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「骨」「ヴァンダの部屋」で世界に衝撃を与えたポルトガルの俊英ペドロ・コスタ監督が、再びリスポン郊外のスラム街フォンタイーニャス地区を舞台に、地元の人々をキャスティングして撮り上げた作品。アフリカ系移民が多く暮らすフォンタイーニャス地区では、土地開発に伴い住民たちの強制移住が行われていた。妻に見捨てられた老人ベントゥーラも、荒れ果てたフォンタイーニャス地区と近代的な集合住宅の間で新たな生き方を模索しており……。
ネット上の声
- 「家」と家族≒血の物語かな
- 狭いフォンタイーニャス地区の中を延々回り続けるルーティン的な生活と、何度も繰り返
- 馴染みが無さすぎるカーボ・ヴェルデという国からポルトガルへ移り住んだヴェントゥー
- もういつも通りのコスタでほぼリメイクの繰り返しといってもいいが、毎回素晴らしいシ
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国ポルトガル,フランス,スイス
- 時間155分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴェントゥーラ
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「ヴァンダの部屋」「コロッサル・ユース」などで世界的に高く評価されるポルトガルの映画監督ペドロ・コスタが1994年に手がけ、後の作品群につながる場所カーボベルデが初めて登場した長編第2作。カーボベルデの言葉や習慣、気候、歴史などを作中に取り入れながら、荒々しい色彩で描き出す。
看護師のマリアーナはリスボンの工事現場で意識不明になった男レオンに付き添い、彼の故郷カーボベルデに向かう。病人とともに荒野に取り残されてしまった彼女は島民に病院まで運んでもらうが、島の人々は誰も病人について語ろうとせず……。
本作撮影後、託された手紙をリスボンのフォンタイーニャス地区に届けたことから、「カーボベルデから届いた手紙」というコスタ監督作の重要なモチーフが生まれた。「ゴースト・ドッグ」のイザック・ド・バンコレがレオンを演じ、フランスの伝説的女優エディット・スコブが特別出演。日本では、コスタ監督の初期3作品を監督自ら監修した4Kレストア版にて上映する特集上映企画「ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997」にて劇場初公開。
ネット上の声
- さまよう女たち
- かねてより、いつかアフリカの大地で野垂れ死にたいとか考えていたから、このフィルム
- ペドロ・コスタ監督作品…初期3部作の2作目…
- 生死の間で揺れ動く人間を見つめる、その身体にまつわる記憶や他者に触れる アピチャ
ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国ポルトガル,フランス,ドイツ
- 時間110分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演イネス・メディロス
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ネット上の声
- ペドロ・コスタ監督作品…6作品目
- ジャン=マリー・ストローブとダニエレ・ユイレ夫妻の『シチリア!』の編集室での編集
- ペドロコスタといえば『何も変えてはならない』が良すぎてこの映画を見ながらあの映画
- 映画の編集点について「民主主義は無用だ」と話すストローブ、その実践の様子が撮られ
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間---分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ダニエル・ユイレ
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「ヴァンダの部屋」「コロッサル・ユース」などで世界的に高く評価されるポルトガルの映画監督ペドロ・コスタが、1989年に発表した長編デビュー作。コスタ監督自らが経験した映画史と自国の記憶を色濃く反映しながら、父親を殺した青年の物語を美しいモノクローム映像で描き出す。
冬のある日、青年ヴィンセントは病に苦しむ父親を安楽死させ墓地に埋める。弟にはそのことを伝えないまま暮らそうとするも、父親の消息に疑問を抱いた伯父がヴィンセントのもとを訪れ、弟を連れ去ってしまう。弟を取り戻そうとするヴィンセントだったが、父親の負債の返済を求める2人組が現れ……。
マノエル・ド・オリベイラ監督作の常連俳優ルイス・ミゲル・シントラが重要な役どころで出演。日本では、コスタ監督の初期3作品を監督自ら監修した4Kレストア版にて上映する特集上映企画「ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997」にて劇場初公開。
ネット上の声
- 父の喪失とさまよう兄弟
- キスしそうキスしそうっ…!→画面中央下から少女の顔がぴょこっとフレームインして祭
- ニノとヴィセンテがソファの両端を持ってぐるぐると回るシーン、ヴィセンテが右端に腰
- 怖いというより、なんだか具合が悪そうで見ている側が不安になるようなその全体のムー
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ポルトガル
- 時間95分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ペドロ・エストネス
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ポルトガルの移民街に住む一人の女性の部屋を中心に、再開発のために取り壊されようとしているスラム街に暮らす人々の日常を赤裸々に捉えた衝撃のドキュメンタリー。監督は日本初紹介となる、ポルトガル期待の映像作家ペドロ・コスタ。自ら2年間に渡って一緒に暮らす中で捉えた過酷にして絶望的な状況を、無駄な動きを排した絵画のような美しい映像で綴っていく。
ネット上の声
- あまりに美しい映像だったのでドキュメンタリーではなくモキュメンタリーなのではと途
- 皆既ではない、‘不完全な’日食
- 映画観が変わりました!すごい!
