-
ノーベル賞作家川端康成の原作(角川文庫版)を「わが闘争」の広瀬襄が脚色し、同作品でコンビを組んだ中村登が監督した文芸もの。撮影も同作品を担当した竹村博。
ネット上の声
- 表と裏があって、表の疲弊により裏で欲望を満たすが、上手くいくはずはなく傷を抱え、
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
昭和の東京、貧しいながらも愛を育む若い夫婦に訪れる、過酷な運命と究極の選択。
舞台は戦後の面影が残る昭和30年代の東京。バスの運転手として働く実直な夫と、彼を献身的に支える妻。つつましくも幸せな二人の日常は、夫が結核を患ったことで一変。高額な治療費のため、妻は夫に内緒でキャバレーで働くことを決意。しかし、そこで待ち受けていたのは、彼女の純粋な愛を試すかのような厳しい現実と、夫婦の絆を揺るがす重大な秘密。愛する人を守るための、悲しくも美しい決断の物語。
ネット上の声
- 上映と上映の間に外に出たらレオスカラックスがなんか飯食っててすげーって思ったけど
- 私は、『紀ノ川』も『古都』も特にいいとも思わなく、この作家に特別惹き付けられてい
- 連れ込み宿を経営している妾の娘が婚約相手から見放されてしまい、ヤケクソになって道
- 前半は、よくある男女の縺れかな、この内容で今撮ったらつまんねえかも?でも美しき佐
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督中村登
- 主演沢村貞子
-
戦後の貧困が渦巻く河口の町。そこで咲いた、儚くも純粋な愛の行方。
終戦から数年後の日本。河口に広がる貧しい町で、家族を支えるため酒場で働く娘・金吾。彼女が心を寄せたのは、裕福な家庭に育った大学生・伊豆。惹かれ合う二人だが、その間には埋めがたい身分と貧富の差という冷たい現実。純粋な恋心と、抜け出せない貧困との間で揺れ動く金吾の葛藤。社会の底辺で懸命に生きる人々の姿を通して、愛の尊さと残酷さを描く物語。
ネット上の声
- とりあえず”ホテル行こう!”は男の本音
- 同じ中村登の「古都」みたいなしっとりとした映画を予想してたらコメディ成分多くて面
- 岡田茉莉子と山村聡の男女バディもので、ちょいちょい親心を出してくる山村聡がカワイ
- 新文芸坐で「その場所に女ありて」と二本立てで上映されていたので、まあこっちも観て
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督中村登
- 主演岡田茉莉子
-
古都・京都、生き別れた双子の姉妹の数奇な運命。美しき四季を背景に描かれる、切なくも気高い愛の物語。
舞台は四季折々の美しさを見せる古都・京都。室町の老舗呉服問屋の一人娘として、何不自由なく育った美しい娘・千重子。しかし、彼女には自分が捨て子であるという出生の秘密があった。祇園祭の夜、千重子は自分と瓜二つの村娘・苗子と運命的な出会いを果たす。彼女こそ、生き別れた双子の姉妹。育った環境も言葉も違う二人。互いを想いながらも、越えられぬ身分の差と運命のいたずらに翻弄される姉妹の姿。川端康成の名作を岩下志麻が一人二役で演じきる文芸大作。
ネット上の声
- 全編に日本の美が詰まっています これほどの美は、21世紀の技術で鮮明に蘇らせなければならないものです
- 祭りで全く同じ顔の女性(生き別れの双子の姉妹)と出くわしお互い関係...
- パウル・クレーのデッサンを帯にするとは!
- 嫌いではないが苦手な世界。感性の問題?
