュメンタリー。
ベトナム帰還兵で写真家だった夫のグレッグ・デイビスが2003年に突然の死を遂げた原因が、ベトナム戦争時の枯葉剤ではないかと聞かされ、夫の身に起きたことを知るためにベトナムで取材を始めた坂田監督。そこで目撃したのは、戦後30年を過ぎてなお枯葉剤の影響で重い障害を持って生まれてくる子どもたちと、彼らを育てケアする家族の姿だった。その後ベトナムは目覚ましい経済発展を遂げたが、被害者とその家族は取り残されたままでいる。そんな彼らの姿や、支援活動を続ける医師、アメリカ政府と枯葉剤を製造した企業に対し裁判を起こした元ジャーナリストらにカメラを向け、戦争の傷痕に向き合い続ける人々の姿を映し出す。