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全31作品。アレクサンドル・ソクーロフ監督が制作した映画ランキング

  1. マザー、サン
    • A
    • 4.31
    母と息子、ただ二人の登場人物とシンプルな物語を通して、絵画的な構図の中に普遍的な「愛」を描いた一編。19世紀ドイツロマン主義を代表する画家、カスパー・ダヴィッド・フリードリヒの「海辺の修道士」をモチーフに、「精神の声」のアレクサンドル・ソクーロフが、精密な構図のうちに繊細なハーフトーンの映像を実現。脚本のユーリイ・アラボフ、編集のレーダ・セミョーノワはともに処女作「孤独な声」以来ソクーロフ作品には欠かせないスタッフである。撮影は「精神の声」にも参加したアレクセイ・ヒョードロフが、ビデオ作品「オリエンタル・エレジー」に続いて担当。出演は、母にガドラン・ゲイヤー、息子に「日陽はしづかに発酵し…」のアレクセイ・アナニシノフ。モスクワ国際映画祭でタルコフスキー賞、審査員特別賞、撮影賞、ロシア批評家賞を受賞したほか、ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にも正式出品され大きな反響を呼んだ。

    ネット上の声

    • 雨が降るまで
    • 最期の1日…
    • ソクーロフが描く死にゆく母と息子の愛のひととき
    • ソクーロフによる『惑星ソラリス』であると解釈したくなる程に霊的かつSF的な趣をあ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1997年
    • 製作国ドイツ,ロシア
    • 時間73分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ガドラン・ゲイヤー
  2. チェチェンへ アレクサンドラの旅
    • A
    • 4.26
    「太陽」「牡牛座 レーニンの肖像」のアレクサンドル・ソクーロフ監督が、実際のチェチェン最前線で撮影した重厚な人間ドラマ。ロシアが誇る世界的オペラ歌手ガリーナ・ビシネフスカヤが、映画初出演ながら主演のアレクサンドラを好演している。80歳のアレクサンドラは孫のデニスに会うため、チェチェン戦地の最前線までやってくる。人を殺すことを仕事とする軍人の孫を心配するアレクサンドラだったが……。

    ネット上の声

    • 戦車の群れの中を歩くおばあちゃんという画だけで、反戦映画として成功しているといえ
    • 『モレク神』と双璧をなす軍人の芸術的描写
    • 静かに「ある日常」を描く秀作!!!
    • 銃声のしない戦争映画の傑作   
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2007年
    • 製作国ロシア,フランス
    • 時間92分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ガリーナ・ヴィシネフスカヤ
  3. エルミタージュ幻想
    • A
    • 4.16
    映画史上だれもなし得なかった90分間ワンカット、編集なし、本番一日という条件。しかも世界遺産であるエルミタージュ美術館の内部で撮影された驚異の映画。監督は、現代ロシアを代表するアレクサンドル・ソクーロフ。

    ネット上の声

    • アメージングワンショットヒストリカルミュージアムファンタジー
    • ラストだけでも観る価値あり!
    • 衣擦れの音に耳をかたむけて
    • ヨーロッパの終わりとロシア
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2002年
    • 製作国ロシア,ドイツ,日本
    • 時間96分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演セルゲイ・ドレイデン
    • 定額
  4. ストーン/クリミアの亡霊
    • A
    • 4.07
    現代映画界において特異な位置を占めているロシアの作家アレクサンドル・ソクーロフ監督による文豪チェーホフを仮想の主人公とした作品。その前作である「セカンド・サークル」と次の「静かなる一頁」で三部作をなす。一人の青年がチェーホフと思われる番人に出会い、幻想的な体験をする過程を描くが、三部作に共通して終末的な世界観が提示されている。製作はユーリー・トーロホフ、エグゼクティヴ・プロデューサーはタモラ・モジリニコヴァ、脚本は「日陽はしづかに醗酵し…」及び、『痛ましき無関心』など、文学の映画化作品にも欠かせないユーリー・アラボフ、撮影はソクーロフの初期からほとんどの作品を手がけているアレクサンドル・ブーロフ、編集も同じくソクーロフ・スタッフの一員と言えるレダ・セミョーノワ、美術をウラジミール・ソロヴィヨフ、衣装をリディア・クロコヴァがそれぞれ担当。音楽はピョートル・チャイコフスキーの『エフゲーニ・オネーギン』、W・A・モーツァルトの『ピアノ協奏曲第23番』、また『静かなる一頁』にも聞こえてくるG・マーラーの『亡き子をしのぶ歌』が使用されている。出演は「セカンド・サークル」に続きピョートル・アレクサンドロフ、レニングラード演劇大学を卒業し、映画初出演のレオニード・モズゴヴォイ、また彼らの間を一匹の鶴が彷徨する。