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
銀座の夜に咲く、一輪の花。年下の男との許されぬ恋に、女の人生が狂い始めるメロドラマ。
1960年代、華やかな東京・銀座。バーで働く野本乃理子は、過去を背負いながらも気丈に生きる美しい女性。ある日、彼女は客として店に来た純粋な青年・田村と恋に落ちる。彼とのささやかな未来を夢見る乃理子。しかし、彼女の周りには嫉妬や欲望が渦巻き、過去の男の影が忍び寄る。夜の世界のしがらみが、二人の純愛を引き裂こうとする。愛と絶望の果てに彼女が下す、悲痛な決断。
ネット上の声
- 愛すれど哀しく
- 夜の繁華街を映す幻想的な映像と、桑野みゆきに充てられた上品なスタイリングの力で中
- 都会のいかがわしさを象徴する人工的なネオン管と元々蛍光灯の作業工として働いていた
- 「闇金ウシジマくん」のフーゾクくん編を戦後日本の文芸映画に置き換えたような、ある
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督中村登
- 主演桑野みゆき
-
「二人だけの砦」の松山善三原作・脚色「結婚式・結婚式」の中村登が監督した青春ドラマ。撮影は、「真赤な恋の物語」の長岡博之。
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演桑野みゆき
-
明治、大正、昭和。紀ノ川の流れと共に生きた母と娘、四代にわたる女たちの美しくも激しい生命の叙事詩。
舞台は明治初期の和歌山、紀ノ川流域。旧家の娘として生まれた花は、古いしきたりを重んじる家に嫁ぎ、貞淑な妻として生きる。やがて娘の文緒が誕生。時代が大正、昭和へと移りゆく中、文緒は母とは対照的に、新しい価値観の中で自我に目覚め、自由な生き方を模索。家の伝統を守ろうとする母と、そこから飛び出そうとする娘。二人の女性の生き様を通して、時代の大きなうねりと、変わることのない母娘の絆を描き出す、壮大な一代記。
ネット上の声
- 妻として夫のために誠実に生きたからこそ
- 紀ノ川はいつまでも強く大きく美しく
- 紀ノ川に身をゆだねる(長文)
- 明治・大正・昭和の女の道
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間172分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
1960年代、激動の時代。理想に燃える学生たちの、愛と革命、そして挫折の青春群像劇。
1968年、日本。大学の不正に端を発した学生運動の嵐。理想社会の実現を夢見て、ヘルメットを被りゲバ棒を握る青年、海野。活動家である恋人との愛、思想を異にする親友との対立。激化する闘争の中で、純粋な情熱は次第に暴力と内紛の渦に飲み込まれていく。彼らが信じた正義とは何だったのか。時代の熱狂とその終焉を、一人の青年の目を通して描く、痛切な青春の記録。
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演佐久間良子
-
突然の死で恋人を失い、残された赤ん坊を育てる決意をした二十一歳の大学生の愛と苦悩の物語。
1960年代の日本。将来を嘱望される大学生、藤崎基。彼の日常は、恋人・靖子の突然の死によって一変。彼女が密かに出産していた赤ん坊の存在。周囲の反対と冷たい視線の中、基はたった一人で我が子を育てるという、あまりにも過酷な決断。社会の偏見、経済的困窮、そして育児という未知の領域。若き父が、父子の絆だけを頼りに、絶望の淵で未来を模索する姿。
ネット上の声
- 大学のサークルに殺陣研究会って…
- 松竹大船調の作り方なのか、息子側からよりも親側からの視点を中心に家族ドラマが描か
- 原作者が曾野綾子だと知って、「あちゃー、曾野綾子ヌーヴェルヴァーグだな」等と、心
- 中村登監督、倍賞千恵子(若い!)・山本圭・勝呂誉などが共演のカラー作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督中村登
- 主演山本圭
-
昭和30年代の瀬戸内海。島々を巡る二人の集金人の珍道中。人情と笑い、そして一筋の涙が織りなす、心温まるロードムービー。
