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スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」をティム・ロビンス&モーガン・フリーマン主演で映画化した人間ドラマ。長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。監督・脚本は本作で長編映画デビューを果たしたフランク・ダラボン。94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの無冠に終わったが、映画ファンに愛される名作として語り継がれている。日本では1995年に初公開。2022年には4Kデジタルリマスター版で公開。
ネット上の声
- 生涯ベスト1級の不朽の名作。何度見ても面白い。
- “好きすぎてレビューできない映画”、で〆
- この作品をけなすのはタブーのようだけど…
- ショーシャンクの空に流れる名曲に…涙。
刑務所、 ヒューマンドラマ、 逃亡劇、 脱出
- 製作年1994年
- 製作国アメリカ
- 時間143分
- 監督フランク・ダラボン
- 主演ティム・ロビンス
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「海獣の子供」などで知られる漫画家・五十嵐大介の同名コミックを、「春」「夏」「秋」「冬」の4部作として実写化し、「夏・秋」(前編)、「冬・春」(後編)の2編にわけて劇場公開する「リトル・フォレスト」の後編。一度は街に出たものの居場所を見つけることができず、生まれ故郷の小さな村に戻ってきた女性いち子が、東北の美しくも厳しい自然に囲まれた自給自足の生活を通じて、自らを見つめ直していく姿を描く。秋の終わりに、5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子から1通の手紙が届き、いち子は今までやこれからの自分を思い、心が揺れ始める。そうした日々の中でも季節はめぐり、雪解けとともに春の足跡も近づいてくる。来年もここにいるかどうかわからなくなったいち子は、春一番で作付けするジャガイモを今年は植えるかどうか迷うが……。
ネット上の声
- ドラマなら一つ星、ドキュメントなら五つ星
- 待望の続編、いち子の成長と思い出と料理
- いち子の言葉で身体から何かが滲み出る
- 日本とはこういう国なんだという映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督森淳一
- 主演橋本愛
-
「海獣の子供」「魔女」などで知られる漫画家・五十嵐大介が、東北の小さな村を舞台に、旬の食材をいかした食事と自給自足の生活を通じて自分と向き合う若い女性の姿を描いた「リトル・フォレスト」を、橋本愛の主演で実写映画化。四季を通じて描かれる全4部を「夏編・秋編」「冬編・春編」の2部にわけて劇場公開する。一度は都会に出たものの、自分の居場所を見つけることができず、東北の山間の小さな村・小森に戻ってきたいち子。スーパーやコンビニもない小森での暮らしは自給自足で、畑仕事をしたり、野や山で採れた季節のものを材料にして食事を作り、日々を過ごしている。大自然はさまざまな恵みを与えてくれる一方、時には厳しさもみせるが、そんな自然に囲まれた生活の中で、いち子は一歩を踏み出す勇気を蓄えていく。監督は「重力ピエロ」「Laundry ランドリー」の森淳一。
ネット上の声
- 淡々と食す姿が良い。ちゃんと食事しようとしてる感があるし、見せ方が...
- 試写で観ました。本当の贅沢かもしれない・・
- カラダが感じたものなら信じることができる
- 超!お洒落サブカル映画。苦手な人には苦痛
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督森淳一
- 主演橋本愛
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シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の心あたたまる交流を、あふれる映画愛とともに描いた不朽の名作。映画監督として成功をおさめたサルバトーレのもとに、老いたアルフレードの死の知らせが届く。彼の脳裏に、「トト」と呼ばれた少年時代や多くの時間を過ごした「パラダイス座」、映写技師アルフレードとの友情がよみがえってくる。シチリアの小さな村の映画館を舞台に、映画に魅せられたサルバトーレの少年から中年に至るまでの人生を3人の役者が演じる。アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭審査員特別グランプリなど、各国で賞賛を浴びた。
ネット上の声
- Filmarksのレビュー200本目は超名作にしようと決めていました
- ★の数5つでは足りません。10は欲しい!