    ネット上の声

    • 鑑賞中のトリップ感覚が心地よい
    • ユーロスペースのソクーロフ特集
    • 「静かなる一頁」位までの、ただひたすら幻想的で色々よくわからぬものを混ぜて誰も真
    • 古屋敷の番人の青年とチェーホフの幽霊が交流を深めていくお話
    ヒューマンドラマ、 サスペンス
    • 製作年1992年
    • 製作国ロシア
    • 時間88分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演ピョートル・アレクサンドロフ
  5. セカンド・サークル
    • A
    • 4.05
    久しぶりに実家に帰ったひとりの青年が父親の死を突然体験し、葬儀の用意をしながら父の死骸という物質を受けとめていく数日を描いたドラマ。監督はレンフィルム、レニングラード記録映画スタジオをベースに「マリア」「孤独な声」「静かなる一頁」などを手がけているアレクサンドル・ソクーロフ。製作はV・D・シュリーク。撮影はアレクサンドル・ブーロフ、音楽はオリヴィエ・ヌッシオが担当、美術はウラディーミル・ソロヴィヨフ。主人公の青年に扮するのは撮影当時、レニングラード工科大学の学生であったピョートル・アレクサンドロフ。葬儀屋を演じるのは実生活でも葬儀屋であるナデージダ・ロドノヴァ。

    ネット上の声

    • 「この映画は今のソ連を象徴する」という監督自身のコメントを聞くまでもなく、あらゆ
    • 2005年にペドロ・コスタが映画美学校で、ということは私が今いる場所の階下で、ハ
    • 「セカンドサークル」1990年
    • 退色が進んでいて、、、、ソクーロフの作品がこないに変色していると、さすがに持ち味
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1990年
    • 製作国ロシア
    • 時間93分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演ピョートル・アレクサンドロフ
  6. 日陽はしづかに発酵し…
    • A
    • 4.03
    中央アジアはトルクメニスタンを舞台に、ロシア的な精神とアジア的な魂の触れ合いを、謎めいた寓話的な物語を雄大にして幻想的な映像で描く映像叙事詩。ロシア映画のみならず現代映画の最先端を開拓していくアレクサンドル・ソクーロフ監督が、78年製作の処女作「孤独な声」以来10年間の公開禁止を解かれたあと最初に製作した長編第5作。“西のアーサー・C・クラーク”と評され、アンドレイ・タルコフスキーが映画化した「ストーカー」などで知られる伝説的なSF作家ストルガツキー兄弟(アルカーディとボリス)の『世界消滅十億年前』(本邦未訳)の映画化。ただし舞台をレニングラードからトルクメニスタンに移すなど、原作は大幅に脚色されている。脚本にはソクーロフの劇映画では常連のユーリー・アラボフ(「セカンド・サークル」「静かなる一頁」)が執筆し、原作者ストルガツキー兄弟、それにピョートル・カドチニコフが協力。製作はタチアナ・ノーモヴァ、撮影は「孤独な声」以来の初期作品をことごとく担当したセルゲイ・ユリズジツキー、カメラ・オペレーターはここ数年のソクーロフ作品をほとんど手掛ける「ロシアン・エレジー」「静かなる一頁」のアレクサンドル・ブーロフ。印象的な航空撮影はA・イルニツスキー。美術はエレーナ・アムシンスカヤ、音響監督はソクーロフの第2作『痛ましき無関心』(日本未公開)以来全作品に参加しているウラディミール・ペルソフ、編集もやはりソクーロフ作品の常連レーダ・セミョーノワがそれぞれ担当。音楽はユーリィ・ハーニンがスコアを書き、シューマン、アルフレード・シニートケ、オッフェンバックなどの作品が使用されている。ソクーロフはプロの俳優は使わないことで知られ、主演のアレクセイ・アナニシノフは本作出演後、青年実業家になったといわれる。ほかにエスカンデル・ウマーロフ、ウラジミール・ザマンスキーらが共演。なお本作は92年レン・フィルム映画祭で「日蝕の日々」のタイトルで初上映された。