昭和30年代、のどかな風景が広がる瀬戸内海の島々。製薬会社の集金人であるベテランの貞造と、お調子者の新人・平太郎。二人は売掛金の回収のため、連絡船に乗り込み、島から島へと渡り歩く。行く先々で出会うのは、一癖も二癖もある個性的な島民たち。支払いを渋る者、温かくもてなしてくれる者。様々な人間模様に触れながら、二人の間には奇妙な友情が芽生えていく。果たして、彼らは無事に集金の目的を達成できるのか。日本の原風景の中で繰り広げられる、笑いとペーソスに満ちた人情喜劇。
ネット上の声
- 可愛い可愛い岡田茉莉子
- 惜しい!名作
- 若い男女と小学生くらいのガキの3人旅行なんて男女の仲しいては家族のようになるはず
- 大好きな映画なので、ロケ地の錦帯橋にも行ってきました
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督中村登
- 主演佐田啓二
-
昭和の日本。一件のひき逃げ事件から始まる、警察内部の腐敗と正義を問う社会派サスペンス。
舞台は戦後復興期の日本。ある雨の夜、一台のトラックが起こしたひき逃げ事件。警視庁の若い刑事・杉田は、この平凡に見えた事件の捜査を担当。しかし、捜査を進めるうち、事件の裏に隠された政財界の大物たちの汚職と権力の闇に突き当たる。上層部からの圧力、消される証拠。正義感に燃える杉田は、巨大な組織の壁にぶつかりながらも、たった一人で真実を追い求める。一人の刑事の執念が、社会の巨悪を暴き出すまでの孤独な闘い。
ネット上の声
- 儲け話に群がる人はいつもいるよ
- ライブドア☆ホリエモンに捧ぐ
- 信託投資システム騒動記
- 巨悪(政治家)は無傷
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督中村登
- 主演佐田啓二
-
列車事故を身を挺して車輪の下敷になって喰い止めた国鉄職員の、純愛と信仰に貫ぬかれた生涯を描く。三浦綾子の同名小説の映画化。脚本は楠田芳子、監督は「辻が花」の中村登、撮影は「恋は放課後」の竹村博が担当。
ネット上の声
- 旭川の塩狩峠で起きた鉄道事故をモチーフにした三浦綾子原作の作品。 ...
- 塩狩峠、行きました。
- テレビでやってほしい
- 個人的な映画記念碑
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督中村登
- 主演中野誠也
-
里見とんと小津安二郎の原作を「ぜったい多数」の中村登が脚色・監督した青春もの。撮影は「夜の片鱗」の成島東一郎。
ネット上の声
- 岩下志麻がオヤジ転がしが上手くて、オッサンが思う若い娘の理想像まんまな感じが透け
- たいした映画じゃないが岩下志麻がとにかくキュート 酔っ払ってるシーン好きすぎる
- 中村登好きとして今回の松竹特集の未見の中村登作品の中でも一番期待していたもの
- 志麻様の超絶可愛い酔っ払い芸が観れるだけで国の重要文化財なのでは?
青春
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
戦後の混乱期、愛と生活の狭間で揺れる若き男女の切ない恋の行方。
舞台は終戦直後の日本。復員してきた青年・圭吉は、戦火で家族を失い、今は闇市で働く娘・道子と出会う。互いに惹かれ合う二人だが、圭吉には出征前に将来を誓った許嫁がいた。戦争が変えた運命と、変わらぬ想い。貧しいながらも懸命に生きようとする人々の姿を通して、真実の愛とは何かを問う物語。圭吉が下す、一つの決断。
ネット上の声
- 「松竹の女性映画の名匠中村登監督と原作が山口瞳。傑作だが近年の視点で見ると・・・」
- 考えてみれば、日本人の好み・体質なのか、どろどろまではしない、ある種の清潔感・そ
- 岩下志麻主演、2組の父娘ドラマを描く、カラー作品
- 松竹大船伝統の家族メロドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
移ろいゆく季節のように、変わりゆく家族の姿。少女の瞳に映る、美しくも切ない日々の終わりと始まり。
古き良き日本の旧家を舞台に描かれる、ある家族の物語。姉や兄が次々と結婚し、家を離れていく。穏やかだった日常は少しずつ形を変え、家族が揃う食卓の風景も過去のものとなっていく。末娘の心に宿るのは、寂しさと時代の変化への戸惑い。当たり前だった幸せが失われていくことへの切なさと、自らも大人にならなければならないという現実。過ぎ去りし美しい春を惜しむように、少女の視点から家族の絆と崩壊を繊細に描く。