- 映画監督を目指す者として最も憧れる作品
- 映画好きと、ただのオタクとの境界線
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間124分
- 監督ジュゼッペ・トルナトーレ
- 主演フィリップ・ノワレ
-
「ほえる犬は噛まない」のポン・ジュノ監督の長編第2作で、1980年代後半から6年間で10人の犠牲者を出した実在の未解決連続殺人事件を題材にした社会派サスペンス。軍事政権下にあった当時の韓国の社会状況を背景に、事件を追う2人の刑事の葛藤と行き場のない怒りをリアルかつ緊張感たっぷりに描き、韓国で大ヒットを記録した。
1986年、ソウル近郊の農村で若い女性が何者かに殺害される事件が発生。その後も同様の手口の殺人事件が相次いで発生し、地元警察の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された若手刑事ソ・テユンが捜査に乗り出す。性格も捜査方法も正反対の2人は衝突を繰り返しながらも執念で捜査を続け、ついに有力な容疑者が浮かび上がるが……。
パク刑事をソン・ガンホ、ソ刑事をキム・サンギョンが演じた。2003年・第40回大鐘賞で作品賞・監督賞・主演男優賞(ソン・ガンホ)を受賞。
ネット上の声
- "韓国三大未解決事件"の1つ、華城連続殺人事件を描いた作品
- 韓国映画ベストワンそして生涯ベストテンに含まれる傑作
- オレにはわからねぇ。お前なんか行っちまえ
- 韓国映画最高傑作と言っても過言じゃない
どんでん返し、 実話、 サスペンス、 殺人事件
- 製作年2003年
- 製作国韓国
- 時間130分
- 監督ポン・ジュノ
- 主演ソン・ガンホ
-
「もののけ姫」が記録的なヒット作となった宮崎駿監督が、同作以来4年ぶりに手がけた長編アニメーション。不思議な町に迷い込んでしまった少女・千尋が、元の世界に戻るために懸命に働きながら成長していく姿を描く。
何事にも無気力な10歳の千尋は、両親と地方都市に引っ越す途中、異世界に迷い込む。誰もいない店で勝手に料理を食べた両親は豚の姿に変えられてしまい、ひとりぼっちになった千尋は、町を支配する魔女=湯婆婆に名前を奪われ「千」と呼ばれるようになる。湯婆婆の経営する、神々のための湯屋「油屋」で働くことになった千尋は、謎めいた少年ハクや先輩のリンらに助けられながら、さまざまな困難を乗り越えていく。
作画監督の安藤雅司、美術監督の武重洋二、音楽の久石譲などスタッフには宮崎アニメの常連が結集。第52回ベルリン国際映画祭ではアニメーション作品として初の金熊賞を受賞し、第75回アカデミー賞でも長編アニメーション賞を受賞。国内でも第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞(今敏監督の「千年女優」と同時受賞)、第6回アニメーション神戸作品賞など映画賞を多数受賞した。国内興行収入は304億円となり、当時の歴代1位を記録する空前の大ヒット作品に。その後、2020年6月26日から8月まで全国で再上映され、最終興行収入は316.8億円となった。
ネット上の声
- 長らく宮崎駿作品は「もののけ姫」以前と以後で僕の中では評価が分かれていて
- これ、昔から夢で見てたのを彼に話していました
- ジブリ非国民の俺も千尋は大好きだあぁっ
- 日本人に生まれてきて本当に良かった
ジブリ、 アニメ、 子供に見せたい
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督宮崎駿
- 主演柊瑠美
-
数多くの傑出した黒澤監督作品の中でも、特に観客のみならず世界中の映画人に多大な影響を与えた代表作。これ以降「荒野の七人」「宇宙の七人」など、この映画を手本とした作品が多く作られたのは周知の事実。時は戦国時代のとある貧しい農村。農民たちは野盗と化した野武士たちの襲撃を恐れ、おののいていた。そこで村を守るために用心棒を雇うことを決意、食うに窮する七人の侍を探し出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。複数のカメラワークによる迫力ある立ち回りのシーンは見事。
ネット上の声
- ・観てる間ずっとあの村にいる人たちと同じ気持ちになってた。終わった...
- 侍たちよ、永遠なれ!~日本映画最高峰にして伝説的傑作
- 世界映画史に輝く、黒澤作品最高傑作!
- 決して色褪せない傑作エンタメ時代劇
時代劇、 アクション、 群像劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間207分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
柊あおいの同名少女コミックをスタジオジブリがアニメーション映画化。読書好きな中学生3年生の少女・月島雫は、自分が図書館で借りてくる本の貸し出しカードの多くに「天沢聖司」という名前があるのを見つけ、それ以来、顔も知らない天沢聖司の存在が気になっていた。夏休みのある日、図書館に向かう途中で遭遇した一匹のネコに導かれ、雫は「地球屋」という不思議な雑貨店に迷い込む。やがて店主の孫の少年が天沢聖司であることを知り、2人は徐々に距離を縮めていく。しかしバイオリン職人を目指す聖司は、中学を卒業したらイタリアへ渡ることを決めていた。その姿に刺激を受けた雫は、本を読むばかりではなく、自らも物語を生みだそうと決意するが……。宮崎駿や高畑勲の作品を支えてきた名アニメーターの近藤喜文の長編初監督作。98年に46歳で他界した近藤にとって、本作が最初で最後の監督作となった。劇中で雫が生みだす物語世界に、画家でイラストレーターの井上直久が描く架空世界「イバラード」が用いられている。
ネット上の声
- 独り善がりマスかき映画
- 子供の頃に観た時は何とも思わなかったが、大人になってから観ると進路...