    ネット上の声

    • 中央アジア ウラン採掘坑跡地トルクメニスタン
    • ソクーロフの芸術に陶酔
    • 歪みは伝染する。
    • 境界をめぐって
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1988年
    • 製作国ロシア
    • 時間128分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演アレクセイ・アナニシノフ
  7. 孤独な声
    • B
    • 3.75
    反体制作家とされていたプラトーノフの『ポトゥダニー河』と『職人の誕生』を原作としたため、長い間オクラ入りにされていたが、ゴルバチョフ新政権下のペレストロイカによって公開され、ようやくソ連の内外で名前が知られるようになったアレクサンドル・ソクーロフ監督の78年のデビュー作。青年と娘とのストイックな愛の生活と鬱積した心理を、労働者の記録フィルムの断片やダークカラーの場面処理で見事に表現し、確かな作家的個性を感じさせる秀作。音楽はK・ペンデレツキイとO・ヌッスィーオとA・ヴルドフの既曲を使用している。87年モスクワ映画祭アンドレイ・タルコフスキー記念特別賞、ロカルノ映画祭銅賞受賞。

    ネット上の声

    • ソビエトの原点とトラウマ
    • 魚と牛、水面で揺れる森が限りなく抽象的な絵で同じ水でもタルコフスキーともまた違う
    • アート映画としての側面が大きく、美しく静的な映像はタルコフスキーを彷彿とさせる
    • 後半あんまりにも抽象的すぎて戸惑ったけどウソみたいに美しいカットが多くて驚く
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1978年
    • 製作国ソ連
    • 時間86分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演タチヤナ・ゴリャチョワ
  8. ロストロポーヴィチ 人生の祭典
    • C
    • 3.62
    ロシアの名チェリスト、ムスティスラフ・ロストロポービチと、彼の妻である天才ソプラノ歌手ガリーナ・ビシネフスカヤの波乱に満ちた半生をドキュメンタリー映画化。「太陽」で昭和天皇ヒロヒトの苦悩を描いて大きな話題を呼んだロシアの鬼才アレクサンドル・ソクーロフ監督が、激動の20世紀を生き抜いてきた2人の姿を通して芸術の歴史や普遍的な人間愛を描く。小澤征爾が指揮をとったウィーン・フィルとの演奏シーンも収録。

    ネット上の声

    • (★はいつも3つ)逝ってしまった巨匠
    • 何という劇場公開のタイミング・・・
    • ソクーロフ アートからの脱却
    • 劣悪としか言いようがない。
    ドキュメンタリー
    • 製作年2006年
    • 製作国ロシア
    • 時間101分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
  9. モレク神
    • C
    • 3.59
    ロシアを代表するアレクサンドル・ソクーロフ監督が、独裁者ヒトラーを主人公に、その肖像を剥ぎ取りひとりの男としてとらえた作品。脱力したスラップスティック・コメディのような演出で、ファシズムの恐怖を描いている。