ネット上の声
- 細“紐” 繁盛記
- 父親の仕事を幼いころから側でみていると、遠縁のやり手の番頭も帯デザイナーの平幹二
- 帯と帯締め紐はメーカーが違うというのも知らなかったけどみんな気軽にあちこち移動し
- 組紐と森光子の印象→それどこじゃなく全員ヤバいしお菓子ポリポリ三日に一度は美容院
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中村登
- 主演新珠三千代
-
戦後の東京、貧しくも明るい四人兄妹の物語。歌と笑い声が響く、ささやかで温かい家族の肖像。
戦争で両親を亡くした上村家の四人兄妹。長女は家計を支え、作曲家を夢見る長男、そして二人の弟妹が、一つ屋根の下で暮らす日々。貧しさの中でもユーモアと歌を忘れず、食卓を囲む彼らの家はいつも楽しげな雰囲気。しかし、失業や借金といった厳しい現実が、彼らのささやかな幸せを脅かし始める。家族の絆を試される苦難の連続。彼らは夢と希望を胸に、この困難を乗り越えることができるのか。長男が紡ぐ一曲のメロディが、家族の未来を照らす光となる。
ネット上の声
- 心暖まる秀作ホームドラマ
- ホーム・スイート・ホ-ム
- 地獄先生森永ぬ~べ~。
- 家族がこんなに仲良ければどんなに微笑ましい事かと思ってしまったのは、今の時代、人
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督中村登
- 主演笠智衆
-
金融業の社長が急死したために、本妻と妾と小姑が同居生活することになり、身寄りのない“三婆”の欲の皮のつっぱった奇妙な三角関係が展開される。原作は有吉佐和子の同名小説の映画化。脚本は「放課後」の井手俊郎、監督は「塩狩峠」の中村登、撮影は「日本侠花伝」の村井博がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 35年前、老いの演技の凄まじさ
- 本妻vs妾vs小姑
- 今井正監督「にっぽんのお婆ちゃん」のようなオモシロ路線を想像してたけど、こちらは
- 京都文化博物館のフィルムシアターでもここまで笑い声が起こる映画は久々だった気がす
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督中村登
- 主演三益愛子
-
昨年夏封切された「カルメン故郷に帰る」に次いで企画された松竹第二回色彩映画で、高村潔の総指揮の下に、「華やかな夜景」の小出孝が製作を担当している。原作は週刊朝日に連載された三島由紀夫の小説で、馬場當と共同で「この春初恋あり」のシナリオを書いた山内久が脚色し、「波」の中村登が監督している。撮影はやはり「波」の生方敏夫である。出演者陣は、「女のいのち」の角梨枝子、「西陣の姉妹」の東山千栄子、「母の山脈」の若原雅夫、「娘はかく抗議する」の桂木洋子と高橋貞二、黒澤明の「野良犬(1949)」で映画初出演していた淡路恵子などである。その他俳優座の岸輝子、村瀬幸子も出ている。
青春
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中村登
- 主演角梨枝子
-
新橋の名妓小坂順子の同名小説を、「伊豆の踊子(1960)」の田中澄江が脚色し、「斑女」の中村登が監督した女性編。撮影は「続こつまなんきん お香の巻」の倉持友一。
ネット上の声
- 芸妓さんはダメンズウォーカー
- 花柳街物を以前から手掛けている田中澄江脚本で、歯切れ良いテンポもカット割りも快調な作品
- その簪を目に突き刺してやればいいのにと思ったが、残念なことにこれは東映じゃないの
- 新橋の芸者たまき(瑳峨三智子)は会社社長で妻子持ちの田村高廣と出会い深い付き合い
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演瑳峨三智子
-
「二人だけの砦」の松山善三が執筆したテレビドラマ“末広”を、「つむじ風」の中村登が監督したホームドラマ。撮影は「あの人はいま」の厚田雄春。
ネット上の声
- カメオ出演の人は!
