-
廃墟、ホモセクシャル、ドラッグ、核戦争、テロ、暴力、難民、恋、個人の記憶と死、社会の歴史と殺戮といったイメージをドキュメンタリー・タッチで描いてゆく。製作はジェームズ・マッケイとドン・ボイド、監督は「アリア」のデレク・ジャーマン、撮影はジャーマンとクリストファー・ヒューズ、ケリス・ウィン・エヴァンス、リチャード・ヘスロプが担当。出演はティルダ・スウィントン、スペンサー・レイほか。ナレーションはナイジェル・テリーが担当。作品はジャーマンの自室で夜間に撮影された部分、ロンドンやリヴァプール市街の廃墟で撮影された部分、28年から53年にかけてジャーマンの両親や祖父によって撮影されたホーム・ムーヴィーからなる部分、そして恋人たち(ティルダ・スウィントンとスペンサー・レイ)のいる近未来のイメージの世界という4つの要素によって構成されている。
ネット上の声
- 大英帝国の終焉を描く、デレク・ジャーマン監督の頽廃美が印象的なアナーキー映像作品
- 単純にカッコいい映像が流れるのみ、音楽もカッコよく、特にズレもないけどそれ以上の
- じじいの感覚的には虫太郎氏の黒死館〜を思わせた、あれやこれやの表現で知識や可能性
- こういう実験性ゴリ押し作品は、自分は長編映画の尺には値しないと思っていて、本作に
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国イギリス
- 時間87分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ティルダ・スウィントン
-
20世紀最大の哲学者のひとり、ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタインの波乱に満ちた生涯とその思想を、独特の視点で描いた伝記映画。監督は94年2月にエイズで死去した「ザ・ガーデン」「エドワードII」のデレク・ジャーマンで、彼の最後の劇映画となった。脚本は、ジャーマンとオックスフォード大教授で作家のテリー・イーグルトン、ケン・バトラーの共同。製作はマリク・アリ、エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・ガーデン」の浅井隆と、ベン・ギブソン。撮影はジェームズ・ウェランド、音楽はジャン・レイザム・ケーニッグ。主演は、ジャーマン監督作「テンペスト」にも出演したカール・ジョンソン。共演は「バットマン」のマイケル・ガウ、ジャーマン作品の常連ティルダ・スウィントンほか。
ネット上の声
- 哲学者ヴィトゲンシュタインの半生を奇才デレク・ジャーマン監督が描く
- ヴィトゲンシュタインの抽象性と神秘性
- ikko式テツガク論理論考
- 天才の魂降臨せず
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イギリス,日本
- 時間75分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演クランシー・チャセー
-
イギリスのエリザベス一世が魔術師によって送り出された未来の旅の模様を描く。「ジュビリー」とはカトリックにおける50年ごとの聖年をさし、一般的には50年祭、祝典などの意味を持つ。監督は脚本も兼ねる「カラヴァッジオ」のデレク・ジャーマン。製作はハワード・マリンと共同脚本も兼ねているジェームズ・ウォーリー、撮影はピーター・ミドルトンが担当。出演はジェニー・ラナカー、ジョーダンほか。
ネット上の声
- 実験的な映画を多く作っていますが、なかなか観る事が出来なかったデレク・ジャーマン
- あぁ、だから私はハル・ハートリーとデレク・ジャーマンが好きなのか、と気が付かされ
- エリザベス1世がタイムループして退廃した近未来のロンドンを目撃するという若干SF
- 女王陛下一同と関わりが出てくると思ったら出てこないけどしているのかな
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国イギリス
- 時間105分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ジェニー・ラナカー
-
イギリスの海岸沿いの小さな町の風景を中心に展開するイメージ・フィルム。エグゼクティヴ・プロデューサーはアラン・フォンテン、浅井隆、ダグマー・ベンケ、製作はジェームズ・マッケイ、監督は「ラスト・オブ・イングランド」のデレク・ジャーマン、撮影はクリストファー・ヒューズ、音楽はサイモン・ターナーが担当。出演はティルダ・スウィントン、ロジャー・クックほか。
ネット上の声
- 原発の傍らで営まれる生
- カタツムリは同一個体が卵子と精子を持ち合わせた独立受精型の雌雄同体だが、それでも
- ほとんど意味がわからなくてもダンジネスの懐かしさで観ていられる 海辺のベッドの絵
- 両性具有のカタツムリを少年か若い女の手で取って、そして頭を外で日差しで水道の水で
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国イギリス,日本,ドイツ