    ネット上の声

    • 『独裁者たちのとき』まで変わらず、威光を感じない権力者と無時間性の映画だった
    • 「独裁者たちのとき」のまったり感はここでもみられる
    • 密度の濃い空間を造り上げてしまう映像表現
    • 稀な映画、III (絵画のような映像が、、)
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1999年
    • 製作国ロシア,ドイツ,日本,イタリア,フランス
    • 時間108分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演エレーナ・ルファーノヴァ
  10. モスクワ・エレジー
    • C
    • 3.59

    ネット上の声

    • タルコフスキー愛!フィルムキャメラのファインダーに顔を覗かせる瞬間が人間一番輝い
    • 詩を読んでもらって微笑むタルコフスキーや楽しげにサクリファイスの撮影をするタルコ
    • タルコフスキー好きの気持ちが抑えられなくて撮ったような、一映画作家として一人は心
    • ドキュメンタリーの枠を超えたアンドレイ・タルコフスキー監督へのラブレター
    ドキュメンタリー
    • 製作年1986年
    • 製作国ソ連
    • 時間88分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  11. ヴィオラソナタ・ショスタコヴィッチ
    • C
    • 3.58

    ネット上の声

    • ロシアが生んだ20世紀最大の作曲家の足跡を辿るドキュメンタリー
    • チ~チ~ンプイプイ♪(交響曲第7番)
    • ドミートリィ・ショスタコーヴィチの活躍、苦悩、晩年などを紹介する記録映画
    • Shostakovich‬(1906-75)
    ドキュメンタリー
    • 製作年1981年
    • 製作国ソ連
    • 時間80分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  12. 12

    太陽

    太陽
    • C
    • 3.52
    1945年8月、待避壕(敵の砲弾などを避けるために掘った穴)もしくは生物研究所で暮らしていた昭和天皇ヒロヒト(イッセー尾形)は、自分を神と崇める側近たちに孤独を覚えていた。唯一の安らぎは生物標本を眺める時だけで、戦争終結に苦悩する天皇は日本が焦土と化す悪夢にうなされる。そして、連合国占領軍総司令官マッカーサー(ロバート・ドーソン)との会談の日が訪れる。

    ネット上の声

    • 富田メモ「それが私の心だ」が理解できます
    • しょせんロシア人     あっ、そう。
    • アメリカ兵たちは彼をチャーリーと呼んだ
    • 映画的「虚構美」の追求として評価
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2005年
    • 製作国ロシア,イタリア,フランス,スイス
    • 時間115分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演イッセー尾形
  13. マリア
    • C
    • 3.52
    一人の農婦の生活と彼女の死後、彼女の家族の様子を記録した短編ドキュメンタリー。ボリス・エリツィンなど主として有名人を取り上げることになるシリーズの一作目でもあり、また監督アレクサンドル・ソクーロフ自身の処女作にも当たる。監督、脚本は、「孤独な声」「日蝕の日々」「セカンド・サークル」「ロシアン・エレジー」などのアレクサンドル・ソクーロフ。製作はタチアーナ・アレシュキナ。撮影はアレクサンドル・ブーロフ、音楽はミハイル・I・グリンカの『子守歌』、アルフレリート・シュニトケの『納税義務者名簿』、ベラルーシの民族音楽などが使われている。出演しているのは、マリア・セミョーノヴァ・ヴォイノヴァ、その夫イヴァン・クリメンチエヴィチ・ヴォイノヴァ、娘タマーラ・イヴァノヴナ・ヴォイノヴァほか。

