- 製作
- 2024年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 二宮健
- 出演
- 寺本莉緒押田岳細野哲弘
- 種類
- ---
日本映画界の“新しい波”を標ぼうして2014年に始動した映画上映企画「SHINPA」のために撮り下ろされた短編3作品をまとめたオムニバス。
「SHINPA」中心メンバーである映画監督の二宮健が手がけた「嗚呼、かくも牧場は緑なりけり」(2022年/29分)、演劇ユニット「ピンク・リバティ」代表で「彼女未来」など映画も手がける山西竜矢監督の「母と牛と」(2023年/24分)、「ペナルティループ」の荒木伸二監督による「その誘惑」(2024年/31分)の3作品で構成される。
婚約者のハナに誘われ、彼女の育った牧場を訪れることになった純之介は、ハナから「前の彼氏を紹介する」と言われて戸惑うが、そんな彼の前に現れたのは一頭の老馬だった(「嗚呼、かくも牧場は緑なりけり」)。ある地方都市に暮らす洋司は、ほぼ寝たきりの母親・双葉の介護が生活の中心になっていたが、ある日、双葉が部屋の中で倒れているのを発見する(「母と牛と」)。翻訳者の香織は、夫の孝雄の行動や嗜好が変化していることに気づき、違和感を抱いて観察を続けるが、まるで別人になったかのような夫に今までにない魅力を感じてしまう(「その誘惑」)。