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1970年代のパリ、一人の無気力な青年と二人の女性が織りなす、終わりのない会話と愛の探求を描いた恋愛哲学の金字塔。
五月革命の熱気が過ぎ去った1973年のフランス、パリ。定職に就かず、年上の恋人マリーの部屋に居候するインテリ青年アレクサンドル。彼はある日、カフェで自由奔放な看護師ヴェロニカと出会い、惹かれていく。マリーとの関係を続けながら、ヴェロニカとも関係を持つアレクサンドル。やがて三人は奇妙な共同生活を開始。終わりのない会話、哲学的な議論、そして嫉妬。言葉を交わすほどに心はすれ違い、それぞれの愛の形を求め彷徨う。愛とは何か、生きるとは何か。膨大な台詞の果てにたどり着く、衝撃的な愛の告白。
ネット上の声
- ユスターシュの伝説的傑作をフランソワーズ・ルブラン目当てで鑑賞。ヒドいけど凄い映画。
- ず〰︎〰︎っと待ちに待ったジャン・ユスターシュ…念願叶いようやく鑑賞出来ました…
- あの哲学者はそう見られていたんだ!
- ヌーヴェーール・ヴァーーグ!!!
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国フランス
- 時間220分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演ベルナデット・ラフォン
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少年時代への訣別。1950年代フランスの片田舎で、一人の少年が経験する淡い恋と性の目覚め、そして成長の記録。
1950年代、フランスの田舎町。祖母との穏やかな日々を送っていた13歳の少年ダニエルは、母の再婚を機に都会ナルボンヌへと移り住む。慣れないアパートでの暮らし、新しい学校、そして思春期ならではの性の目覚め。仲間たちとの他愛ない時間、映画館の暗闇で芽生える異性への好奇心、そして初めて触れる少女の肌の感触。戸惑いと発見に満ちた日々は、やがて彼を学校から労働の世界へと導く。少年時代の終わりを静かに描き出す、誰もが通り過ぎた季節の物語。
ネット上の声
- きれいな瞳を捉えた、秀作。
- 子供と大人の狭間で…
- 少年映画の最高峰
- 親の都合で大人になる事を急かされた少年の鬱屈と性の目覚めを、瑞々しい映像と乾いた
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス
- 時間123分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演マルタン・ローブ
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「ぼくの小さな恋人たち」までは自伝的な作品をつくってきたジャン・ユスターシュが、ドキュメンタリーとフィクションの狭間を探る実験性の強い方向へと踏み出した作品。第一部28分、第二部22分で構成。
ネット上の声
- 動きを撮るのではなく話を聞かせるための映像というのがあることが漸くわかった気がす
- もし知り合いがこの種のエロ話をドヤ顔で語りだしたらイライラして黙っちゃおれないか
- カフェのトイレでののぞき経験について語る男を人々が囲む、というシークエンスをフィ
- 知人にユスターシュの今回の特集全部観るつもりだけどと言われ、興味ないなぁ、十数年
ドキュメンタリー
- 製作年1977年
- 製作国フランス
- 時間48分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演ミシェル・ロンズデール
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ダッフルコートが欲しい青年。サンタの扮装で見た、クリスマスの街の人間模様とささやかな発見。
冬のフランスの地方都市。若者ダニエルは、女性にモテるために流行のダッフルコートが欲しくてたまらない。金を稼ぐため、彼はサンタクロースの格好で街頭に立つ仕事を引き受ける。赤い衣装と白い髭は、彼に奇妙な匿名性と自信を与える。人々からの普段とは違う眼差しの中で、ダニエルは自身の存在と他者との関係性を見つめ直していく。ヌーヴェルヴァーグの隠れた名作。
ネット上の声
- 流行りのダッフルコートが欲しく、サンタクロースのバイトをするジャン=ピエール・レ
- 最後のヌーベルバーグ作家
- 流行りのダッフルコートが欲しくてサンタのバイトを始めたらあら不思議、女子に触り放
- 終盤のジャンピエールレオよ、序盤にジャケットを羽織り颯爽と歩く君がイケてたことに
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国フランス
- 時間47分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演ジャン=ピエール・レオ
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ネット上の声
- 豚の屠殺のドキュメンタリー
- ドキュメンタリーとは思えないくらい、別アングルからのアクションつなぎがビシビシと
- めっちゃ良いもの観た感じ 豚の悲鳴が耳に残る やいやい言いながらタバコ咥えて解体
- 豚に興味があるわけでも、豚を解体する青年たちに興味があるわけでも、解体の作業に興
ドキュメンタリー
- 製作年1970年
- 製作国フランス
- 時間52分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演---
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女流写真家アリックス・クレオ=ルボーが、監督ジャン・ユスターシュの息子、ボリス・ユスターシュに自分の撮った写真を説明する短編。映像と音声の関係性に新たな魅力を発見出来る。
ネット上の声
- 女性カメラマンが撮ったアート写真を監督の息子(当時20歳)に説明する様を記録した
- 「写真をめくる⇄解説する」という規則的な反復動作の中で生まれる不自然なズレに頭を
- 「私であってもなくても私の写真は全部私よ」「写真は死に反する 消え去るものに反す
- あるひとコマを切り取ったような映像で、写真家アリックスがユスターシュの次男くんに
ドキュメンタリー
- 製作年1982年
- 製作国フランス
- 時間19分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演アリックス・クレオ・ルーポー
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ポスト・ヌーベルバーグの最重要人物の1人とされるフランスの映画監督ジャン・ユスターシュが1963年に発表し、キャリア初期の代表作となった作品。
パリの街をうろつく、タフガイ気取りで品位に欠けた若者2人組。やがてある女性と知り合ったものの口説くことに失敗し、腹いせに彼女の財布を盗んでしまう。
ユスターシュ監督の妻ジャネット・ドゥロに実際に降りかかった災難に着想を得た物語で、パリの街なかでのゲリラ撮影によってリアルに活写した。特集上映「ジャン・ユスターシュ映画祭」(2023年8月18日〜、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)にて4Kデジタルリマスター版で上映。
ネット上の声
- ロメールらが驚嘆した中編デビュー作
- 泥棒にも三分の情?
- ユスターシュ初期の中編。男が二人でキャッチみたいにナンパする、今日び「アウト」な話(笑)。
- ストーリーはさておき、パリの街をブログ的に記録した作品として、ロメールの獅子座と
青春
- 製作年1963年
- 製作国フランス
- 時間42分
- 監督ジャン・ユスターシュ
- 主演アリスティド・ドメニコ