- 製作
- 2024年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 村上浩康
- 出演
- ---
- 種類
- ドキュメンタリー
「東京干潟」「蟹の惑星」で新藤兼人賞金賞、文化庁優秀記録映画賞を受賞するなど高い評価を受けたドキュメンタリー映画監督の村上浩康が、自宅での最期を希望した父と看取りを決意した母の日々を見つめたドキュメンタリー。
末期ガンで入退院を繰り返していた91歳の父・村上壮さんの「家に帰りたい」という言葉を受け、86歳の母・幸子さんは自宅での看取りを決意した。介護ベッドを置き、ヘルパーや訪問看護師が出入りする生活が始まるなか、ベッドから動けない父は何かと世話を焼く母に「ありがとう」と言うようになり、母はできる限り父の近くで時間を過ごすように。
徐々に食事を摂れなくなり目をつむる時間も増えていく父と、持病の悪化により自身の健康にも不安を抱える母。介護生活を続ける両親と積極的に関わりたいとの思いからカメラを回し始めた村上監督が、「老老介護」「オレオレ詐欺」といった高齢者を取り巻く社会問題や、花や虫などさまざまな命の姿を盛り込みながら、40日あまりにわたる両親の最後の日々を映し出す。