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大作「映画史」などの映画監督ジャン・リュック・ゴダールが、自らを対象として世界を描こうとした、自伝でもなく、肖像でもない<自画像映画>とでもいうべき作品。ジャン・リュック・ゴダールのイニシャルであるJLGがタイトルに冠され、ゴダール自身が主人公として出演するが、ドキュメンタリーと呼ぶにはフィクションが随所に挿入され、映画、文学、哲学など様々な要素の映像と言葉が渾然となって一体化している。映画局査察官役で批評家のルイ・セガン、映画史家のベルナール・エイゼンシッツ、「新ドイツ零年」のアンドレ・S・ラバルトが出演。また音楽は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲と第七交響曲、ヒンデミットの「葬送音楽」、アルヴォ・ベルトの「ミゼーレ」が使われている。
ネット上の声
- “JLG/JLG - autoportrait de décembre”という原
- ゴダールマラソン終盤
- 分らなくていいのさ
- 分らなくていいのさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国フランス
- 時間56分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ネット上の声
- 一様であり多様
- いくら映画が編集室で出来上がるとは言え、ひとりでカタカタと編集しただけの作品に映
- しばしば人の目につかぬもの、殆ど予感されたことのないある指示のかすかな跡である痕
- セックスのアイコンとしてのロリータと死が同調するモンタージュはクソカッコいいが難
ドキュメンタリー
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間41分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ネット上の声
- もはや映画ではない
- ゴダール目線で語られる映画史というところに非常に期待して、いわゆる普通のドキュメ
- 映画史だから比較的わかりやすいかなと思ったらこれまでにないくらいゴダール節全開で
- ゴダールからフランス映画史を学ぼうと試みたが、モンタージュの連続、あまりにも圧倒
ドキュメンタリー
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間50分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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2022年9月に他界したフランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールの遺作となった短編映画。
ゴダール自身による手書きの文字、絵、写真、映像のコラージュに音楽やナレーションをあわせ、比類なき独創性とインパクトで描いたゴダール芸術の集大成的作品で、音楽とサウンドトラックの切れ目にはゴダール自身の老いた、穏やかな、そして激しく震える声を聴くことができる。
フランスの世界的メゾン、サンローランが設立した映画制作会社・サンローランプロダクションが製作を手がけた。2023年・第76回カンヌ国際映画祭クラシック部門選出作品。
ネット上の声
- canon
- めくるめくイメージとテキストの洪水で再生成された『映画史』はやっぱりすごいんだな
- 芸術作品すべてに落とし込む必要はないとは思っているけれど、いまこの世界で起きてい
- 取り敢えずシャルル・プリニエという名前とカルロッタという名前を覚えようとした
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国フランス,スイス
- 時間20分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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今夕までに映画を1本作れば罪が許されるというゴダール白痴/公爵殿下の旅と、新しい音を求める音楽家の旅、<地上にひとつの場を>求める異星人のような男の旅が交錯、コミック漫画のように、冒険活劇のように展開していく。文学からの引用が音と映像のコラージュの中で疾走する、ゴダール監督の80年代劇場用長編映画第6作。
ネット上の声
- 意外と淡白
- 流石に人類には早すぎたユーモア?ゴダールさんは自身を白痴と呼び、精一杯の喜劇を演
- セザンヌの絵画みたいな映画。音楽(リズム、と言った方がいいのかな)...
- とにかく絵がきれいさ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス
- 時間81分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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男女4人が織り成す会話を中心とした人間ドラマ。監督・脚本・主演は「私の愛するテーマ」のアンヌ・マリー・ミエヴィル。撮影は「プロヴァンス物語/マルセルのお城」のクリストフ・ボーカルヌ。共演は監督として有名な「映画史」のジャン=リュック・ゴダール、「アメリ」のクロード・ペロン、「レンブラントへの贈り物」のジャック・スピセールほか。
ネット上の声
- 『愛の世紀』の第一部と第二部の撮影の間に撮られた作品らしい
- 冒頭部には、のちの本篇のモチーフを散りばめた映画制作過程のほかに、子どもたちも映
- パートナーのミエヴィルのためとはいえ、ゴダールがこれほど言葉に抒情性を込めて発話
- ゴダール、パートナー、友達、3人の詩的で哲学的な対話、連れてこられた船乗りはこき
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国フランス
- 時間74分
- 監督アンヌ=マリー・ミエヴィル
- 主演アンヌ=マリー・ミエヴィル
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ジャン=リュック・ゴダールの謎に包まれた作家人生にスポットをあてたドキュメンタリー。
ヌーベルバーグの旗手として時代を熱狂させた1960年代、68年の五月革命をターニングポイントとする政治の季節、70年代の内省と再生、そして劇的な復活を果たした80年代と、ゴダールの功績を網羅的に紹介。さらに家族や友人、アンナ・カリーナら元パートナーたちの証言、マーシャ・メリル、ジュリー・デルピー、ナタリー・バイら出演女優や関係者への新たなインタビューなどを織り交ぜながら、その知られざる素顔に迫る。