- 「売り言葉に買い言葉」を見事に体現、衝突する伊志井寛と田中絹代が榊ひろみの結婚式
- 「アメション女優」と言われてた田中絹代が、娘のアメリカ人との国際結婚反対するお母
- この日観た4本の映画すべての音楽が木下忠司だったが、ホームドラマには木下忠司だな
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中村登
- 主演岡田茉莉子
-
津村節子の「華燭」の映画化、幸運の座をつかもうとする現代娘の姿を笑いのうちに批判しようというもの。「ハイ・ティーン」の山内久が脚色、「危険旅行」の中村登が監督、「若い素顔」の厚田雄春が撮影した。
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督中村登
- 主演大木実
-
川口松太郎原作を「千客万来」の富田義朗が脚色、同じく中村登が監督したメロドラマ。撮影もコンビの厚田雄春。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演岡田茉莉子
-
毎日新聞に連載された丹羽文雄原作の映画化。脚色は「娘三羽烏」の斎藤良輔、監督は「集金旅行」の中村登、撮影は「がっちり若旦那」の長岡博之がそれぞれ担当した。主演は「オンボロ人生」の佐田啓二、「花嫁のおのろけ」の岡田茉莉子、「がっちり若旦那」の伊藤雄之助。ほかに桂木洋子、小林トシ子、内藤武敏など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督中村登
- 主演佐田啓二
-
妻の秘められた過去が、一組の夫婦の愛と信頼を揺るがす。社会の偏見という激流に立ち向かうメロドラマ。
地方の町で教師として働く浩介は、貞淑な妻・志津と平穏な日々を送っていた。しかし、志津がかつて芸者であったという過去が暴露され、二人の生活は一変する。世間の冷たい視線と非難が、幸せな家庭に暗い影を落とす。夫の苦悩と、過去から逃れられない妻の絶望。社会の偏見という巨大な「波」に翻弄されながら、二人が見つけ出そうとする真実の愛の形。
ネット上の声
- 中村登ファンとして映画アーカイブ松竹特集に入っていたこれを
- 寄せては返す波に石を投げたとて運命のように繰り返す、寝取られ流され佐分利どんの水
- 愛されているのではなくて、相手の都合の良いタイミングになぜか居合わせてしまう佐分
- 中村登の色遣いが好きで、モノクロの作品はよく分からないと思いつつ…
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督中村登
- 主演佐分利信
-
老政治家を中心に、人間は我欲や打算を取り去った時本来の姿に戻るということを描こうとしたドラマで、柳井隆雄・沢村勉のオリジナルシナリオを、「顔役(1958)」の中村登が監督、「彼岸花」の厚田雄春が撮影した。音楽は武満徹。出演者は、佐分利信・有馬稲子・佐田啓二・岡田茉莉子・高橋貞二・高千穂ひづる等々の豪華な顔ぶれ。
ネット上の声
- 選挙に落選した父に「おめでとう」と酒を交わす
- 目が澄んでる だから心も綺麗だ
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督中村登
- 主演佐分利信
-
高村光太郎の詩集『智恵子抄』と佐藤春夫の『小説智恵子抄』を原作として、「惜春(1967)」の中村登と新進広瀬襄が共同でシナリオ化し、中村登が監督した文芸もの。撮影はコンビの竹村博。
ネット上の声
- 押さえた感情の先にあるもの
- 映画では岩下志麻さんが演じた狂気に迫力があった
- わたしもうじき駄目になる
- 「智恵子は東京に空が無いと言う」という詩の知識しかなかったのでどんな話かと思って
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
村松梢風の「塔」「斑女」「残光」の三編を、権藤利英が脚色し、「波の塔」の中村登が監督した、ナイトクラブのホステスを主人公にした女性編。撮影も「波の塔」の平瀬静雄。
ネット上の声
- まだらめって読むのかと思ったらハンニョだった
- 夜の女の悲喜こもごもを、真珠と塔で貫く
- 「女優・倍賞千恵子」@神保町シアター
- お話は相当とっちらかってる
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督中村登
- 主演山村聡
-
原作は、愛のきびしさを追求して評判の立原正秋の同名小説。脚本は「婉という女」の鈴木尚之。監督は「甦える大地」の中村登。撮影は「初笑い びっくり武士道」の川又昂がそれぞれ担当。
ネット上の声
- お志麻の帯に目をつけて辻が花の由来を教えてくれる笠智衆(役名:老人)
- 八つ年下の佐野守の一途な想いに撃たれて一度は駆け落ちを決意する岩下志麻だが、玉緒
