-
ナチス占領下のローマ。自由を求め、名もなき市民たちが繰り広げる壮絶な抵抗運動の記録。
1944年、ナチス・ドイツ占領下のローマ。レジスタンスの指導者マンフレーディは、ゲシュタポの執拗な追跡から逃れていた。彼を匿うのは、同志の婚約者である未亡人ピーナと、彼らを助けるカトリックの神父ドン・ピエトロ。密告、裏切り、そして拷問。極限状況の中、信念を貫き、愛する者たちを守ろうとする人々の姿。イタリアン・ネオレアリズモの金字塔が描く、人間の尊厳を懸けた壮絶な数日間の記録。
ネット上の声
- 今見ても衝撃的な部分はあるのだが、面白みには欠けるかも
- 大女優バーグマンが夫も子供も捨てた映画!
- ローマ解放へ!! 映画の力強さを感じる。
- 歴史の要請に応えた映画の底力を思う。
ヒューマンドラマ
- 製作年1945年
- 製作国イタリア
- 時間106分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演アルド・ファブリッツィ
-
第二次大戦末期のイタリア解放。北上する米兵と地元民の交流を6つのエピソードで描く、ネオレアリズモの金字塔。
第二次世界大戦末期のイタリアが舞台。シチリア島への上陸からポー川流域の北部まで、連合軍の北上を背景に、アメリカ兵とイタリア市民との出会いを描く6つの物語。地雷原を案内するシチリアの少女、廃墟で出会う男女、沼沢地で戦うパルチザン。言葉も文化も違う人々が、戦争という極限状況下で織りなす人間模様。ロベルト・ロッセリーニ監督が描く、荒廃の中から生まれる人間の絆と、戦争の無情な現実。
ネット上の声
- ロベルト・ロッセリーニ戦争三部作第二弾!
- 心も身体も犠牲にする価値が一体どこにある
- 6つのエピソードからなるオムニバス映画
- ネオレアリズモの名作が観たくて鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国イタリア
- 時間114分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演マリア・ミーキ
-
第二次世界大戦直後、廃墟と化したベルリンで、家族のために生きようともがく12歳の少年の過酷な現実。
1948年、連合軍占領下のベルリン。街は瓦礫の山と化し、人々は飢えと貧困に喘ぐ。12歳の少年エドムントは、病気の父と姉、兄を養うため、闇市での取引や詐欺に手を染め、必死に食料を探す日々。そんな中、彼は元ナチスの教師と再会。その教師から吹き込まれた非情な思想が、純粋な少年の心を蝕んでいく。戦争がもたらした道徳の崩壊と、大人たちの無力さ。絶望的な状況下で、少年が下す悲劇的な決断とは。ネオレアリズモの巨匠が描く、戦争の爪痕。
ネット上の声
- ベルリンを舞台に少年の悲劇を描いたネオレアリズモの厳しさ
- ロベルト・ロッセリーニ戦争三部作完結編!
- 敗戦直後のドイツは日本と似て非!
- 大戦終結直後のドイツ国民の現実
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間75分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演エドムント・メシュケ
-
息子の死をきっかけに、ローマの貧困層に身を投じた貴婦人。彼女は聖女か、狂人か。
第二次世界大戦後のローマ。裕福なアメリカ人アイリーンは、社交界での華やかな生活に明け暮れる日々。しかし、息子の突然の死が彼女の日常を打ち砕く。「あなたのせいだ」という息子の言葉に苛まれ、深い罪悪感に囚われた彼女。贖罪を求めるように、ローマのスラム街に生きる貧しい人々の救済に身を投じていく。だが、彼女の献身的な行動は、夫や社会から理解されず、次第に狂気の沙汰と見なされてしまう。真の救済とは何かを問いかける衝撃の物語。
ネット上の声
- 聖女か狂気か…
- 途中これは政治映画かと見えて嫌な予感がしたが、そうではなかったが教条映画みたいな
- 息子への贖罪として奔走する母親のドラマは、終盤に博愛精神へと突き進む彼女を宗教的
- 本作は、決して資本主義批判であったり、社会主義プロパガンダであったり、キリスト教
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演イングリッド・バーグマン
-
13世紀イタリア、聖人フランチェスコと弟子たちの物語。神への絶対的な愛と信仰を、素朴な喜びと共に描く珠玉の群像劇。
舞台は13世紀のイタリア。清貧を説き、神の愛を人々に伝えたアッシジの聖フランチェスコ。彼のもとに集った個性豊かな修道士たちとの、素朴で喜びに満ちた共同生活の断片。雨に打たれ、泥にまみれながらも、彼らの顔には笑みが絶えない。鳥に説教をし、横暴な僭主を諭し、ただひたすらに神を信じ、隣人を愛する日々。ロベルト・ロッセリーニ監督が、実際の修道士を俳優に起用し描いた奇跡の物語。物質的な豊かさとは何かを問いかける、純粋無垢な魂の記録。
ネット上の声
- 「人間縄跳び」の衝撃! ホモソーシャルでマゾヒスティックな「聖なる愚者」の優しい寓話。
- フランチェスコを見に行ったつもりが、 初めて知ったジネプロの存在に...