監督は、ドキュメンタリー作品の編集を多く手がけてきたシリル・ルティ。ゴダールが他界する直前となる2022年・第79回ベネチア国際映画祭「ベネチア・クラシック・ドキュメンタリー部門」で上映された。
ネット上の声
- 不可視となったゴダールへの架橋
- 偶像化されたジャン=リュック
- ゴダールを追う作品はたくさんあるけどそのなかでもゴダールの人間性に一番迫った作品
- ヌーヴェル・ヴァーグの寵児として仏映画界に登場し、映画を芸術にすべく常に自らのス
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国フランス
- 時間105分
- 監督シリル・ルティ
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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スイスのローザンヌ市創設500年記念映画として、市の発注でつくられた短篇映画。冒頭でゴダールがレコード針を落とすボレロに乗って、ローザンヌ市のスケッチが綴られていく。タイトルのフレディ・ビュアシュはローザンヌのシネマテークの館長として、ランググロワなき後、世界のシネマテークで最も信頼され親しまれた人。「カルメンという名の女」と併映で日本初公開された。
ネット上の声
- スイスのローザンヌ市創設500年を記念して、市から依頼された短編映画
- 岩の石の色が好きだと言われても、私たちは原色で構成された数々のシーンを見てしまっ
- スイス・ローザンヌ市から市の創立500周年の記念として依頼を受けてつくられた映画
- 字幕がないので何を言っているかは分からないけれども…
ドキュメンタリー
- 製作年1981年
- 製作国スイス
- 時間12分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ネット上の声
- 〈アメリカ映画史〉再構築でも似たような言及あったけど、ウディアレンが「ベッドで映
- 映画館で映画を見るという体験そのものの価値を決して音響やスクリーンの設備の充実な
- JLGが窓の向こうに広がるビルの群生を、ウディ・アレンのモノマネをしながら眺める
- ゴダールがウディ・アレンをおもちゃにするディスりドキュメンタリー
ドキュメンタリー
- 製作年1986年
- 製作国フランス
- 時間26分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ウディ・アレン
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ヌーベルバーグを代表する監督として敬愛されるフランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダールに迫ったドキュメンタリー。「大人は判ってくれない」のカメラテストを受けるジャン=ピエール・レオや演出の細部について語るトリュフォー、商業映画の世界から身を引いていた時期のゴダールの姿など、貴重な資料映像の数々で構成される。トリュフォーやゴダールの評伝本を執筆した「カイエ・デュ・シネマ」元編集長のアントワーヌ・ド・ベックが構成を担当。
ネット上の声
- 新しい波の友だったゴダールとトリュフォー
- ヌーヴェル・ヴァーグと二人の巨匠のまとめ
- 軽々しく『好き』なんていっていけない
- ヌーヴェルヴァーグ、 So what?
ドキュメンタリー
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間97分
- 監督エマニュエル・ローラン
- 主演イジルド・ル・ベスコ
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ネット上の声
- 性・家族と労働
- ほぼポルノなゴダール=ミエヴィルによるフェミニズム映画 多重露光っぽい編集のアイ
- 家族の生活、性行為は工場生産と同じ役割、プロセスを辿っている...という前提の元
- ポルノグラフィを日常へ露骨にコラージュする手法が生まれたのは映画史的にいつ?
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国フランス
- 時間88分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演サンドリーヌ・バティステラ
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ネット上の声
- 皮肉にもウディ・アレンの劇中で出てきそうな会話ばかりだった
- テレビと映画の話が一番印象に残った
- ゴダールとミエヴィルの対話
- ゴダールの話は面白い
ドキュメンタリー
- 製作年1986年
- 製作国フランス,イギリス
- 時間52分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが自身の監督作「中国女」をめぐってアメリカの若者たちと議論を交わす姿を記録したドキュメンタリー。
アメリカでゴダール監督の名声が頂点にあった1968年。毛沢東主義に傾倒するパリの若者たちを描いた劇映画「中国女」の配給権を得たドキュメンタリー映画監督リチャード・リーコックとD・A・ペネベイカーは、ゴダール監督がアメリカ各地の大学を訪れる講演旅行を企画する。同年4月4日、ゴダール監督はニューヨーク大学の学生たちと「中国女」をめぐって議論を繰り広げた。その様子をカメラに収め、流暢な英語で当意即妙の受け答えをするゴダール監督と若者たちの熱気に満ちた姿を生き生きと映し出す。
日本では2023年4月に劇場初公開。
ドキュメンタリー
- 製作年1968年
- 製作国アメリカ
- 時間41分
- 監督D・A・ペネベイカー
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ジャン=リュック・ゴダール「軽蔑」のイタリア・カプリ島での撮影現場を取材した短編ドキュメンタリー。
ゴダールと親交のあったジャック・ロジエが「軽蔑」撮影現場を訪れてカメラを回し、そこで起きていた、ブリジット・バルドーと彼女のスクープ写真を撮ろうと狙うパパラッチたちとの攻防や、彼女を一目見ようと集まる群衆の姿を収めた。その様子を通して「軽蔑」という作品を外側から捉える。
2010年1月開催の特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」や、2023年7月開催の特集上映「みんなのジャック・ロジエ」で上映。