- 帯見て辻が花語る笠智衆老人、食堂車ではお酒と生野菜、フラフラっと買ったコニャック
- ロマンポルノの台頭を意識しているのかお志麻さんのキスが過去一エロスだった…「そん
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督中村登
- 主演岩下志麻
-
武者小路実篤原作の「友情」と「愛と死」をもとに山田太一が脚本化した。監督は「甦える大地」の中村登。撮影は「めまい」の竹村博がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 中村登監督作品でいえば『暖春』『河口』『惜春』は個人的ベストであるが、本作は総括
- 雪原に横たわる男女のビジュアルから最後は心中するのか…という先入観が見事裏切られ
- 自宅の豪邸でサイケ?プログレ?かかってイケてる誕生パーティやってる栗原小巻
- 友だちの恋人をなんとなく良いなと感じていた新克利だがそりゃいかんと
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演栗原小巻
-
「小早川家の秋」の野田高梧と「めぐり逢う日まで」の柳井隆雄、「あの波の果てまで」の富田義朗の三人が共同で脚本を書き、「河口」の中村登が監督した青春喜劇もの。撮影もコンビの厚田雄春。
青春
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督中村登
- 主演佐田啓二
-
全てを失った一人の女性が、過去と向き合い未来を探す、心の再生を描く感動の旅路。
夫と子供を一度に失い、生きる意味を見失った女性、直子。悲しみの底から逃れるように、彼女はあてのない旅に出る。列車に揺られ、見知らぬ町を彷徨う日々。旅先での人々との出会いと別れ、そして雄大な自然との対話を通じて、凍てついていた彼女の心は少しずつ溶かされていく。過去の思い出と向き合い、彼女が旅の終わりに見つけたものとは。一人の女性の魂の再生を描く、静かな感動の物語。
ネット上の声
- 津川さん、ヤバイ格好良すぎる(///ω///)♪旧伯爵夫人がベタベ...
- 津川さん、ヤバイ格好良すぎる(///ω///)♪旧伯爵夫人がベタベ...
- 価値観の違う二人の主人公の生き方
- 価値観の違う二人の主人公の生き方
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督中村登
- 主演岸恵子
-
曽野綾子の同名小説を「夜の片鱗」でコンビの権藤利英が脚色、中村登が監督した青春もの。撮影は「100万人の娘たち」の篠村荘三郎。
ネット上の声
- 一瞬だけ出てくる中村晃子かわいいし田村正和は美少年過ぎる、美少年は死ぬ運命にある
- 青春群像劇というより挫折と敗北の話で、田村正和が癌で死ぬ前に送り込まれた修道院で
- 「君がいつも肌につけていられるものをと思ってね」キザなセリフ
- 渋谷の歌声喫茶でメインで歌う倍賞千恵子の歌声いいなー
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中村登
- 主演桑野みゆき
-
古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
ネット上の声
- 日蓮宗の協力による「猛猛しい日蓮様」映画
- う~ん、、、、
- 他宗の攻撃を避けたのかな
- 小学生の時に観たが
時代劇
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督中村登
- 主演萬屋錦之介
-
前作の続篇で、川口松太郎原作から、前作のコンビ富田義朗が脚色、中村登が監督した純愛メロドラマ。撮影は「求人旅行」の平瀬静雄。
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演岡田茉莉子
-
朝日新聞に連載された舟橋聖一の同名の小説を、「泉」の松山善三が脚色し、「君美しく」の中村登が監督した。撮影は「駄々っ子社長」の生方敏夫。主な出演者は「女の足あと」の有馬稲子と石浜朗、「ここに幸あり (二部作)」の川喜多雄二、「青空剣法 弁天夜叉」の高峰三枝子、「続へそくり社長」の上原謙、「たぬき」の浅茅しのぶなど。色彩はイーストマン松竹カラー。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演有馬稲子
-
見渡す限りの荒地を、一大工業地帯にしようと夢みる男たちが、生臭い欲望がうずまく中で、純粋に理想を実現する勇気を、茨城県鹿島灘の臨海工業地帯をバックに描く。原作は木本正次の「砂の架十字」。脚本は「ある兵士の賭け」の猪又憲吾。監督は「わが恋わが歌」の中村登。撮影は「エベレスト大滑降」の金宇満司がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 悩ましいスタンス