- 時間85分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ロジャー・クック
-
94年2月にエイズで死去した映画作家デレク・ジャーマンの遺作。画家イヴ・クラインに触発されたブルーのみの映像が続く中、青についての随想と詩、そしてジャーマンが入院中に書いたエイズとの闘病についての随想が、ナレーションで語られる。日本公開に当たり、青一色の映像という監督の意図をより尊重した字幕スーパーのないプリントも上映された。製作はジェームズ・マッケイと「ヴィトゲンシュタイン」の浅井隆。音楽は、ジャーマンとは「エドワードII」など4作でもコンビを組んだサイモン・フィッシャー・ターナーで、ブライアン・イーノ、モーマス、ヴィニ・ライリー、ミランダ・セックス・ガーデン、コイルなど全20組のアーティストの曲が挿入されている。ナレーションはジャーマンと、「ヴィトゲンシュタイン」のジョン・クェンティン、「カラヴァッジオ」のナイジェル・テリー、「エドワードII」のティルダ・スウィントン。
ネット上の声
- 透明な映画。小説を読む感覚でみる映画。
- 真っ直ぐ向き合うと言うコト。
- 汝、像を刻むことなかれ
- 真っ青な画面の先に…
ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国イギリス,日本
- 時間75分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ジョン・クエンティン
-
シェークスピアと並び称される英国の作家クリストファー・マーロウの戯曲の映画化。ゲイの恋人とともに迫害されていく悲劇の王の姿を描く。監督・脚本は「ザ・ガーデン」のデレク・ジャーマン、製作はスティーヴ・クラーク・ホールとアントニー・ルート、エグゼクティヴ・プロデューサーは「カラヴァッジオ」のサラ・ラドクリフとサイモン・カーティスと「ザ・ガーデン」の浅井隆、共同脚本はステファン・マクブライドとケン・バトラー、撮影は「エリック・ザ・バイキング バルハラへの航海」のイアン・ウィルソン、音楽は「アンモナイトのささやきを聞いた」のサイモン・フィッシャー・ターナーが担当。
ネット上の声
- よぉわからん。。
- 古典と現代をミックス
- チャールズ3世の戴冠式を見たのでその盛り上がりで鑑賞
- 妖艶で美しい。
ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国イギリス,日本
- 時間90分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演スティーヴン・ウォディントン
-
独特の映像と音によって繰り広げられるイメージ・フィルム。「カラヴァッジオ」のデレク・ジャーマンの日本初紹介作品。製作はジェームズ・マッケイ、監督・撮影はデレク・ジャーマン、編集はケリス・ウィン・エヴァンス、ピーター・カートライト、音楽はコイルがそれぞれ担当。出演はポール・レイノルズ、フィリップ・ウィリアムソン、デイヴ・ベイビー、ティモシー・バークほか。廃墟の窓辺に始まり、岩場、洞窟、泉、炎、ホモセクシュアルの男たち、庭園といった映像が次々に映し出される。その映像は動きが静止画像に分解されたストロボ・スタイルで、それは初めに8ミリで撮影され、ビデオ、35ミリへと転換された。それに、ジュディ・デンチによるウィリアム・シェークスピアのソネットの朗読が重なる。日本版字幕なし。
ネット上の声
- 途中リタイア・・・
- シェイクスピアの愛の詩をジュディ・デンチが朗読、それにデレクジャーマン映像が入る
- 寝落ちを約束された映画だけど、美しい映像とジュディ・デンチの朗読のおかげで質の良
- 映像自体の聖性と西洋の音楽はマッチしてるけどやっぱり自然音と映像の方がイメージで
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イギリス
- 時間78分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ポール・レイナルド
-
ウィリアム・シェイクスピアの『シムベリーン』『冬物語』とともに伝奇劇の一つであり、最後の作品とされている同名原作の映画化。製作総指揮は「アリア」のドン・ボイド、製作はガイ・フォードとモーディカイ・シュライバー。監督・脚本は「アリア」(第九話を担当)のデレク・ジャーマン、撮影はピーター・ミドルトン、編集はレスリー・ウォーカーとアネット・ダルトン、プロダクション・デザインはヨランダ・ソナベント、美術はイアン・ホイッティカーとスティーヴン・メヒー、音楽・電子音はウェイヴメイカー、ダンス音楽はジョージ・サムファーが担当。出演はヒースコート・ウィリアムス、トーヤ・ウィルコックスほか。
ネット上の声
- 雨の日はドビュッシーの「アラベスク」が聴きたくなる
- シェイクスピアの原作を
- シェイクスピア原作の「テンペスト」を忠実に再現し、デレクジャーマンの手によって圧
