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グルジア(ジョージア)を代表する画家ニコ・ピロスマニの半生を描いた伝記映画。幼くして両親を亡くしたピロスマニは、店の看板や壁に飾る絵を描きながら放浪の日々を送るようになる。人々に一目置かれるようになっていくピロスマニだったが、酒場で見初めた踊り子マルガリータへの報われない愛が、画家を孤独な生活へと追い込んでいく。ロシア革命前夜、一杯の酒を得るため画材をかかえて居酒屋を渡り歩く生活を送っていたピロスマニは、作品がある芸術家の眼にとまったことをきっかけに、中央の画壇に注目されるようになる。グルジアがソ連の構成国だった1969年製作。日本では78年に「ピロスマニ」のタイトルでロシア語吹き替え版が劇場公開された。2015年、邦題「放浪の画家ピロスマニ」として、デジタルリマスター&グルジア語オリジナル版で37年ぶりに劇場公開。
ネット上の声
- ピロスマニの孤独が加速するにつれて、より一層映画として洗練されていくのが良かった
- グルジア映画の素晴らしさを象徴するような作品です
- 55歳だけど「確実に人生ベスト10」に入る。
- 『私の絵はジョージアには必要ない
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国ジョージア
- 時間87分
- 監督ギオルギ・シェンゲラヤ
- 主演アフタンジル・ワラジ
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グルジア民謡の採集のため、この地を訪れた若い作曲家がいつしかトラブルに巻き込まれていく姿を通じて、古くから支配の歴史に苦しめられたグルジア人の祖国への熱い思いを描いた一編。処女作「アラヴェルドバ」(63)以来、代表作「ピロスマニ」(69)などで、現代グルジア映画を代表する映画人、シェンゲラーヤ兄弟の弟ゲオルギーの監督作。オタール・チヘイゼの小説『名もなき風』を、「四月」のエルロム・アフヴレジアニと監督が共同で脚色。撮影は「帰郷(1971)」「恋人たちのロマンス」「ロビンソナーダ」などで知られるレヴァン・パータシヴィリ、音楽はイォシフ・バルダナシヴィリとグスタフ・マーラーを使用。出演はトビシリ演劇大学在学中に抜擢されたレヴァン・アバシーゼら。
- 製作年1985年
- 製作国ジョージア
- 時間104分
- 監督ギオルギ・シェンゲラヤ
- 主演レヴァン・アバシーゼ
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グルジアの民族英雄の姿を描いた叙事詩的作品。監督は「ピロスマニ」のゲオルギー・シェンゲラーヤ、脚本はバドゥール・バラルジシヴィリとシェンゲラーヤ、撮影はレリ・ムチャイーゼ、音楽はアンゾール・エルコマイシヴィリが担当。出演はオマール・プハカーゼ、レヴァン・テジアシヴィリほか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国ソ連
- 時間---分
- 監督ギオルギ・シェンゲラヤ
- 主演オマール・プハカーセ