- 茨城の鹿島に工業地帯を建築すべく奮闘する男たちの姿を描いた史実に基づいたドラマ
- 大規模開発の光と影を描いた良作。
- 年末なんで実家に帰ってきました
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督中村登
- 主演石原裕次郎
-
吉野秀雄の随筆集『やわらかな心』、山口瞳の『小説・吉野秀男先生』、吉野の次男壮児が著した『歌びとの家』を原作に「赤毛」の広沢栄が脚本を執筆し、「結婚します」の中村登が監督した文芸もの。撮影は「七つの顔の女」の竹村博。
ネット上の声
- 和歌を読む人なのに、ひねくれていたのね!
- 良くも悪くも職人的な完成度だが、実話ベースでここまでご家庭の内情を描いちゃってい
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督中村登
- 主演中村勘三郎
-
東京新聞連載・梅崎春生原作を助監の宮崎守と企画部の清水俊男が共同で脚色、「古都(1963)」の中村登が監督した喜劇。撮影もコンビの成島東一郎。
ネット上の声
- お騒がせな男、もちょっと静かにせんかい
- 高度経済成長時代のドタバタコメディ
- 風呂屋が全盛期だった頃
- いわゆる芸達者な役者が揃いながらも、みんな空回りしていてイマイチ面白くない凡作で
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演渥美清
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オーストラリア、マニラにロケしたエキゾチズムあふれるサスペンス・ラブロマン。脚本は橋田寿賀子のオリジナル、監督は「わが恋わが歌」の中村登。撮影は「東京←→パリ 青春の条件」の竹村博が担当。
ネット上の声
- 吉永小百合主演でオーストラリアロケも敢行した大作だが、ちょっと饒舌過ぎる脚本はあの人!
- 自分が生まれる前の昭和作品は、脚本がきれいで深い愛に満ちているので、たまに観賞す
- 入川さんからプロポーズされるも笑ってしまうほど情熱もなく、見たこともない姉に相談
- 地味な題名とジャケからして伊豆あたりのメロドラマかと思いきや、まさかシドニーやマ
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督中村登
- 主演吉永小百合
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梅崎春生の直木賞受賞作「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」を中心に、同氏の数篇の短篇から、「花嫁のおのろけ」の共同脚本執筆者椎名利夫が脚色、「日日の背信」の中村登が監督、同じく「日日の背信」の長岡博之が撮影した風刺喜劇。出演は「花のうず潮」の佐田啓二、小山明子、「夜の鼓」の有馬稲子、ほかに三井弘次、多々良純、三好栄子、瞳麗子、桂小金治などが出演している。色彩はイーストマン松竹カラー。
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督中村登
- 主演佐田啓二
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「集金旅行」「危険旅行」についで第三作目。「江戸へ百七十里」の笠原良三のオリジナル・シナリオを「愛染かつら(1962)」の中村登が監督した喜劇。撮影は「この日美わし」の平瀬静雄。
コメディ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演桑野みゆき
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多感な19歳の少女と、白血病に犯された若き青年画家の悲恋を描く。原作は落合恵子の同名翻案小説。脚本は「この青春」の八木保太郎、監督は「三婆」の中村登、撮影は「港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ」の竹村博がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 悲恋なんだけど悲しく見れなかった
- 彼氏が白血病ってわかって取り乱し、コップを投げつけて叫び出す淳子に対する病院の先
- 松竹・サンミュージック提携、落合恵子原作の難病悲恋映画だが、桜田淳子のアイドル歌
- 明治生まれの脚本家が書いたマジメなだけの話をマジメな監督が撮ったものを見せられる
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督中村登