- めちゃくちゃ好きです!ざ青春高校生に戻りたいぜ。。
- 大きくなりたいと背伸びする「思想」。
ジブリ、 中学校、 青春、 アニメ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督近藤喜文
- 主演本名陽子
-
「風の谷のナウシカ」「天空の城のラピュタ」の宮崎駿が監督・原作・脚本を務めた、スタジオジブリの長編劇場アニメ。昭和30年代初頭を時代背景に、幼い姉妹と美しい田舎の自然、そしてトトロやネコバスなど、奇妙な森の中に住む不思議な生きものたちとの交流を描き、幅広い世代に支持され続けている不朽の名作。
病気で入院している母のため、考古学者の父とともに、空気のきれいな田舎の一軒家へ引っ越してきた小学6年生のサツキと4歳のメイ。近所の少年にお化け屋敷と呼ばれたその家には不思議な生き物が住んでいるようで、2人は早速小さくて真っ黒なオバケ「マックロクロスケ」を見つけて大はしゃぎ。さらに別の日、庭で大きな袋にどんぐりをいっぱい詰めた、不思議な生きものに遭遇し……。
主人公サツキの声を日高のり子、メイを坂本千夏が担当。作品の宣伝コピーを、本作以降のジブリ作品を一貫して手がけることになるコピーライターの糸井重里が手がけ、糸井はサツキとメイのお父さん役の声優にも起用された。お母さん役は「風の谷のナウシカ」のナウシカ役で知られる島本須美。1988年の劇場公開時には高畑勲監督の「火垂るの墓」と2本立てで公開された。
ネット上の声
- サツキおねえちゃんも頑張っているんだよ!
- 都市伝説はやっぱりデマカセだと思った。
- 子供時代の幸せを守ってあげたい祈願の塊
- 忘れものを、届けにきました其の一
ジブリ、 夏休みが舞台、 アニメ、 子供に見せたい、 懐かしいノスタルジックな夏
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督宮崎駿
- 主演日高のり子
-
直木賞を受賞した野坂昭如の短編小説をスタジオジブリの高畑勲監督が映画化し、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命を描いた名作アニメーション。昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹は、空襲によって家を焼け出され、母も亡くしてしまう。2人は遠縁の親戚の家に身を寄せるが、次第に邪魔者扱いされるようになり、ついに耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出す。防空壕に住み着いた彼らは、2人きりの貧しくも楽しい生活を送り始めるが……。
ネット上の声
- 戦争の悲惨さ、平和の大切さを子供にもわかりやすく伝えている映画。 ...
- ドロップの味わい〜贅沢の味。無力の味。〜
- おばさんの気持ちがわかるんだよなぁ・・・
- 戦争ではない。兄の愚かさが妹を殺した!
ジブリ、 不幸な結末のバッドエンド、 アニメ、 泣ける、 悲劇、 孤独
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督高畑勲
- 主演辰己努
-
アニメ誌「アニメージュ」に連載されていた宮崎駿の同名漫画を、宮崎自身が監督・脚本を務めてアニメ映画化した冒険ファンタジー。
「火の七日間」と呼ばれる大戦争で高度な文明社会が滅んでから1000年後。人類は巨大な蟲(むし)たちや毒を放出する菌類に覆われた「腐海」に脅かされながら生きていた。そんな世界の片隅にある小国「風の国」に、少女ナウシカが暮らしていた。族長の娘である彼女は、「メーヴェ」と呼ばれる乗り物にのって空を駆け、人々が恐れる巨大な王蟲(オーム)とも心を通わせる不思議な力をもっていた。その優しさで風の谷の人々に慕われ、平和な日々を過ごしていたナウシカだったが、やがてトルメキアと土鬼(ドルク)という大国同士の争いに巻き込まれていく。
宮崎監督の「ルパン三世 カリオストロの城」でヒロインのクラリス役を務めた島本須美がナウシカの声を担当。宮崎監督とさまざまな作品でタッグを組んできた高畑勲がプロデューサーを務めた。制作は、宮崎・高畑と同じ東映動画出身で後にスタジオジブリにも参加する原徹が設立したアニメーションスタジオのトップクラフト。本作の成功によって宮崎監督の次作「天空の城のラピュタ」の制作とスタジオジブリの設立へとつながっていった一作。宮崎監督が手がけたアニメ「名探偵ホームズ 青い紅玉(ルビー)の巻/海底の財宝の巻」が同時上映された。
ネット上の声
- 王蟲のプラモデルも作った。ナウシカのフィギュア付きで・・・
- ごめんね、酷すぎるよね、許してなんて言えないよね、
- 面白いのは周知の事実。ただ原作と比べると…
- 強く、心優しく、全てを愛するヒロイン
ジブリ、 人類滅亡後、 アニメ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督宮崎駿
- 主演島本須美
-
名匠・小津安二郎の代表作で、東京で暮らす子どもたちを訪ねた老夫婦の姿を通し、戦後日本における家族関係の変化を描いた不朽の名作。ローポジションやカメラの固定といった“小津調”と形容される独自の技法で、親子の関係を丁寧に描き出す。尾道で暮らす老夫婦・周吉ととみは、東京で暮らす子どもたちを訪ねるため久々に上京する。しかし医者の長男・幸一も美容院を営む長女・志げもそれぞれの生活に忙しく、両親を構ってばかりいられない。唯一、戦死した次男の妻・紀子だけが彼らに優しい心遣いを見せるのだった。
ネット上の声
- 自分が育てた子供より、いわば他人のあんたの方が。。。
- “家族とは何か”を問い続ける普遍不朽の名作
- 連絡がないってことは元気だってことだね
- 孝行したい時に親は無し、、、かぁ・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督小津安二郎
- 主演笠智衆
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「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督が、藤沢周平の短編小説を原作に映画化し、アカデミー外国語映画賞にノミネートされるなど国内外で高く評価された時代劇。幕末の庄内地方。海坂藩の下級武士である井口清兵衛は妻を病気で亡くし、幼い娘2人や年老いた母と貧しくも幸せな日々を送っていた。家族の世話や借金返済の内職に追われる彼は、御蔵役の勤めを終えると同僚の誘いを断ってすぐに帰宅してしまうため、“たそがれ清兵衛”と陰口を叩かれていた。ある日、清兵衛は幼なじみの朋江を救ったことから剣の腕が立つと噂になり、上意討ちの討手に選ばれてしまう。清兵衛を真田広之、朋江を宮沢りえが演じたほか、世界的舞踏家・田中泯が映画初出演ながら清兵衛の敵役で強烈な印象を残した。
ネット上の声
- 山田洋次監督ならではの心温まる人間ドラマ。 全編なんとも薄暗い映像...
