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「A」「A2」「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として、関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件・福田村事件を題材にメガホンを取ったドラマ。
1923年、澤田智一は教師をしていた日本統治下の京城(現・ソウル)を離れ、妻の静子とともに故郷の千葉県福田村に帰ってくる。澤田は日本軍が朝鮮で犯した虐殺事件の目撃者であったが、静子にもその事実を隠していた。その年の9月1日、関東地方を大地震が襲う。多くの人びとが大混乱となり、流言飛語が飛び交う9月6日、香川から関東へやってきた沼部新助率いる行商団15名は次の地に向かうために利根川の渡し場に向かう。沼部と渡し守の小さな口論に端を発した行き違いにより、興奮した村民の集団心理に火がつき、後に歴史に葬られる大虐殺が起こってしまう。
澤田夫妻役を井浦新、田中麗奈が演じるほか、永山瑛太、東出昌大、柄本明らが顔をそろえる。
ネット上の声
- 日本人として知っておくべき歴史。集団心理の恐ろしさと、デマが人を狂わせる過程がリアルに描かれていて、観ていて本当にしんどかった。でも、これは目を背けてはいけない事実だと思う。
- 怒りと悲しみで、鑑賞後しばらく席を立てませんでした。あまりにも無力で、悔しい。
- 題材は重要だけど、映画としては前半が長すぎて退屈だった。もっと事件そのものを深く描いてほしかったかな。
- これは観るべき映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督森達也
- 主演井浦新
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オウム真理教信者たちの「その後」を追う衝撃のドキュメンタリー。社会から隔絶された彼らの日常と、メディアの狂乱。
1995年の地下鉄サリン事件から数年後の日本。世間から「悪」の烙印を押されたオウム真理教の信者たち。監督・森達也は、彼らの拠点にカメラを持ち込み、その日常に密着。そこにあったのは、意外なほどに平凡な生活と、揺るぎない信仰。しかし、彼らを執拗に追い詰める地域住民や右翼団体、そして過熱するメディア報道。正義とは何か、悪とは何か。カメラは、社会の持つ暴力性と、集団心理の恐ろしさを静かに映し出す。観る者の価値観を根底から揺さぶる、問題作。
ネット上の声
- それでも超えられぬ「壁」がある。
- 片面が全てである見方は仕方ない
- 貼られた悪それでも人
- 悪側からの目線
ドキュメンタリー
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督森達也
- 主演---
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「現代のベートーベン」は嘘つきだったのか?ゴーストライター騒動の渦中の人物に密着した衝撃のドキュメンタリー。
全ろうの天才作曲家として日本中を熱狂させた佐村河内守。しかし、彼の曲はゴーストライターによる代作だった。日本中を揺るがしたスキャンダルから2年。メディアから姿を消した彼の自宅に、初めてカメラが入る。取材を通して見えてくる、彼の素顔、妻との生活、そして彼自身の主張。提示される数々の証拠。何が「本物」で何が「偽物」なのか。観る者の常識を根底から揺さぶる、驚愕のラスト。
ネット上の声
- 初めてのドキュメンタリーでしたがテレビ見てるみたいだった
- ● ドキュメンタリーとジャーナリズムの違い。
- 事実は存在しない。ただ解釈のみが存在する
- 彼の好きな食べ物を想像することがあったか
ドキュメンタリー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督森達也
- 主演佐村河内守
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地下鉄サリン事件後、オウム真理教の内部へ潜入。広報部長・荒木浩の視点から、信者たちの日常と苦悩を映す衝撃のドキュメンタリー。
1995年の地下鉄サリン事件から2年後の日本。世間から「悪の集団」と見なされるオウム真理教。カメラは、当時28歳の広報部長・荒木浩に密着。マスメディアとの応酬、警察による強制捜査、そして信者たちの素顔。彼らはなぜ教団に残り続けるのか。監督・森達也が一切のナレーションやBGMを排し、ただひたすらに彼らの日常を記録。善と悪、加害者と被害者という二元論では語れない、人間の複雑な内面を突きつける問題作。
ネット上の声
- 信者を転ばしたのに怪我した演技してた警察ゴミだろ‼︎
- 荒木浩さん30年後何してますか?あれから30年。AGAMAI
- 麻原彰晃逮捕後のオウム真理教の内部、及び
- 徹底してひたすら「人間」を撮り続けた作品
ドキュメンタリー
- 製作年1998年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督森達也
- 主演---
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映画「新聞記者」の原案者としても話題を集めた東京新聞社会部記者・望月衣塑子を追った社会派ドキュメンタリー。オウム真理教を題材にした「A」「A2」、佐村河内守を題材にした「FAKE」などを手がけた森達也監督が、新聞記者としての取材活動を展開する望月の姿を通して、日本の報道の問題点、日本の社会全体が抱えている同調圧力や忖度の実態に肉迫していく。2019年・第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門に出品され、同部門の作品賞を受賞した。
ネット上の声
- 記者クラブって、政権ファンクラブなの?
- 87点:菅、上村は世界中で嘲笑されろ!
- 日本の民主主義は形だけでいいんだよ
- 彼女一人を戦わせてはならない
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督森達也
- 主演望月衣塑子
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東日本大震災発生から2週間後の被災地の様子と、惨状を目の当たりにした4人の映像作家の姿をありのままにとらえたドキュメンタリー。森達也(映画監督・作家)、綿井健陽(映像ジャーナリスト)、松林要樹(映画監督)、安岡卓治(映画プロデューサー)の4人は「震災をその目で確認すること」を目的に、岩手、宮城を縦断。被災地の様子とともに、惨状を目の前に恐怖で高揚してしまう自身たちの姿や、遺族を前にしてもカメラを回すことを止めず批判を浴びる様子など、マスメディアでは扱われない「撮る側の素顔」も映し出す。
ネット上の声
- 自らを生け贄に示したマスコミの“罪深さ”
- きれいごとでは終わっていない凄さ
- 「311」をあらためて考える
- 「デリカシーのない我々」
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督森達也
- 主演---