- 主演桜田淳子
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「大学の合唱」の椎名利夫の脚本を、「いたづら」の中村登が監督した「集金旅行」の姉妹篇と称するコメディ。撮影は「お早よう」の厚田雄春。
コメディ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督中村登
- 主演高橋貞二
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岡本綺堂の原作を「「春情鳩の街」より 渡り鳥いつ帰る」の八住利雄が脚色し「女の一生(1955)」の中村登が監督に、「三人娘 只今婚約中」の生方敏夫が撮影に当るイーストマンカラー作品である。出演者は関西歌舞伎の坂東簑助、「哀愁日記」の高橋貞二、「八州遊侠伝 源太あばれ笠」の淡島千景、「亡命記」の岸恵子、「伝七捕物帖 女郎蜘蛛」の草笛光子のほかに山内明、加東大介、夏川静江、東野英治郎、永田光男、柳永二郎、市川小太夫、山路義人、桜むつ子など。
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演高橋貞二
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松本清張の同名小説を、沢村勉が脚色し、「いろはにほへと」の中村登が監督したメロドラマ。撮影は「日本よいとこ 無鉄砲旅行」の平瀬静雄。
ネット上の声
- 松本清張原作の政官財汚職事件にメロドラマを交えたベテラン中村登監督の松竹お得意路
- ★現代社会の悪の構造と不倫と汚職事件★
- サスペンスよりドラマ要素が強い☆3.0
- サスメロと名付けてみたい。
サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督中村登
- 主演有馬稲子
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- 製作年1942年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演上原謙
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田井洋子と佐々木恵美子の原作を「暴力街(1955)」のコンビ、井手雅人と瀬川昌治が共同脚色し、「あこがれ(1955)」のコンビ中村登が監督、生方敏夫が撮影を担当した。主なる出演者は、「絵島生島」の淡島千景、高橋貞二、「忘れじの人」の岸恵子、「あこがれ(1955)」の野添ひとみ、「裏町のお嬢さん」の菅佐原英一、「花ひらく(1955)」の桂木洋子、新人船山裕二など。
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演淡島千景
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若杉慧の原作を、「美貌の顔役」の植草圭之助が脚色して、「栄光への道」「春の潮」などの中村登が監督している。製作は「破れ太鼓」「栄光への道」の小倉浩一郎である。これは、かつて角梨枝子主演で薔薇座で上演。角梨枝子の映画界入りのきっかけを作ったものであったが、映画では「春雪」でデビューした藤田泰子が主演し、「栄光への道」「童貞(1950)」などの鶴田浩二がつき合い、その他、大日方伝、加藤嘉、高橋豊子、毛利菊枝、文谷千代子などが、それぞれ主な役で助演している。
青春
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演鶴田浩二
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山本有三の原作を、「浮雲」の水木洋子が脚色し、「江戸の夕映」と同じく中村登が監督、生方敏夫が撮影に当る。出演者は「忠臣蔵(1954)」の淡島千景、「女性に関する十二章」の上原謙、「この広い空のどこかに」の小林トシ子、浦辺粂子、田浦正巳、「この子この母」の菅佐原英一、「江戸の夕映」の草笛光子、「喧嘩鴉」の野添ひとみのほか、村瀬幸子、信欣三、加東大介、須賀不二夫など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間149分
- 監督中村登
- 主演淡島千景
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志賀直哉の同名短篇小説を、内藤保彦が脚色、「春を待つ人々」の中村登が監督した喜劇。撮影は「悪女の季節」の長岡博之が担当した。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督中村登
- 主演高橋貞二