- 一人の庶民としての侍の生き様を描ききる演出の良さ
- 学問したら、考える力がつくんだ
- 時代劇なんだけど時代劇じゃない
時代劇
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督山田洋次
- 主演真田広之
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イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督が、1978年カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した名作ドラマ。「聖なる酔っぱらいの伝説」「偽りの晩餐」など後の作品でも高い評価を得るオルミ監督が世界で注目されるきっかけとなった作品でもあり、19世紀末の北イタリア、ベルガモの農村を舞台に、大地主の厳しい搾取のもとで貧しい生活を強いられながらも、大地とともに力強く生きる農夫たち4家族の生活が描かれる。小作人として農場に暮らすバティスティ一家を始め、6人の子を養うルンク未亡人、美しい娘マッダレーナのいるブルナ一家、けちで知られるフィナール一家は、土地や住居、農具などの全てを地主から借りて生計を立てていた。ある日、バティスティ家の息子ミネクの木靴が壊れてしまい、村から遠い学校へ通う息子のため、父親は川沿いのポプラの樹を切って新しい木靴を作ろうとするが、その樹もまた地主の所有物だった。ベルガモ地方出身のオルミ監督が、幼少期に祖母から聞いた昔話をもとにした物語で、出演者は全てベルガモの農民たちを起用した。日本では、79年に岩波ホールで劇場公開されてロングランヒットを記録。2016年、37年ぶりに同劇場でリバイバル上映。
ネット上の声
- 池波正太郎のエッセイで紹介されていて、見たいと思っていた作品
- ずっと奥の方に眠っていたものを揺り起こされるような映画だった
- 生産した作物の大半を地主へ納めないといけない封建的な農村
- オルミ監督、パルムドール受賞 大地への愛
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国イタリア
- 時間187分
- 監督エルマンノ・オルミ
- 主演ルイジ・オルナーギ
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「それから」「キッチン」の森田芳光監督が、パソコン通信で出会った男女の恋を描く異色のラブ・ストーリー。速見昇は“ハル”というハンドル名でパソコン通信の映画フォーラムにアクセスする。
ネット上の声
- 時代の核心を突いている新感覚の恋愛ドラマ
- ネットが安全だった頃+多少のお役立ち情報
- メールを重ねて自分なりに感じた事が一つ
- 本当に男性ですか?本当に女性ですか?
青春
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督森田芳光
- 主演深津絵里
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「女の園」に次ぐ木下恵介監督作品。壷井栄の原作を同監督自身が脚色している。撮影も「女の園」の楠田浩之、音楽は「三つの愛」の木下忠司。出演者は「女の園」の高峰秀子、田村高廣、天本英世、「昨日と明日の間」の月丘夢路「陽は沈まず」の小林トシ子、笠智衆など。
ネット上の声
- 高峰秀子が演じるしっかり者の大石先生の懸命に生きる姿が胸を打つ、木下恵介監督によ
- 叙情性と記録性の調和が生む、静かなる反戦映画の感動と美しさ
- 💧戦争反対⚡ 70年前から思いは同じ
- 今の季節にぴったりだと思い選択
小学校、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間156分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
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寺山修司が監督・脚本を手がけ、自身の同名歌集を映画化した自伝的作品。青森県・恐山のふもとの村。少年時代の“私”は父を亡くし、古い家屋で母と2人で暮らしていた。少年の唯一の楽しみは、イタコに父の霊を呼び出してもらい会話することだ。隣家に嫁いできた美しい女性や村にやって来たサーカス団が、少年を家出の誘惑へと駆り立てる。やがて上京した“私”は中年となり、1本の映画を撮る。そんな“私”の前に、少年時代の自分が現れ……。「十三人の刺客」などの菅貫太郎が主演を務め、隣家の妻を八千草薫が演じた。
ネット上の声
- 【ちぃスピードで映画観よう!!第4弾、グッドスピード選出作品】
- 恐山の川からひな壇流すの常識ぶっ飛んでてたまらない
- 今の時代にこんな映画を撮れる人いますかね
- 頭モヤモヤする人の心をズバッと打ちます
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督寺山修司
- 主演菅貫太郎
-
本作の後「シン・レッド・ライン」(1998)まで20年にわたり沈黙する巨匠テレンス・マリックの監督第2作。1979年・第32回カンヌ国際映画祭で監督賞、第51回アカデミー賞で撮影賞を受賞した。
1910年代、青年ビリーと妹リンダ、そしてビリーの恋人アビーはテキサスの農場に流れ着き、そこで働き始める。やがてビリーの妹と偽っていたアビーにひかれる農場主のチャックが病気で余命幾ばくもないことが発覚。ビリーはアビーをチャックと結婚させ、そのお陰で厚遇を受けることに。しかしチャックは妻とビリーの関係を疑い……。
