-
かつて、“からゆきさん”として遥か南海に愛と青春を没していった日本の少女たちの秘話を描く。原作は山崎朋子著『サンダカン八番娼館』。脚本は広沢栄、監督は脚本も執筆している「朝やけの詩」の熊井啓、撮影は「ザ・ゴキブリ」の金宇満司がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 本来、こういったベタでウェットな古いタイプの邦画は苦手なんだが、ここんとこ悲劇観
- 多くの唐行きさんに謝りながら、恥ずべき歴史を知るべき
- 取材の関係づくりの難しさと田中絹代氏の演技の凄味
- 貧しい女性は、ここまで虐待されるのか?
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督熊井啓
- 主演栗原小巻
-
原作は、幻の企画といわれ映画化の話が出ては消え、やっとこのほど11年ぶりに映画化の運びとなった、三浦哲郎の同名小説、第44回芥川賞を受賞している。脚本は、長谷部慶治、監督は脚本も執筆している「地の群れ」の熊井啓、撮影は「裸の十九才」の黒田清巳がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 社会派熊井啓監督のデカダンな恋愛映画
- 三浦哲郎、私の中で爪痕を残す作家です
- 明日を信じて強く生きる恋人たちの物語
- 「やったのか」「やるもんですか」
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督熊井啓
- 主演栗原小巻
-
熊井啓と原作者の井上光晴が共同でシナリオを執筆、「黒部の太陽」の熊井啓が監督した社会ドラマ。撮影は墨谷尚之が担当した。
ネット上の声
- 「福田村事件」の描き方がなんとも辛気臭く、映画としての色気が全く感じられなかった
- 前日談は昭和16年、本編はその20年後くらい?
- その《現実》の眼差し=追悼熊井啓
- 原爆投下後、終戦直後からのお話
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間127分
- 監督熊井啓
- 主演鈴木瑞穂
-
太平洋戦争末期、米軍捕虜八名を生体解剖した事件を二人の研究生の目を通して描く。原作は遠藤周作の同名小説、脚本・監督は「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の熊井啓、撮影は楢山節考」の栃沢正夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 中盤以降ヤベーことしか言ってないし説教されても大事なところ外国語で叫ぶから伝わっ
- 良心は探して見つける物ではない
- 問われる日本人としての行動原理
- 直視しなければならない歴史
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督熊井啓
- 主演奥田瑛二
-
昭和二十四年に起きて今だに多くの謎を残す、国鉄初代総裁下山定則が列車線路上に轢断死体で発見された“下山事件”を改めて追求する。矢田喜美雄の原作「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の映画化で、脚本は「犬笛」の菊島隆三、監督は「天平の甍」の熊井啓、撮影は「翔べイカロスの翼」の中尾駿一郎がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 戦後の日本で実際に起きた昭和ミステリーのドキュメンタリー映画
- アメリカ様ァ!これが戦後の総括です(笑)
- 占領時代「戦後史最大の謎」
- 重厚な重厚な社会派社会派
冤罪、 実話
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督熊井啓
- 主演仲代達矢
-
木本正次の原作『日本人の記録・黒部の太陽』(毎日新聞社刊)を、「女たちの庭」の井手雅人と、「日本列島」の熊井啓が共同で脚色し、熊井啓が監督した黒四ダム建設のドラマ。撮影は「情炎(1967)」の金宇満司。
ネット上の声
- 観ている自分にも自然と力が入ってしまう、見逃せない名作
- これを観ちゃうと最近の日本映画ショボすぎる。
- ゆっくりと重厚かつ濃密に進む「3時間」