    ネット上の声

    • 農村(集団農園、コルホーズ)に生きる、強く逞しい女性マリアの光と陰、そして生と死
    • 前半の暖かみのあるカラーの風景も後半の冷え冷えとしたモノクロ映像もどちらも白眉で
    • 第一部はソクーロフの処女作にあたり、第二部は9年後のその後を追った二部構成のド
    • いぬは家族の一員のように映されていたが、呼びかけの訳は「ワン公」か ロシア語でな
    ドキュメンタリー
    • 製作年1975年
    • 製作国ロシア
    • 時間40分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演---
  14. 静かなる一頁
    • C
    • 3.23
    ドフトエフスキーの『罪と罰』をはじめとする19世紀ロシア文学の精神世界をモチーフにした世紀末的雰囲気の漂うドラマ。監督・脚本のアレクサンドル・ソクーロフは、70年代後半から劇映画、ドキュメンタリーを多く手がけていながらことごとく検閲にあい、公開を禁止されていた。87年のペレストロイカ以降やっと彼の作品が人の目に触れるようになり現在では国際的にも注目を集めている。作品に「マリア」「孤独な声」『モスクワ・エレジー』「セカンド・サークル」「ロシアン・エレジー」などがある。撮影はアレクサンドル・ブーロフ。音楽にはグスタフ・マーラーやO・ヌッシオなどの曲が使われている。出演は、主人公の青年にアレクサンドル・チェレドニク、少女にエリザヴェータ・コロリョーヴァ、役人にセルゲイ・バルコフスキー。

    ネット上の声

    • レヴォリューション no.9のような
    • ソクーロフ特集にて
    • ひと度死んだ街が何かの間違いでズルズルと呼吸してる様を思わせるおどろおどろしい映
    • 『死者からの手紙』とかを想起させる腐食しきった空間の味わいはすばらしいけど話が全
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1993年
    • 製作国ロシア,ドイツ
    • 時間77分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演アレクサンドル・チェレドニク
  15. ロシアン・エレジー
    • C
    • 3.23
    現代ロシア映画の鬼才アレクサンドル・ソクーロフが製作中のドキュメンタリー連作〈エレジー・シリーズ〉の7本目にあたる作品。本作はサンクト・ペテルスブルグ郊外にあるサナトリウムに入院している末期癌患者を一応の主題としているが、ソクーロフのイメージ映像は患者の内的世界に飛び込み、帝政ロシアの末期の写真や第一次大戦の戦闘の映像、ロシアの自然の光景へと自在に翼を広げ、死を目前に控えた人々と、彼らの住む国の魂を大胆に映像化していく。撮影は「静かなる一頁」「精神の声」まで近年のソクーロフのほぼ全作品を担当しているアレクサンドル・ブーロフ、録音も同じく常連スタッフのウラディミール・ペルソフ、編集はレーダ・セミョーノワ。音楽はP・I・チャイコフスキーの作品から、ピアノソナタ『子供のためのアルバム』のなかの「フランスの古い歌」。映画のなかで使われる帝政ロシア末期の写真はマキシム・ドミートリエフの作品。なお本作は監督の親しい友人で来日時に通訳を務める児島宏子氏に献呈されている。93年山形国際ドキュメンタリー映画祭で絶賛され、審査員特別賞を受賞。

    ネット上の声

    • 極めて個人的な映像による詩画集
    • 匿名の個人が息を引き取る直前に、その確固たるものであった主体が複数性に開かれ、誰
    • ソクーロフの連作ドキュメンタリー「エレジー・シリーズ」の7本目にあたり、本
    • 初鑑賞のエレジー・シリーズです(他にドキュメンタリー観てるけど含まれないはず)
    • 製作年1993年
    • 製作国ロシア
    • 時間68分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演---
  16. 牡牛座 レーニンの肖像
    • C
    • 3.17
    「太陽」で昭和天皇ヒロヒトの苦悩を描いたアレクサンドル・ソクーロフ監督が、祖国ロシアにおいて史上初の社会主義政権を築いたレーニンの晩年に焦点を当て、権力者の人間的な側面を浮かび上がらせた問題作。モスクワ郊外の屋敷で外界から切り離された療養生活を送る52歳のレーニン。右半身が麻痺しているため体の自由はきかず、痴呆の症状も現われ始めている。スターリンが見舞いに訪れても、その名前さえ思い出すことができず……。

