愛と友情と仕事で結ばれた男女三人の物語を、一年のうちの九日に絞って綴った作品。現代科学と文明の最先端、人類の生と死という永遠の哲学的な課題に直面する原子物理学をテーマに、一九六二年カルロヴィ・バリ国際映画祭グランプリ、六二年チェコスロバキア国際労働者映画祭グランプリ、六二年ポーランド映画批評家による優秀外国映画賞、六二年サンフランシスコ国際映画祭名誉賞、六五年メルボルン国際映画祭名誉賞などを受賞した、ミハイル・ロンム監督の代表作。彼は、エイゼンシュテイン、ドウジェンコ、プドフキンらに続く、“ソビエト映画の第二世代”の一人でもあるが、同時にT・アブラーゼ、G・チュフライ、G・ダネーリア、G・パンフィーロフ、R・チヘイゼ、A・タルコフスキー、A・ミハイルコフ・コンチャロフスキー、A・ミッタ、N・ミハルコフ、S・ソロヴィヨフなどの逸材を育ててきた人物でもある。
ネット上の声
- ソ連もといロシア映画って文学的な要素が強いけれど、この作品もそんな感じになってい
- 度重なる実験で放射線を浴び続け被ばくした科学者の1年のうちの9日間の出来事を描く
- 放射線を浴びてしまった主人公という設定には、確かに核の問題をソビエト連邦の映画で
- 冒頭、「戻ろう、行き過ぎたようだ」というクリコフ(インノケンティ・スモクトゥノフ
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国ソ連
- 時間108分
- 監督ミハイル・ロンム
- 主演アレクセイ・バターロフ