- フジTV史上最大規模番組「黒部の太陽」
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間196分
- 監督熊井啓
- 主演滝沢修
-
江戸・深川の岡場所を舞台に、遊女たちの逞しくも哀しい生き様を描く、黒澤明の遺稿を映画化した人間ドラマ。監督は「日本の黒い夏 冤罪」の熊井啓。撮影を「日本の黒い夏~」の奥原一男が担当している。主演は、「田園のユーウツ」の清水美砂と「日本の黒い夏~」の遠野凪子。日活創立90周年記念作品。
ネット上の声
- 日活90周年記念作品にして、黒澤明の脚本
- 遊女の恋は、惚れちゃいけない。
- ある意味偉人の「お新ちゃん」
- 爽やかな吉原炎上(深川洪水)
時代劇
- 製作年2002年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督熊井啓
- 主演清水美砂
-
吉原公一郎の原作“小説日本列島”を「帝銀事件 死刑囚」の熊井啓が脚色・監督した社会ドラマ。撮影は「拳銃無頼帖 流れ者の群れ」の姫田真佐久。
ネット上の声
- 本作の英語題はA Chain of Islandsです そこに着目して頂きたいと思います 日本列島と書いて、鎖の列島と読め そういう監督からのメッセージなのだと思います
- 戦後日本に起きた幾つかの事件に関する仮説を提示
- 日本はアメリカに255の基地を提供している
- オンライン上映会、この時は自選の回
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督熊井啓
- 主演宇野重吉
-
茶道の名匠・千利休の娘・吟の悲恋を描く、今東光原作の同題名小説の映画化。脚本は「京舞・四世井上八千代」の依田義賢、監督は「北の岬」の熊井啓、撮影は「ねむの木の詩がきこえる」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 力作。中野の演技。考証に不満
- お吟と高山右近の恋
- 奇妙なのは「お吟さま」というタイトルで、誰の口から出るものだろう?原作通りならお
- 三船敏郎演じる豊臣秀吉はキリスト教や朝鮮明侵略などの外に目を向けて内を見ようとし
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間154分
- 監督熊井啓
- 主演志村喬
-
「アリバイ」の熊井啓がオリジナル・シナリオを執筆、熊井啓が監督した社会ドラマ。撮影は「男の紋章 風雲双つ竜」の岩佐一泉。
ネット上の声
- 綿密な調査に基づく脚本、力強い演出に圧倒された。初監督作でコレとは、熊井啓すごい
- アマプラ配信中の帝銀事件とその後の裁判を描いた一本
- これもまた映画の力だ さすがは熊井啓監督だ
- 熊井啓監督のデビュー作にして傑作!
死刑囚、 冤罪、 裁判・法廷、 ドキュメンタリー
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督熊井啓
- 主演信欣三
-
日本アルプスの大自然を背景にして、破壊されてゆく原生林、緑の広野、離散する開拓村一家に、日本の未来をみつめながら、自然の中に育くまれた若い男女の激しい愛を描く。脚本は山内久と桂明子、監督は脚本も執筆している「忍ぶ川」の熊井啓、撮影は「化石の森」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 熊井作品にしては
- 熊井啓監督の社会派作品の中で、初々しい関根恵子の圧倒的な存在感が見られる傑作!
- 冒頭の自然に溶け込む関根恵子の裸体が美しく引き込まれる
- この作品はとにかく関根恵子(現・高橋恵子)に尽きる
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督熊井啓
- 主演仲代達矢
-
遠藤周作の同名小説を原作に、インドの母なる大河ガンジスを舞台として、愛と悪と魂の救済をテーマに描く文芸ドラマ。インド政府の協力により、日本映画としては初めてインドにおける長期ロケーションが実現した。監督・脚色は「ひかりごけ」の社会派・熊井啓。主演は「レッスン Lesson」の秋吉久美子と「棒の哀しみ」の奥田瑛二。95年度キネマ旬報ベストテン第7位。
ネット上の声
- 遠藤周作さんのご意見は?