20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さともろさを静謐な演出でつづる。名手ネストール・アルメンドロスの映像美は圧巻。日本では1983年に劇場初公開された。2011年8月に特集上映「ZIGGY FILMS '70s '70年代アメリカ映画伝説 第2弾」でリバイバル。2025年4月には、マリック監督監修による4Kレストア版でリバイバル公開。
ネット上の声
- テレンス・マリック監督は脳の出来が違う方という認識でいたけど、Wikiで知りまし
- 自然との対比で映し出される人間の脆さ
- 美しい大地を背景にした人間の愛憎劇
- 【絵空事、神話、美しい嘘】
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間94分
- 監督テレンス・マリック
- 主演リチャード・ギア
-
「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく。第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得して賞レースを席巻。第93回アカデミー賞では計6部門でノミネートされ、作品、監督、主演女優賞の3部門を受賞した。
ネット上の声
- 静かなる圧倒。時代の変わり目に立つ一作
- ホームレスじゃないわ。ハウスレスなの
- 「独りよがり」に見えるノマド生活。
- クロエ・ジャオという才能を思う
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督クロエ・ジャオ
- 主演フランシス・マクドーマンド
-
「チェイサー」「哀しき獣」のナ・ホンジン監督によるサスペンススリラー。平和なある村にやってきた、得体の知れないよそ者の男。男が何の目的でこの村に来たのかは誰も知らない。村じゅうに男に関する噂が広がる中、村人が自身の家族を虐殺する事件が多発する。殺人を犯した村人に共通していたのが、湿疹でただれた肌に、濁った眼をして、言葉を発することもできない状態で現場にいることだった。この事件を担当する村の警官ジョングは、自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。娘を救うためにジョングがよそ者を追い詰めるが、ジョングの行動により村は混乱の渦が巻き起こってしまう。警官ジョング役にドラマや映画の名脇役として知られ、本作が初主演となるクァク・ドウォン。國村隼がよそ者の男を演じ、韓国の映画賞・第37回青龍映画賞で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞のダブル受賞を果たした。
ネット上の声
- 本作の考察としていくつか推理してみる。
- この作品に星一つを付ける人って
- あなたは本当に見たんですか?
- その國村隼を信じるか・疑うか
サスペンス
- 製作年2016年
- 製作国韓国
- 時間156分
- 監督ナ・ホンジン
- 主演クァク・ドウォン
-
1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。2020年・第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した。農業での成功を目指し、家族を連れてアーカンソー州の高原に移住して来た韓国系移民ジェイコブ。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを目にした妻モニカは不安を抱くが、しっかり者の長女アンと心臓を患う好奇心旺盛な弟デビッドは、新天地に希望を見いだす。やがて毒舌で破天荒な祖母スンジャも加わり、デビッドと奇妙な絆で結ばれていく。しかし、農業が思うように上手くいかず追い詰められた一家に、思わぬ事態が降りかかり……。父ジェイコブを「バーニング 劇場版」のスティーブン・ユァン、母モニカを「海にかかる霧」のハン・イェリ、祖母スンジャを「ハウスメイド」のユン・ヨジョンが演じた。韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョンが監督・脚本を手がけた。第78回ゴールデングローブ賞では、アメリカ映画だが大半が韓国語のセリフであることから外国語映画賞にノミネートされ、受賞を果たす。第93回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞など計6部門にノミネート。祖母スンジャを演じたユン・ヨジョンが助演女優賞に輝いた。
ネット上の声
- この一家の暮らしをずっと、ずっと見守っていたくなる
- 家族がたくましく生きる姿が静かに深い感動を呼ぶ
- 聖書を暗示する要素に満ちた物語を紐解く
- 本作の成功はほんの1部分に過ぎない
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国アメリカ
- 時間116分
- 監督リー・アイザック・チョン
- 主演スティーヴン・ユァン
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今村昌平監督が深沢七郎の小説「楢山節考」「東北の神武たち」を映画化し、1983年・第36回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた人間ドラマ。信州の山深い寒村。この村では70歳を迎えた老人は皆、冬に楢山へ行くという掟があった。それは死を意味するが、そうすることで貧しい村の未来を守っているのだった。妻を亡くした辰平の家には、現在69歳の母おりんがいる。おりんは楢山へ行くことを少しも恐れていないが、母思いの辰平はつらい心情を抱えていた。辰平を緒形拳、母おりんをラテン歌手の坂本スミ子が演じた。
ネット上の声
- カンヌ国際映画祭、パルムドールらしいよ!