    ネット上の声

    • レーニンを描いた本作、ヒトラーの「モレク神」、昭和天皇ヒロヒトの「太陽」と、人な
    • 個人に歴史の負債を背負わせられるか?
    • ソクーロフにしてはわかりやすい
    • 英雄のあまりにも寂しい晩年
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2001年
    • 製作国ロシア,日本
    • 時間94分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演レオニード・モズゴヴォイ
  17. ヒトラーのためのソナタ
    • D
    • 3.11
    ナチス・ドイツの独裁者ヒトラーと、そのライバルのソ連の独裁者スターリンの生涯を、記録映像をもとに詩的に構成し、その静謐とした繊細さのなかにその歴史的犯罪とファシズムの恐怖を浮かび上がらせる映像詩。「ロシアン・エレジー」のアレクサンドル・ソクーロフ監督が最初の劇映画長編「孤独な声」に続いて製作した短編。音楽はバッハの無伴奏フルートソナタ、BMV1013。ナレーションや台詞、説明字幕など説明的な要素は一切排し、ただ赤い線と数字が映った黒い画面の枠内に、ヒトラーとスターリン、第二次大戦をめぐる記録映像の数々が投影されていく。

    ネット上の声

    • 車に乗って群衆の波をわけていくヒトラーもプラトーク被った名前のないおばあちゃんも
    • 巨大な塊になってうにうに動く群衆、という『フェアリーテール』の恐るべき光景が既に
    • ヒトラーに関するアーカイブ映像に不穏な音楽を付けただけで作品として成立してるのが
    • この映像にワグナーとか流したら完全にナチのプロパガンダと化すので映画におけるサン
    ドキュメンタリー
    • 製作年1979年
    • 製作国ソ連
    • 時間10分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  18. オリエンタル・エレジー
    • D
    • 3.08

    ネット上の声

    • エルミタージュ幻想と同じラスト……
    • 謎の島国の老人たち
    • 完成されすぎたドキュメンタリーって感じの映画だな…と思いつつ観てたけどこれ一応ド
    • 暗さ、見えにくさが映像の溢れかえった現代には重要なのかもしれない〜的な文章最近読
    ドキュメンタリー
    • 製作年1995年
    • 製作国ロシア,日本
    • 時間38分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  19. ドルチェ 優しく
    • D
    • 2.95
    「静かなる一頁」「モレク神」など、現在のロシア映画の最高峰に位置するアレクサンドル・ソクーロフが、「死の棘」の作家・島尾敏雄と妻ミホの揺れる関係を見据えた。ドキュメンタリ-とも劇映画ともつかない野心的な一本。

    ネット上の声

    • もう3年くらい会ってないのに夜中にいきなり「いつ空いてるの?」ってLINEしてく
    • 奄美、加計呂麻島の波打ち際
    • ドキュメント風映像小説
    • 前半はいくらソクーロフでもキツかったが後半の母娘の交わってるのかどうかよくわから
    ドキュメンタリー
    • 製作年1999年
    • 製作国ロシア,日本
    • 時間63分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演島尾ミホ
  20. 穏やかな生活
    • D
    • 2.92

    ネット上の声

    • 日本のお婆さんが好きなソクーロフ
    • ソクーロフ版のポツンと一軒家状態、侘び寂びが効きすぎて目と鼻にツーンと来る、特に
    • 前作『オリエンル・エレジー』もそうだけど、良くない意味で「考えるな感じろ」という
    • 夜の静寂、深い孤独、行く当てのない魂、ソクーロフが日本で見た物は何だったのか
    ドキュメンタリー
    • 製作年1997年
    • 製作国ロシア,日本
    • 時間76分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演松吉うめの
  21. ペテルブルグ・エレジー
    • D
    • 2.91

    ネット上の声

    • 吸い込まれるように寝た
    ドキュメンタリー
    • 製作年1989年
    • 製作国ソ連
    • 時間40分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  22. 独裁者たちのとき
    • D
    • 2.90
    煉獄の廃虚の一室で、ひつぎに横たわっていたヨシフ・スターリンが目を覚ます。同じ部屋で痛みを訴えながら横たわるキリストに、スターリンは「早く神のもとへ行け」と言い放つが、キリストは「皆と同じように列に並んで審判を待つ」と返答。そのやりとりを見下ろすアドルフ・ヒトラーとウィンストン・チャーチルも天国の門へ向かい、そこにベニート・ムッソリーニが合流する。