- 晩年の遠藤周作はカトリック信者としては異端な輪廻転生や同時性などの考えを持ってい
- 原作は遠藤周作だが、キリスト者の遠藤が輪廻転生を語るとは・・・汎神論的東洋的な神
- カメラがもたらす悲劇によってラストで映し出される二度と再現出来ないであろう河での
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督熊井啓
- 主演秋吉久美子
-
事故によって童心に帰った男と彼を囲む女たちとの愛と葛藤を描く。秋元松代原作の戯曲「かさぶた式部考」の映画化で、脚本・監督は「千利休 本覺坊遺文」の熊井啓。撮影は同作の栃沢正夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 熊井啓監督作品だから観たのだが、熊井監督らしからぬ映画であった
- 香川京子さんの完勝
ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督熊井啓
- 主演奥田瑛二
-
1994年6月27日に起こった松本サリン事件を材に、一市民を冤罪へと陥れた警察捜査、マスコミ報道、そして市民の偏見の在り方を問う社会派実録ドラマ。監督は「愛する」の熊井啓。平石耕一による原作を基に、熊井監督自身が脚色。撮影を「生地獄」の奥原一男が担当している。主演は、「世にも奇妙な物語 映画の特別編/携帯忠臣蔵」の中井貴一と「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」の寺尾聰。ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・カメラ賞受賞作品。
ネット上の声
- ☆mixi過去レビュー転載計画(TSUTAYAレンタル編)
- 昔、学校で見せられた道徳教材レベルの映画
- 河野さんの奥さんのことをさ そんなもの
- 火のないところに煙を立てる・・・
冤罪、 社会派ドラマ
- 製作年2000年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督熊井啓
- 主演中井貴一
-
戦時中に実際に起こった食人事件をもとに描かれた武田泰淳の同名小説の映画化。脚本・監督は「式部物語」の熊井啓。共同脚本は池田太郎。撮影は同作の栃沢正夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 「人肉を食べる」って行為には興味あるけど
- すぐれた映画ですが、どこかにズレが。
- 後半突然シュールになります。
- シュールだ
生き残りを賭けた極限のサバイバル、 ヒューマンドラマ
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督熊井啓
- 主演三國連太郎
-
千利休四百年遠忌特別作品。安土・桃山時代の茶人・千利休の謎に包まれた晩年を、愛弟子・本覚坊らが解き明かしていく様子を描く。井上靖原作の小説『本覺坊遺文』の映画化で、脚本は「天平の甍」の依田義賢が執筆。監督は「海と毒薬」の熊井啓、撮影は「女衒」の栃沢正夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- もうこんな映画出てこないと思う
- いろんな意味でバブル
- この映画が公開された1989年頃の奥田瑛二と言えば「男女7人夏物語」や「金曜日の
- 佗茶を権勢の場に持ち込んでしまった矛盾を…
時代劇
- 製作年1989年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督熊井啓
- 主演奥田瑛二
-
天平年間、日本仏教界の確立のために黄土に渡った四人の日本人青年僧の青春と、唐の高僧、鑒真和上の二十年の歳月をかけて渡日に成功するまでの苦難の道を描く。井上靖の同名の小説の映画化で脚本は「お吟さま(1978)」の依田義賢、監督も同作の熊井啓、撮影は「復讐するは我にあり」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 鑑真の実像
- 奈良が…見えました…。
- 何度でも見たい
- 奈良の平城宮跡歴史公園に、遣唐使船の展示や鑑真和上に関する紹介などあって、思わず
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間152分
- 監督熊井啓
- 主演中村嘉葎雄
-
ハンセン病と誤診されたことにより、人間としての生き方に目覚めていく孤独な少女の心の成長を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「深い河」の熊井啓。原作は、かつて浦山桐郎が映画化した遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』で、今回は原作に忠実に熊井自身が脚色。撮影には「深い河」の栃沢正夫があたっている。主演は「誘拐」の酒井美紀と「スワロウテイル」の渡部篤郎。
ネット上の声
- 良作であることは間違いない
- 遠藤周作×熊井啓、その三
- 切ない切ない・・・映画
- 何がなんやらさっぱり理解できない映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督熊井啓
- 主演酒井美紀
-
日本人自動車技師と美しい修道女の愛の彷徨を描いた辻邦生の同名小説の映画化。脚本は「朝やけの詩」の桂明子、監督は脚本も執筆している「サンダカン八番娼館 望郷」の熊井啓、撮影も同作の金宇満司がそれぞれ担当。
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督熊井啓
- 主演加藤剛