- 交わり、喰い、そして死ぬ、この3つだけ
- 何故、お正月に観てしまったのか・・・
- 「人間も鳥も獣も虫も等しく生きる姿」
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督今村昌平
- 主演緒形拳
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「殺人の追憶」「グエムル/漢江の怪物」のポン・ジュノ監督が手がけた3年ぶりの長編。国民的人気女優のキム・ヘジャ、5年ぶりの映画出演となるウォンビンが親子を熱演する。貧しいながらも幸せに暮らしていた親子であったが、ある日1人息子が警察に拘束されてしまう。殺人事件の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、孤立無援の母は悲しむ間もなく、たった1人で真相に迫ろうとするのだが……。
ネット上の声
- 母親は、子供の様な純粋無垢な 心を持った息
- 踊る阿呆に見る阿呆踊。 同じ阿呆なら踊らにゃ損損!
- 鑑賞する度に違う発見がありそうな気がする
- 過剰な愛が生む狂気・無垢が生み出す純悪
知的障害、 どんでん返し、 サスペンス、 ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国韓国
- 時間129分
- 監督ポン・ジュノ
- 主演キム・ヘジャ
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やがて湖底に沈みゆこうとしている岐阜県・徳山村を描く。徳山村の出身で、同地で分校の先生をしている平方浩介原作の『じいと山のコボたち』の映画化で、脚本・監督は「日本フィルハーモニー物語 炎の第五楽章」の神山征二郎、撮影は、「アゲインスト むかい風」の南文憲がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 岐阜県の徳山ダムの建設で立ち退きを控えた村の老人と周りの人々の物語です
- ダム建設で湖底水没が迫る村に住む、認知症の翁とその家族や村人達の物語
- 地味だが優れた、人間の交流を描いた作品。
- 老-老介護じゃなくて、老-幼(少)交流がいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督神山征二郎
- 主演加藤嘉
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遺体を棺に納める“納棺師”という職業を通して、様々な死と向き合い人生をみつめるヒューマンドラマ。監督は「壬生義士伝」の滝田洋二郎、音楽を久石譲が担当。ひょんなことから納棺師の見習いとなった元チェリストの大悟は、妻の美香には冠婚葬祭の仕事とごまかして働いていた。日々とまどいながらも様々な死と出会い成長していく大悟と、それを見守る美香を本木雅弘と広末涼子が好演。第81回アカデミー賞で、日本映画史上初の外国語映画賞を受賞した。
ネット上の声
- 映画人達が創った映画とは、こうあるべき。
- 誰でもいつかは、おくりびと、おくられびと
- 身のこなしの「美」に滲み出る、仕事の誇り
- 故人を、生者を、職業を、讃える、±ゼロ度
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督滝田洋二郎
- 主演本木雅弘
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雄大な自然が広がる西部開拓時代のワイオミングを舞台に、流れ者シェーンと開拓者一家の交流や悪徳牧場主との戦いを描いた名作西部劇。ジャック・シェーファーの小説を原作に、「陽のあたる場所」「ジャイアンツ」のジョージ・スティーブンスがメガホンをとり、アラン・ラッドが主演を務めた。南北戦争後の西部。厳しい自然や横暴な牧場主ライカーとのいさかいに悩まされていた開拓者ジョーとその家族の前に、シェーンと名乗る流れ者の男が現われる。ジョーの息子ジョーイと仲良くなり一家のもとに身を寄せることになったシェーンは、ジョーの仲間の開拓者たちとも友情を育んでいく。しかしライカーの暴力は日ごとにエスカレートしていき、ついに開拓者の1人が殺し屋に命を奪われてしまう。ライカーとの話し合いに向かおうとするジョーを止めたシェーンは、たった1人でライカー一味に立ち向かう。公開60周年となる2013年にデジタルリマスター化され、16年4月に公開(東北新社配給)。2020年9月、人気声優による名画吹き替えプロジェクト「NEW ERA MOVIES」で新たに制作された吹き替え版(シェーン役=津田健次郎/ジョー・スターレット役=森久保祥太郎/ルーフ・ライカー役=石井康嗣)で公開(モービー・ディック配給)。
ネット上の声
- 言葉をぐっと呑み込んで、黙るしかないとき
- 一体何度 この映画を観ているのだろう?