    ネット上の声

    • 斜め後ろのおじさんの笑い声がセリフのボソボソ感に勝ってしまいなんとも耳障りだった
    • 観る前はどうなっているんだろう?と気になったが観始めてみると、むしろソクーロフ以
    • スターリン、ヒットラー、ムッソリーニ、チャーチルの4人が、天国に行くための扉を通
    • 20世紀の政治的イコン達が天国と地獄の間に位置する冥府にて天国の門が開くのを待っ
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2022年
    • 製作国ロシア,ベルギー
    • 時間78分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  23. 痛ましき無関心
    • D
    • 2.84

    ネット上の声

    • まず、鑑賞環境に於ける減点がほぼ間違いなく生じていることは挙げておく
    • 単調なリズムは死のリズム
    • 無関心というよりおかしくなってる人らが繰り広げる混沌のフィクションパート、それに
    • 字幕なしというハプニングでよく分からないところもあったけど、その分映像を純粋に楽
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1983年
    • 製作国ソ連
    • 時間96分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ラマーズ・チヒクワーゼ
  24. ボヴァリー夫人
    • D
    • 2.75
    片田舎の町医者と結婚したエマ(セシル・ゼルヴダキ)は娘も授かり、一見幸せそうな生活を送っていた。だが、彼女はその退屈な場所でのあまりにも単調な結婚生活に飽き飽きし、次第にふさぎこむようになっていく。そんなある日、裕福な隣人のロドルフが使用人の治療のために訪れたことから、彼女は情事に身を焦がすようになっていく。

    ネット上の声

    • ロシア人もアメリカ人も神はキリストさん
    • ソクーロフ作品として異色の作品です。
    • 絶賛?日経記事を読んで行きました、
    • チャタレイ、エマニエル、そしてデヴィ・スカルノと共に世界四大エロい夫人の一角を占
    ヒューマンドラマ
    • 製作年1989年
    • 製作国ロシア
    • 時間128分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演セシル・ゼルヴダキ
  25. ファザー、サン
    • D
    • 2.73
    静かな街にある古びた建物の最上階に暮らす、父(アンドレイ・シチェティーニン)と息子(アレクセイ・ネイムィシェフ)は、お互いの存在なしの生活など想像もできないほど愛情を注ぎ合いながら慎ましく生活していた。軍を退役した父は生活のために職を求め、一方の息子は軍人養成学校に通っていたが、やがて息子が自立の時期を迎え……。

    ネット上の声

    • 父親であることの切なさ
    • 父と子のシャープな愛情
    • 愛憎全て。
    • 窓と窓のあいだにかけられた木の板を渡ったり、路面電車に乗ったり、肩車をしたり、雪
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2003年
    • 製作国ロシア,ドイツ,フランス,イタリア,オランダ
    • 時間84分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演アンドレイ・シチェティーニン
  26. フランコフォニア ルーヴルの記憶
    • E
    • 2.68
    ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督が、ルーブル美術館を主役に据え、人類の芸術と戦争の歴史を紐解く。ソクーロフ監督自身と、美術品を運ぶ途上で船が嵐に遭っている「船長」によるSkypeでの通信を描いた「現在」。第2次世界大戦中、ドイツ軍のパリ市外侵攻に伴い、ルーブルから美術品の大疎開を敢行したジャック・ジョジャール館長と、美術品保護の責任者としてパリに派遣されたナチス高官・メッテルニヒ伯爵の対話を描いた「1938年~1940年」。諸国から略奪した美術品をルーブルに収容した、フランス皇帝「ナポレオン1世」と、「民衆を率いる自由の女神」で描かれるフランスの象徴「マリアンヌ」が語り出す「時間の狭間」。実際のルーブル美術館で撮影し、現在と過去を往来した3つのエピソードで構成され、12世紀から現在にいたるまで要塞、宮殿、美術館と形を変えながら、そのすべてを見てきたルーブル美術館の「記憶」をたどっていく。