- 「ブラザー・サン シスター・ムーン」鑑賞が楽しみになった
- 思い出す『ブラザー・サン・シスター・ムーン』
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国イタリア
- 時間85分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演ナザリオ・ジェラルディ
-
南イタリアの陽光の下、冷え切った夫婦の心が揺らぎ始める。愛の終焉か、それとも再生か、魂の彷徨。
イギリスからイタリア、ナポリへ向かう一組の裕福な夫婦、アレックスとキャサリン。叔父の別荘を売却するための、ごくありふれた旅のはずだった。しかし、結婚8年目を迎え、二人の心はとっくに冷え切っていた。南イタリアの眩い太陽と喧騒は、彼らの間の溝を浮き彫りにするばかり。夫は気ままにカプリ島へ遊びに出かけ、妻は博物館やポンペイの遺跡を一人で巡る。過去の恋愛の記憶、互いへの不満と無関心。古代遺跡の静寂と、火山灰に埋もれた恋人たちの姿を前に、キャサリンの心は激しく揺さぶられる。果たして、この旅は彼らの関係に終止符を打つのか、それとも予期せぬ奇跡をもたらすのか。近代的な夫婦の魂の崩壊と再生の記録。
ネット上の声
- 日常あるあるの、心の機微を丹念に描いた映画。
- 世界の監督たちに影響を与えたイタリア映画
- こういう機会に『イタリア旅行』もいいね
- ちょちょいのちょい。監督の手なぐさみ
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国イタリア
- 時間75分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演イングリッド・バーグマン
-
ナチス占領下のローマ。敵国の脱走兵を匿う修道女。極限状況で試される、国境を越えた人間性と勇気の物語。
舞台は第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツ占領下のローマ。イギリス、アメリカ、ロシア、三人の連合軍兵士が捕虜収容所から脱走する。追われる彼らが逃げ込んだのは、街の片隅にある女子修道院だった。修道女エスペリアは、危険を顧みず、彼らを屋根裏部屋に匿うことを決意。しかし、ゲシュタポの捜査網は徐々に狭まり、密告の影が忍び寄る。言葉も通じない兵士たちと、信仰と恐怖の間で葛藤する人々。極限状態の中で芽生える、敵味方を超えた絆と信頼。ロベルト・ロッセリーニ監督がネオレアリズモの手法で描く、戦争の非情さと、それでも失われない人間の尊厳。
ネット上の声
- 骨の髄までレジスタンス
- ひっさしぶりにゴリッゴリの頭が痛くなるような重たい映画を見て疲労感がすごかったん
- どうやらなかなか見る機会がないようなのでなんとか予定をつけて初見鑑賞、いやこれは
- 外側からノックされることによって画面に緊張が走り、クライマックスの殺人シーンはワ
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国イタリア
- 時間135分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演ジョヴァンナ・ラッリ
-
第二次大戦後、自由を求め結婚した女性を待っていたのは、火山の島での過酷な現実と孤独だった。
第二次世界大戦後のイタリア。収容所にいたリトアニア人女性カリンは、自由を手に入れるため、純朴な漁師アントニオと結婚する。彼が故郷と語る火山島ストロンボリへ渡るカリン。しかし、彼女を待ち受けていたのは、荒涼とした自然と、よそ者を拒絶する閉鎖的な村人たちの冷たい視線。都会的で洗練された彼女にとって、島の原始的な生活は耐え難い苦痛。夫との心もすれ違い、絶望的な孤独の中で、彼女は島からの脱出を決意する。噴煙を上げる火山を背に、カリンが神に問いかける魂の叫び。ロベルト・ロッセリーニとイングリッド・バーグマンが描く、人間の尊厳をかけた衝撃作。
ネット上の声
- ああ、これが例の曰く付きの…
- 夫婦の火山ストロンボリ
- このバーグマンは好っきゃね。
- 風とか波とか自然の音がする場面が良かった
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国イタリア,アメリカ
- 時間109分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演イングリッド・バーグマン
-
第二次大戦下のイタリア。ナチスに協力する詐欺師が、英雄「ロベレ将軍」を演じる羽目に。偽りの仮面の下で芽生える、本物の誇り。
1944年、ナチス占領下のジェノヴァ。詐欺師のバルドーネは、金のためにゲシュタポに協力する小悪党。ある日、彼はゲシュタポに捕らえられ、処刑されたパルチザンの英雄「ロベレ将軍」になりすまし、刑務所に潜入するよう命じられる。目的は、抵抗組織のリーダーを探し出すこと。偽りの将軍として囚人たちから尊敬を集めるうち、彼の心に変化が。演じるはずの英雄の魂が、卑劣な男の生き様を変えていく。彼の選ぶ、衝撃の結末。
ネット上の声
- ヴィットリオ・デ・シーカ会心作
- 主演はヴィットリオ・デ・シーカ
- 運命が狂うと...