- 最後のシーンが眼に焼き付いている。
- 最近の映画にないモノがあります。
西部劇
- 製作年1953年
- 製作国アメリカ
- 時間118分
- 監督ジョージ・スティーヴンス
- 主演アラン・ラッド
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「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が、「母と子」をテーマに描くオリジナルの劇場長編アニメーション。人間と狼の2つの顔をもつ「おおかみこども」の姉弟を、女手ひとつで育て上げていく人間の女性・花の13年間の物語を描く。「おおかみおとこ」と恋に落ちた19歳の女子大生・花は、やがて2人の子どもを授かる。雪と雨と名づけられたその子どもたちは、人間と狼の顔をあわせもった「おおかみこども」で、その秘密を守るため家族4人は都会の片隅でつつましく暮らしていた。しかし、おおかみおとこが突然この世を去り、取り残されてしまった花は、雪と雨をつれて都会を離れ、豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住む。「時をかける少女」「サマーウォーズ」に続いて脚本を奥寺佐渡子、キャラクターデザインを貞本義行が手がけた。第36回日本アカデミー賞では、最優秀アニメーション映画賞を受賞した。
ネット上の声
- 人間と狼の2つの顔を持つ「おおかみこども」を育てる母親の奮闘する姿を描いた感動作
- エゴイスティックでとても嫌な感じのする作品。二度と観るのは御免です。
- 小ぐらいの頃にテレビ録画して繰り返し見てた
- 大好きな人達に見てもらいたい そんな作品
シングルマザー、 アニメ、 泣ける
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督細田守
- 主演宮崎あおい
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山田洋次が五年間温めつづけてきた構想を、日本列島縦断三千キロのロケと一年間という時間をかけて完成した、話題の超大作。脚本は「男はつらいよ 望郷篇」の山田洋次と宮崎晃、監督、撮影も同作の山田洋次と高羽哲夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- Where Spring Comes Late:山田洋次監督、脚本、原作、宮崎晃
- 勢いのあった頃の日本を思い起こさせる作品
- 苦難の旅は人生の如し〜山田洋次監督の名作
- 公開当時小学生だった。のに今でも強烈
北海道が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督山田洋次
- 主演倍賞千恵子
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パール・バックの出世作の小説を映画化したもので、「科学者の道」「黒地獄」のポール・ムニと「逢瀬いま一度」「巨星ジーグフェルド」のルイゼ・ライナーとが主演する。脚色は、オウエン及びドナルド・デーヴィスの舞台劇を参酌して「ロミオとジュリエット」のタルボット・ジェニングス、「白い蘭」のクローディン・ウェスト及びテス・スレシンガーが協力して当たり、「ダアク・エンゼル(1935)」「白い蘭」のシドニー・A・フランクリンが監督に任じ、「裏町」「巨星ジーグフェルド」のカール・フロイントが撮影した。助演者は「結婚クーデター」のウォルター・コノリー、「沙漠の花園」のテイリー・ロッシュ、「我は海の子」のチャーリー・グレイプウィン、「夕陽特急」のジェシー・ラルフ等で、中国人俳優多数も出演している。
ネット上の声
- 原作がいいから
- ラストシーンは素晴らしい余韻を残してくれます
- タイトルなし(ネタバレ)
- 壮大なスケールの物語
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国アメリカ
- 時間138分
- 監督シドニー・フランクリン
- 主演ポール・ムニ
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「火垂るの墓」の高畑勲監督が、岡本螢・刀根夕子原作の同名コミックを映画化した長編アニメーション。1982年、夏。10日間の休暇を取った27歳の会社員タエ子は、姉の夫の親戚が暮らす山形へ旅に出る。東京で生まれ育った彼女には、小学5年生の時、田舎がなくて寂しい思いをした記憶があった。旅の途中、彼女は当時の懐かしい思い出を次々と蘇らせていく。小学5年生の自分を連れたまま山形に到着した彼女は、親戚の家の息子トシオや農家の人々と触れ合う中で、本当の自分を見いだしていく。主人公・タエ子の声を今井美樹、トシオの声を柳葉敏郎がそれぞれ演じた。
ネット上の声
- 世代も性別も違いますが、タエ子の子供の頃の思い出には共感出来る部分...
- 映画完成から、25年 紅花作りのモデルとなった方の息子さんや映画コ...
- 退勤後彼女はまたピタゴラスイッチを見ることに失敗している
- 小5の彼女と大人の彼女の話との繋がりが弱い
夏休みが舞台、 アニメ、 懐かしいノスタルジックな夏、 ジブリ
- 製作年1991年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督高畑勲
- 主演今井美樹
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立派な牧羊犬ならぬ牧羊豚になることを夢見る無垢な子ブタの奮闘を描く感動作。500匹にも上る本物とSFXを巧みに組み合わせた、動物たちの“演技”がみごと。イギリスの童話作家ディック・キング・スミスの『The Sheep-Pig』を、「マッドマックス」シリーズや「ロレンツォのオイル 命の詩」のジョージ・ミラーの製作・脚本で映画化。監督は本作が初の劇場用映画となるオーストラリアの監督、クリス・ヌーナンがあたった。脚本はミラーとヌーナン、製作はミラー、ダグ・ミッチェル、ビル・ミラー。撮影はアンドリュー・レズニー、音楽はナイジェル・ウェストレイク、美術はロジャー・フォード、編集はマーカス・ダルシーとジェイ・フリードキン。アニマトロニクス(ロボット)製作はジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップ、動物演技指導は「ベートーベン」シリーズのカール・ルイス・ミラーが担当。出演は「名探偵登場」「ピンク・キャデラック」のジェームズ・クロムウェル、オーストラリアのトップ・コメディエンヌのマグダ・ズバンスキーほか。第68回アカデミー視覚効果賞、全米批評家協会最優秀作品賞受賞。
ネット上の声
- かわいい、おもしろい、泣ける、感動!
