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大都市・東京に残された最後の秘境「干潟」。そこに息づく多様な生命と、失われゆく自然を見つめる記録。
高層ビルが林立するメガシティ、東京。その湾岸に、奇跡のように残された自然の聖域「干潟」が存在する。そこは、カニやハゼ、渡り鳥など、無数の生命が躍動する豊かな生態系の宝庫。しかし、都市開発の波と環境汚染は、この最後の楽園を静かに脅かしている。本作は、四季折々の干潟の美しい姿と、そこで生きる小さな命の営みを丹念に記録。漁師や研究者の視点を通して、我々が失いつつあるもの、そして守るべきものの価値を問いかける。都会の喧騒のすぐ隣にある、知られざる生命の物語。
ネット上の声
- 多摩川べりに小屋を建て、捨てられた猫たちと暮す老人の姿を通して、今の日本の様々な
- 近日公開の「たまねこ、たまびと」を見るにあたり調べていたら同監督のこの作品に辿り
- 村上浩康監督が多摩川の干潟をテーマに製作したドキュメンタリー"TOKYO HIG
- 都市の切れ間にしぶとく残る自然と、そこで生きるおじいさんと猫たち
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督村上浩康
- 主演---
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東京郊外のニュータウン。猫と人が織りなす、ささやかで愛おしい日常を追った心温まるドキュメンタリー。
高度経済成長期に作られた東京・多摩ニュータウン。時代が移り変わり、街が少しずつ姿を変える中、そこに暮らす猫と人々の営み。地域猫の世話をする人々、猫に癒やしを求める住民、そして自由気ままに生きる猫たち。それぞれの視点から見えてくる、街の歴史と人々の温かな繋がり。変わりゆく風景の中で、変わらない命の輝きを映し出す、珠玉の記録。
ネット上の声
- 多摩川に棄てられ過酷な運命にあう猫たちと彼らを守り続ける人々を巡るドキュメンタリ
- 小西修さんが、長い救済活動を通して世界は少しでも変わったかと聞かれたとき、変わっ
- 多摩川には世相も流れる
- 冒頭の自転車の画がとても素敵だなとにっこりした後はずっとぐずぐず泣きっぱなしだっ
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督村上浩康
- 主演---
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「東京干潟」「蟹の惑星」で新藤兼人賞金賞、文化庁優秀記録映画賞を受賞するなど高い評価を受けたドキュメンタリー映画監督の村上浩康が、自宅での最期を希望した父と看取りを決意した母の日々を見つめたドキュメンタリー。
末期ガンで入退院を繰り返していた91歳の父・村上壮さんの「家に帰りたい」という言葉を受け、86歳の母・幸子さんは自宅での看取りを決意した。介護ベッドを置き、ヘルパーや訪問看護師が出入りする生活が始まるなか、ベッドから動けない父は何かと世話を焼く母に「ありがとう」と言うようになり、母はできる限り父の近くで時間を過ごすように。
徐々に食事を摂れなくなり目をつむる時間も増えていく父と、持病の悪化により自身の健康にも不安を抱える母。介護生活を続ける両親と積極的に関わりたいとの思いからカメラを回し始めた村上監督が、「老老介護」「オレオレ詐欺」といった高齢者を取り巻く社会問題や、花や虫などさまざまな命の姿を盛り込みながら、40日あまりにわたる両親の最後の日々を映し出す。
ネット上の声
- 人間という生き物の終わりを静かにみつめる
- 蟹の惑星、たまねこたまびとなど多摩川周辺の生態系ドキュメンタリーを手がけている監
- すごい個人的な映像なはずなのに、変に感傷的でないというか、カメラを回す制作者の被
- 「どうすればよかったか」もすごかったが、この映画もすごかった
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督村上浩康
- 主演---
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40年間ひきこもる息子と、80代の両親。小さな部屋でカニを飼う男の日常から、家族の愛と社会の歪みを映し出す。
40年にわたり自室にひきこもり続ける息子・ケンイチと、彼を支える80代の老父母。彼の世界のすべては、この小さな部屋と、そこで飼育される無数のカニたち。カメラは、年老いた両親の介護、食卓での無言の会話、そして静かに流れる家族の日常を淡々と記録。これは特別な誰かの物語ではない。現代社会の片隅で、ひっそりと、しかし確かに存在する一つの家族の姿。深い愛情と重い現実、そして社会との断絶の中で見出す、ささやかな生の営み。
ネット上の声
- YIDFF2021オンラインで
- 知的好奇心は満たされたし、蟹のショットには興奮したけどそこから超えてくるものは少
- とても丁寧に、干潟の蟹とそれを研究する人を追ったよいドキュメンタリーでした
- 400m×200mの小さな場所に、蟹たちの大きな宇宙が存在した
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間68分
- 監督村上浩康
- 主演---
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神奈川県の中津川で生物の保護と研究に取り組む2人の男性の姿を10年間にわたり追い続けたドキュメンタリー。2000年、神奈川県愛川町と厚木市を流れる中津川に、首都圏最大級の水がめ「宮ケ瀬ダム」が完成。しかし、上流にダムができたことで川に生息する生き物たちに影響があらわれはじめる。愛川町に住む吉江啓蔵さんは、関東地方の限られた河川にしかみられない絶滅危惧種のカワラノギクを保護するため活動を始め、愛川中学校の元教師で、長らく中津川の水生昆虫調査を行っていた齋藤知一さんも、ダムの完成を契機に水生昆虫の調査を再開。カワラノギクは吉江さんの献身的な世話のもとで命を吹き返していき、齋藤さんの調査からは、水生昆虫の知られざる生態やダムの影響で起こった川の環境変化が明らかになっていく。
ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督村上浩康
- 主演---