- 詐欺師の尊厳
戦争、 ヒューマンドラマ、 アクション
- 製作年1959年
- 製作国イタリア
- 時間132分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演ヴィットリオ・デ・シーカ
-
巨匠ロッセリーニが捉えた、神秘と混沌の大地インド。そこに生きる人々の喜びと悲しみ、そして生命の力強い輝きを映し出す魂の記録。
舞台は、独立から間もない1950年代のインド。広大な大地と多様な文化が息づく場所。主人公は、この地に生きる名もなき人々。象使いの男、ダム建設に故郷を追われる家族、虎と対峙する村人たち。4つのエピソードで構成され、それぞれがインドの自然、近代化の波、そして変わらぬ人々の営みを描く。近代化の波に翻弄されながらも、自然と共に生き、伝統を守ろうとする人々の姿。壮大な自然と人間のドラマが織りなす映像詩。観る者の心に、生きることの意味を静かに問いかける感動の旅路。
ドキュメンタリー
- 製作年1958年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間88分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演---
-
愛に翻弄される二人の女の物語。電話一本で崩れる心と、奇跡を信じた孤独な魂の絶叫。
戦後のイタリアを舞台に描かれる、愛の二つの貌。第一部「人間の声」では、一本の電話が全て。受話器の向こうの元恋人に必死にすがる女。彼女の部屋という閉鎖空間で、愛の終わりがもたらす絶望と狂気を、アンナ・マニャーニが圧巻の演技で体現。第二部「奇蹟」では、羊飼いの純朴な女ナニーナ。彼女は、山で出会った男を聖ヨセフと信じ込み、身ごもった子を神の子だと確信。村人からの嘲笑と孤独の中、彼女が貫く狂信的な愛。その果てに待ち受ける衝撃の結末とは。
ネット上の声
- マリアマニャーニャ、愛を求む
- 個人的に五指に入る映画
- “演じる”という芸術
- 終わりかけの愛を電話越しで繋ぎ止めようとする女と、自分の目の前に現れた神父を神と
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間79分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演アンナ・マニャーニ
-
ネット上の声
- 世界の終わりがテーマなオムニバス映画
- RO.GO.PA.G
- ロッセリーニ、ゴダール、パゾリーニ、ウーゴ・グレゴッティといういかれたメンツ
- 2022.10.30@ユーロスペース(ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ)
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間122分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演ロザンナ・スキャフィーノ
-
人を殺すことのできるカメラが小さな漁村に巻き起こす騒動を描いた喜劇。監督はロベルト・ロッセリーニ、製作はロッセリーニとルイジ・ロヴェレ、エドゥアルド・デ・フィリッポとファブリッツィオ・サランザーニの原案を基に脚本はセルジオ・アミディ、ジャンカルロ・ヴィゴレッリ、フランコ・ブルザーティ、リアナ・フェッリとロッセリーニの共作、撮影はティノ・サントーニとエンリコ・ベッティ・ベルッティ、音楽をレンツォ・ロッセリーニが担当。出演はジェンナロ・ピサノ、マリリン・ビュフェルほか。
ネット上の声
- タイトルとは違ってコミカルな作品
- ワイルド星人も持っていました
- 善悪の判断
- 物語としては「世にも奇妙な物語」とか「笑うセールスマン」的な感じでそこに社会風刺
ファンタジー
- 製作年1948年
- 製作国イタリア
- 時間83分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演ジェンナロ・ピサノ
-
不倫の恋に悩む人妻の姿を描く。ステファン・ツヴァイクの同名小説の映画化で、製作はヨッヘン・ゲンゾーとマリオ・デル・パパ、監督は「イタリア旅行」のロベルト・ロッセリーニ、脚本はセルジオ・アミディとフランツ・トロイベルクの共同、撮影はカルロ・カルリーニ、音楽はレンツォ・ロッセリーニが担当。出演はイングリッド・バーグマン、マチアス・ヴィーマンほか。
ネット上の声
- バーグマンの不安なラブ
- リンフーばれそうどうしよう・・・な人妻
- ロッセリーニ、バーグマンコンビの最後の作品ということでさすがのロッセリーニもバー
- ロベルト・ロッセリーニが当時の妻イングリッド・バーグマンを主演に据えたサスペンス
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国イタリア,ドイツ
- 時間81分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演イングリッド・バーグマン
-
ネット上の声
- 1999.ジョヴォヴィッチ主演作と比較
- バーグンマン渾身の作品。
- イタリア旅行でヌーヴェルヴァーグへの可能性を拓いたのと同年に舞台的で表現主義的な
- 「イタリア旅行」と「無防備都市」のロッセリーニというだけで借りてしまったので、冒
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間70分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演イングリッド・バーグマン
-
戦争
- 製作年1943年
- 製作国イタリア
- 時間71分
- 監督ロベルト・ロッセリーニ
- 主演アルベルト・タヴァッツィ