    ネット上の声

    • エルミタージュ幻想やファウストなどで知られるアレクサンドルソクーロフの作品
    • プロイセン人が居たようだが?byナポレオン
    • モンタージュとしてのドキュメンタリー
    • ちょっと導入部がわかりにくかった
    ドキュメンタリー
    • 製作年2015年
    • 製作国フランス,ドイツ,オランダ
    • 時間88分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ルイ=ド・ドゥ・ランクザン
    • 定額
  27. モーツァルト・レクイエム
    • E
    • 2.39

    ネット上の声

    • ソクーロフの愛するロシアの古都サンクトペテルブルクで行われたモーツァルトの遺作《
    • ペテルブルク日記シリーズ(90年代の製作システム混乱期に低予算でテレビ用に撮られ
    • さてさてソクーロフ監督によるどんなモーツアルト・レクイエムなのかと興味津々
    • もうギバちゃんに妻夫木、んでLOTO 6が頭に浮かんじゃうから勘弁して欲しい
    ドキュメンタリー
    • 製作年2004年
    • 製作国フランス
    • 時間---分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  28. ファウスト
    • E
    • 2.36
    ドイツの文豪ゲーテの名作「ファウスト」を、ロシアの名匠アレクサンドル・ソクーロフが新たな解釈で映画化。2011年・第68回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。19世紀初頭、神秘的な森に囲まれたとある町。あらゆる学問を探求するファウスト博士は、研究を続けるために悪魔と噂される高利貸しのマウリツィウスのもとを訪れる。マウリツィウスはお金を貸すかわりに生きる意味を教えるとファウストを説き、ファウストは言われるままに町へ繰り出す。そこで出会った美しい女性マルガレーテに心を奪われたファウストは、マルガレーテを求めるあまり魂と引き換えにマウリツィウスと契約してしまう。

    ネット上の声

    • 魔術的神秘性が死の無限の荒涼性へ連続する
    • ソクーロフ流翻案版「ファウスト」
    • わからない人が見ちゃいけないナ
    • ぼんやり黄緑色の珍品。
    ヒューマンドラマ
    • 製作年2011年
    • 製作国ロシア
    • 時間140分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演ヨハネス・ツァイラー
  29. ソヴィエト・エレジー
    • E

    ネット上の声

    • 中盤でソヴィエトの最高権力者たちの名前を写真と共に10分以上延々映し続けるところ
    • ソクーロフのドキュメンタリー作品を初めて観た
    ドキュメンタリー
    • 製作年1989年
    • 製作国ソ連
    • 時間40分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  30. ソルジェニーツィンとの対話
    • E
     「ファウスト」のアレクサンドル・ソクーロフが1998年に監督したドキュメンタリー。『収容所群島』『イワン・デニソーヴィチの一日』でノーベル文学賞を受賞した作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンとソクーロフが交わした、生活・文学・宗教・政治などに関する対話を記録している。

    ネット上の声

    • もともと期待していたが、それ以上に完成度が高く非常に感銘を受けた
    ドキュメンタリー
    • 製作年1998年
    • 製作国フランス
    • 時間180分
    • 監督アレクサンドル・ソクーロフ
    • 主演---
  31. 精神(こころ)の声
    • E

    ネット上の声

    • 1話目が衝撃で、なんでこんな🤯映画、観ているんだろう、通し券買っちゃったどうしよ
    • 映画で長めの戦闘シーンに入ると眠くなる体質なので4話に出てくる戦闘に1話の30分
    • 「精神の声」
    • 最近のロシアによるウクライナ侵攻のニュースを見て、本作の歴史的位置付けがまた一つ
    ドキュメンタリー
    • 製作年1995年
    • 製作国ロシア,ドイツ,日本
    • 時間328分
    • 監督アレクサンドル・ニコラエヴィッチ・ソクーロフ
    • 主演アレクサンドル・ソクーロフ

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