- 俳優や衣装にデレク・ジャーマンっぽさはあるもののストーリー的には控えめに感じる
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国イギリス
- 時間97分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ヒースコート・ウィリアムズ
-
バロック絵画の形成に大きな影響を与えたイタリアの画家ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの生涯を、イギリスのデレク・ジャーマン監督が史実にとらわれない大胆な解釈で映画化。
1610年、質素な部屋のベッドに横たわり死を迎えようとしている画家カラヴァッジオは、波乱に満ちた自身の人生を思い起こしていく。1571年、ミラノ近郊の村に生まれた彼は、ローマの街角で絵を描いてその日暮らしの生活を送っていた。やがてデル・モンテ枢機卿の庇護を受け創作に専念するようになったカラヴァッジオは、たくましい肉体を持つ青年ラヌッチオとその恋人レナに出会う。
「エクスカリバー」のナイジェル・テリーが主演を務め、キャリア初期のショーン・ビーンがラヌッチオ、本作が映画デビューとなるティルダ・スウィントンがレナを演じた。1986年・第36回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞。
ネット上の声
- 西洋美術が好き、LGBTに関心があるというなら観ておくべき映画だと思います そうでなければあまりお勧めはできません
- 結局デレクジャーマンが撮りたかったのは?
- 強烈な作家性を拒否するか魅了されるか。
- ミケランジェロという名のカラヴァッジオ
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国イギリス
- 時間93分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ナイジェル・テリー
-
古くはマンテーニャやポライヴォロらルネッサンス期のイタリアの画家たち、時代は下ってロシアのモダン・ダンサーのアイダ・ルビンスタイン、さらに日本の作家・三島由起夫までが魅せられたギリシャ悲劇『サン・セバスチャンの悲劇』に材を採り、そのホモセクシュアリティを追求した解釈でセンセーションを呼んだゲイ・ムービー。「狂えるメサイア」「肉体の悪魔」の美術監督ととして映画界入りし、「エドワードII」「ヴィトゲンシュタイン」などの代表作を残して94年2月に死去したデレク・ジャーマンが、ポール・ハンフレスとの共同で監督デビューを飾った一編。スローモーションを多用し、幾つものカットを積み重ねて男の裸体を描く演出など、後のジャーマン作品に顕著な手法が既に伺える。また、英語を一切使用せず、ラテン語のみが使われている。脚本はジェームズ・ウォーリーとジャーマンの共同。製作はハワード・マリンとウォーリ、撮影はピーター・ミドルトン。音楽は、73年にロックグループのロキシー・ミュージックを独立して以来、ソロ、プロデュースと常にUKロックシーンで活躍するブライアン・イーノ。また、本作で重要な位置を占める振付と踊りは、62年に自己のグループ、リンゼイ・ケンプ・カンパニーを結成以来、現代ダンスの第一人者として旺盛な活動を続けるリンゼイ・ケンプと彼のグループが担当。
ネット上の声
- セバスチャンになりたい、セバスチャンに矢を射てみたい、愛はアンビバレントなの?ま
- デレク・ジャーマンのデビュー作だが見たのは結構後になってから
- 初デレクジャーマンだったのだが…途中で爆睡したため評価保留
- デレク・ジャーマン監督の長編デビュー作
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国イギリス
- 時間85分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演レオナルド・トレヴィリオ
-
イギリスを代表する音楽家ベンジャミン・ブリテンの曲「ウォー・レクイエム」にのせて、デレク・ジャーマンが映像美で綴ったオペラ映画。本作に使われているのはブリテン自身の作曲・指揮によるロンドン交響楽団演奏のもので、ブリテンの生涯に渡るパートナーであるピーター・ピアーズがテノールを担当。そして、ソプラノにはガリーナ・ヴィシネフスカヤ、バリトンにディートリヒ・フィッシャー・ディースカウという三人の歌手を起用している。主演は「カラヴァッジオ」以来、ジャーマン作品には欠かせない存在となったティルダ・スウィントン。
ネット上の声
- 詩と音楽と映像でつながる戦争の記憶
- すごい映画があるものです!
- 英国映画界の異端児デレク・ジャーマンが、ベンジャミン・ブリテンの『戦
- 生への渇望、平和(愛)の渇望、希望の渇望、安息への渇望…それらを全て葬り去る「戦
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イギリス
- 時間92分
- 監督デレク・ジャーマン
- 主演ナサニエル・パーカー