- 固定したカメラの写すもの
ドキュメンタリー
- 製作年2000年
- 製作国ポルトガル,ドイツ,フランス
- 時間180分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴァンダ・ドゥアルテ
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「ヴァンダの部屋」「コロッサル・ユース」で知られるポルトガルの鬼才ペドロ・コスタ監督が、フランス人女優ジャンヌ・バリバール(「そして僕は恋をする」「恋ごころ」)の歌手活動を追ったドキュメンタリー映画。歌のレッスンからアルバムレコーディング、ライブリハーサル、そして本番のライブまで、舞台をフランスから東京に移しながら、 女優バリバールが見せる多彩な表情を美しいモノクロ映像で捉えている。
ネット上の声
- 素材の魅力が、たぶん足りなかったのです
- 白黒映画の陰影の襞の妙に感激します
- ペドロ・コスタ監督作品…5作品目
- 彼女の生き方には好感が持てるが
ドキュメンタリー
- 製作年2009年
- 製作国ポルトガル,フランス
- 時間103分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ジャンヌ・バリバール
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「ヴァンダの部屋」「コロッサル・ユース」などでリスボンのスラム街を描いてきたポルトガルの鬼才ペドロ・コスタ監督が、再び同地区を舞台に撮りあげたドラマ。主演にも「コロッサル・ユース」のベントゥーラを続けて起用した。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015インターナショナル・コンペティション部門大賞受賞作。ポルトガルのカーネーション革命やアフリカ諸国の独立といった近代史を背景に、ポルトガルで暮らすアフリカ移民の苦難の歴史と記憶を、虚実入り混ぜた斬新なタッチで描き出す。ポルトガルの首都リスボンのスラム街で、年老いた移民の男が人生を終えようとしている。数十年前にアフリカの火山の島からやって来た彼は、レンガ工場などで日銭を稼ぎながらどうにか暮らしてきた。記憶が途切れ途切れになりながらも、男はかつて故郷で飼っていた1頭の馬のことを思い出す。
ネット上の声
- これが前衛的現代映画なのか?!
- ペドロ・コスタ作品、実は観ていた😳というか、何故か板を持ってた😅家のDVD📀やB
- 捉え方が解らない
- 捉え方が解らない
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国ポルトガル
- 時間104分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴェントゥーラ
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「コロッサル・ユース」「ヴァンダの部屋」などで世界的に知られるポルトガルの鬼才ペドロ・コスタ監督が、アントン・チェーホフの戯曲「三人姉妹」に着想を得て制作した短編ミュージカル映画。
3分割された画面に3人の女性をひとりずつ映し出し、火山のマグマが迫り来るそれぞれの場所で、孤独や苦難、仕事の苦労、不屈の精神について歌う姿を、讃美歌のように幽玄な音楽と美しい映像で描く。
2023年・第76回カンヌ国際映画祭で特別招待作品として上映された。日本では劇場公開時、2019年・第72回ロカルノ国際映画祭で金豹賞と女優賞をダブル受賞したコスタ監督の長編「ヴィタリナ」が同時上映。
ネット上の声
- 文字通りめっちゃ暗い中で「生きなくては働かなくては」と言われたのでマジっすか了解
- こんな形式もアリなんだ?!という、三分割された画面でミュージック・ビデオ的に展開
- 映画としての上映よりも美術館のループするインスタレーションにマッチした3画面9分
- ペドロ・コスタ監督の新作で、短編の物凄いインパクトを残す作品です
音楽、 ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国ポルトガル
- 時間8分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演エリザベス・ピナール
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「ヴァンダの部屋」の鬼才ペドロ・コスタが、カーボベルデからポルトガルにやって来たひとりの女性の過酷な人生を、暗闇と光の強烈なコントラストで描き、2019年ロカルノ国際映画祭で金豹賞と女優賞をダブル受賞した人間ドラマ。
アフリカのカーボベルデで暮らす女性ヴィタリナは、ポルトガルのリスボンへ出稼ぎに行った夫がいつか自分を呼び寄せてくれると信じ待ち続けていた。ある日、彼女は夫が危篤との報せを受けてリスボンにやって来るが、夫は既に亡くなっており、葬儀は3日前に終わっていた。亡き夫の面影をたどるように、移民街フォンタイーニャス地区にある、夫が住んでいた部屋で暮らし始めたヴィタリナは、部屋の暗がりで自らの波乱に満ちた半生を語りだす。
主人公ヴィタリナを役と同名のビタリナ・バレラ、彼女の夫を埋葬した司祭をコスタ作品の常連俳優ベントゥーラがそれぞれ演じた。
ネット上の声
- ポルトガルの植民地だったアフリカの島国カーボヴェルデからはリスボンへの移民が多く
- カーボベルデって大西洋の島国なんですね
- 暗がりの部屋で語るヴィタリナの辛い人生
- 屋根の上で小鳥のキス。
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ポルトガル
- 時間130分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴィタリナ・ヴァレラ
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ネット上の声
- 貧困の中の女たち
- 日常性の中にある背後のドラマ
- ペドロ・コスタ監督作品…初期3部作の3作目、ラストです…
- 前二作よりも明らかにセリフが減り、説明からはかけ離れながらも漠然とした関係性が歪
ドキュメンタリー
- 製作年1997年
- 製作国ポルトガル,フランス,デンマーク
- 時間94分
- 監督ペドロ・コスタ
- 主演ヴァンダ・ドゥアルテ