ネット上の声
- 「バルドー/ゴダール」の副産物の短編
- 「アデュー・フィリピーヌ」と併映
- アンナもバーキンもスパークも君たち可愛いね〜‼️‼️🤤🤤とはなるが、バルドーは全
- ゴダールの現場演出が記録された貴重な映像であることは当然として、隠し撮りの映像が
ドキュメンタリー
- 製作年1963年
- 製作国フランス
- 時間20分
- 監督ジャック・ロジエ
- 主演ブリジット・バルドー
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ネット上の声
- ゴダールマラソン
- 法廷と革命
- 《異議あり、映像で法廷を語るすなわち事件を映し出された解釈によって総括する事柄事
- ブラックパンサー党の話は『たのしい知識』から地続きで相変わらず画面上は動きが少な
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間106分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演イヴ・アフォンソ
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「ゴダールの決別」などの映画の革命児ジャン=リュック・ゴダールが文豪シェイクスピア『リア王』を自在に解釈した一作。以前にビデオ化はされていたが劇場公開は今回が初めて。監督・脚本・編集・出演はゴダール。製作はキヤノン・フィルムを率いたメナハム・ゴーランとヨラン・グローバス。撮影は「緑の光線」のソフィー・マンティニューと、一部「右側に気をつけろ」のカロリーヌ・シャンプティエが担当。録音は「パッション」以降ゴダールと組むフランソワ・ミュジー。出演はオペラ演出家のピーター・セラーズ、「ロッキー」シリーズのバージェス・メレディス、「プリティ・イン・ピンク」のモリー・リングウォルド、「恋人までの距離」のジュリー・デルピー、映画監督のウディ・アレンとレオス・カラックス、作家のノーマン・メイラーほか。
ネット上の声
- ゴダールに料理されたシェークスピア
- ゴダールマラソン
- ウィークエンドの時プロデューサーが成金でそいつが気に入らなすぎて無駄に予算つかい
- トリュフォーのスチールのショットに興奮する、ジュリーデルピーのアイロンがけに着火
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国アメリカ
- 時間91分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ウディ・アレン
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コメディ
- 製作年1951年
- 製作国フランス
- 時間11分
- 監督エリック・ロメール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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ネット上の声
- ゴダールマラソン
- 他者の顔のしかも写真というその表情固定の顔から他者が読み取りまくる、読み取るのは
- 言ってることは相変わらずよくわからないし個人攻撃をひたすら聞くのはキツいが、これ
- 全編スチール写真でズームしたりカメラを動かしたりするだけなんで、観ていてマジで辛
ドキュメンタリー
- 製作年1972年
- 製作国フランス
- 時間52分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジェーン・フォンダ
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ジャン=リュック・ゴダール監督作「軽蔑」で行われた、カプリ島での撮影現場を取材した短編ドキュメンタリー。
イタリアのカプリ島で行われていた同作の撮影の現場を訪れたジャック・ロジエがカメラを回し、ブリジット・バルドーとゴダールの関わりを捉えることで、作品の内側からゴダールの撮影美学に迫った。また同時にロジエ自身の作家性をも浮かび上がらせる。
2010年1月開催の特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」や、2023年7月開催の「みんなのジャック・ロジエ」にて劇場公開。
ネット上の声
- 資料的価値まで
- 気温のせいでかなり寝そうだったけどサンダル履いてたから自分の足がクサすぎて死にた
- ラング、ゴダール、ロジェが『軽蔑』の撮影現場で集結していたという事実が何よりも凄
- 数日前に観たものだから、もう何もかも忘れてしまった でも当時の感情としては恐らく
ドキュメンタリー
- 製作年1963年
- 製作国フランス
- 時間10分
- 監督ジャック・ロジエ
- 主演ブリジット・バルドー
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ネット上の声
- 交わらないままで。
- ゴダールマラソン
- 五月危機突入後のデモ内部、入り交じった階級意識による思想対立がストローブ=ユイレ
- 見たり見なかったり休憩挟んで見たりして見終わったが、恐ろしく退屈で完全に飽きてる
ドキュメンタリー
- 製作年1968年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演ジャン=リュック・ゴダール
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フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダールが激動のアメリカをとらえた幻の映画をめぐるドキュメンタリー。
1968年10月、ゴダール監督はドキュメンタリー映画「1AM(ワン・アメリカン・ムービー)」制作のためアメリカへ渡り、反体制的な政治と文化の状況に目を向ける。ダイレクト・シネマの旗手として知られるD・A・ペネベイカーとリチャード・リーコックが撮影を担当するが、ゴダール監督と彼らの共同作業は編集段階で頓挫してしまう。ゴダール監督が放棄したフッテージをペネベイカーがつなぎあわせ、「1PM」のタイトルで本作を完成させた。
ブラックパンサー党のエルドリッジ・クリーバーの談話や、ロックバンド「ジェファーソン・エアプレイン」のパフォーマンスを記録した映像などが収録されている。日本では2023年4月に劇場初公開。
ドキュメンタリー
- 製作年1971年
- 製作国アメリカ
- 時間90分
- 監督D・A・ペネベイカー
- 主演ジャン=リュック・ゴダール