- 僕はふつうの子ブタ…でも頑張るよ♪
- あなたを勇気づける 言葉があれば…
- 可愛いだけじゃなかったです。
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国オーストラリア
- 時間92分
- 監督クリス・ヌーナン
- 主演ジェームズ・クロムウェル
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ピアノ調律師の青年の成長を描き、2016年・第13回本屋大賞を受賞した宮下奈都の小説を、山崎賢人の主演で映画化。将来の夢もなく生きていた外村は、高校でピアノ調律師の板鳥と出会い、板鳥の調律したピアノの音色に魅せられ、その日から自身も調律の世界を目指すことを決意。専門学校を出て新米調律師として働くようになった外村は、調律師の先輩・柳やピアニストの高校生姉妹・和音と由仁ら、調律を通して知り合う人々とのかかわりによって、調律師として、そしてひとりの人間として成長していく。山崎が主人公・外村に扮し、外村が調律の世界に足を踏み入れるきっかけとなった板鳥を名優・三浦友和が演じる。また、実の姉妹である上白石萌音と上白石萌歌が姉妹の和音と由仁をそれぞれ演じ、初共演した。監督は「orange オレンジ」でも山崎とタッグを組んだ橋本光二郎。
ネット上の声
- WOWOWにて視聴。 原作も読みましたが原作自体僕にとってそれほど...
- 美しいもの、素晴らしいもの、自分の好きなものを奏でていく
- 「子犬のワルツ」でこんなに泣けるなんて・・・
- 調律師と奏者との関係に疑問&ひたすら暗い
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督橋本光二郎
- 主演山﨑賢人
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2人の巫堂(ムーダン=朝鮮半島のシャーマン)と風水師、葬儀師が掘り返した墓に隠された恐ろしい秘密を描き、韓国で観客動員1200万人の大ヒットを記録したサスペンススリラー。
巫堂ファリムと弟子のボンギルは、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、高額の報酬と引き換えに依頼を受ける。先祖の墓が原因であることがすぐに判明し、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドクと葬儀師ヨングンも合流。4人はお祓いと改葬を同時に行うことにするが、墓を掘り返す儀式を始めた矢先、不可解な出来事が彼らを襲う。
「オールド・ボーイ」のチェ・ミンシクが風水師サンドク、ドラマ「トッケビ 君がくれた愛しい日々」のキム・ゴウンが巫堂ファリム、「コンフィデンシャル」シリーズのユ・ヘジンが葬儀師ヨングン、ドラマ「ザ・グローリー 耀かしき復讐」のイ・ドヒョンが巫堂ボンギルを演じた。監督・脚本は「プリースト 悪魔を葬る者」のチャン・ジェヒョン。
ネット上の声
- 朝鮮半島と日本の暗い歴史の苦さが後半の味わいに影響。韓国での特大ヒットに複雑な思いも
- この調子で今後も悪霊祓いで邁進していただきたい!
- 後半からは難業・苦行でございました。
- 日本絡みの描写に色々な意味で違和感
ホラー
- 製作年2024年
- 製作国韓国
- 時間134分
- 監督チャン・ジェヒョン
- 主演チェ・ミンシク
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全日本ろうあ連盟創立60周年を記念して製作された人間ドラマ。最愛の恋人・早苗の死をきっかけに、ろうあ運動の記録映画製作を断念した敬一。それから30数年後、大工として暮らしていた彼の元に、記録映画を完成させてほしいという依頼が舞い込む。悩みながらも製作を再開した彼は、俳優の吾朗や薬剤師を目指す尚美ら若い世代のろう者との交流を通し、自らの過去と向き合う決意をする。早苗役にSPEEDの今井絵理子。
ネット上の声
- 涙が止まらないが元気の出る映画
- ゆずり葉を観て 仲間を想う
- 会場で見たほうがいいと思う
- 声の無いセリフ
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督早瀬憲太郎
- 主演庄崎隆志
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年期奉公に行かされ、苦労しながらも明るく、たくましく成長するおしんの少女時代を描く。橋田壽賀子原作の同名小説のアニメ化で、脚本も橋田、監督は山本暎一がそれぞれ担当。
ネット上の声
- テレビ放映のまんまアニメ版
- おしん達家族をというかこの時代の周波数の婦女子全員守ったると毎回歯噛みしながら思
- 【YouTube】山形の寒村の小作の子として生まれた少女おしんの物語です
- 偶数巻の悲劇の見本市みたいな感じで、心折れそうになったけど、
アニメ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督山本暎一
- 主演小林綾子