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「天空の城のラピュタ」「魔女の宅急便」などを手がけてきたスタジオジブリの宮崎駿監督が原作・脚本も務め、室町時代の日本を舞台に、荒ぶる神々と人間との争いを描いた大作アニメーション。
室町時代。北の果てのエミシ一族の村に暮らす青年アシタカは、村を襲ったタタリ神を退治した際に死の呪いを受けてしまう。呪いを絶つ方法を求め、西に向かって旅に出たアシタカは、やがて「タタラ場」と呼ばれる精錬所を目指すことになる。そしてその道中、森の中で犬神に育てられた少女サンと出会うが、人間を嫌うサンに森から去るよう警告される。やがてタタラ場へたどり着いたアシタカは、人間たちが生きていくために森を切り開いたことでサンと犬神の怒りを買っていることを知るが……。
声優は、主人公アシタカ役に「風の谷のナウシカ」でアスベルを演じた松田洋治、「もののけ姫」と呼ばれるサン役に「平成狸合戦ぽんぽこ」にも出演した石田ゆり子。そのほか、田中裕子、美輪明宏、森繁久彌、森光子、小林薫、西村雅彦らベテラン、実力派俳優が多数出演。カウンターテナーの米良美一が歌う主題歌も広く知られる。当時の日本映画歴代興行収入記録を塗り替える興収193億円という大ヒットを記録して社会現象となり、アニメーション作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞の受賞をはじめ、様々な国内の映画賞を受賞した。
ネット上の声
- 何度観たことか 生まれて初めて映画館で観た映画 大人になった今も映像と音楽に圧倒
- 小さい頃から何度も見たけど、歳を重ねて見るからこそ良い 共に生きる...
- 人間業とは思えない神がかった傑作
- 宮崎作品のなかで最も美しい作品
アニメ、 時代劇、 ジブリ
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督宮崎駿
- 主演松田洋治
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「蛇イチゴ」(03)でデビューを飾った西川美和監督の第2作。東京で写真家として気ままに暮らす猛(オダギリジョー)が、母親の一周忌で久しぶりに帰郷。猛は家業を継いだ兄の稔(香川照之)と幼なじみの智恵子とともに近くの渓谷へ行くが、智恵子が吊り橋から転落してしまう。智恵子の近くにいた稔が逮捕され裁判となるが、そこで猛は今まで見たことのない兄の姿を目の当たりにする……。
ネット上の声
- シリアスなテーマだが、退屈無きエンタ作品
- ヒネリが効いた展開、的確な演技と緊張感
- イトル通りの“ゆれる”名演技でした。
- どうして俺とお前はこんなにちがうの?
どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督西川美和
- 主演オダギリジョー
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数多くの傑出した黒澤監督作品の中でも、特に観客のみならず世界中の映画人に多大な影響を与えた代表作。これ以降「荒野の七人」「宇宙の七人」など、この映画を手本とした作品が多く作られたのは周知の事実。時は戦国時代のとある貧しい農村。農民たちは野盗と化した野武士たちの襲撃を恐れ、おののいていた。そこで村を守るために用心棒を雇うことを決意、食うに窮する七人の侍を探し出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。複数のカメラワークによる迫力ある立ち回りのシーンは見事。
ネット上の声
- ・観てる間ずっとあの村にいる人たちと同じ気持ちになってた。終わった...
- 侍たちよ、永遠なれ!~日本映画最高峰にして伝説的傑作
- 世界映画史に輝く、黒澤作品最高傑作!
- 決して色褪せない傑作エンタメ時代劇
時代劇、 アクション、 群像劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間207分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
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アニメ誌「アニメージュ」に連載されていた宮崎駿の同名漫画を、宮崎自身が監督・脚本を務めてアニメ映画化した冒険ファンタジー。
「火の七日間」と呼ばれる大戦争で高度な文明社会が滅んでから1000年後。人類は巨大な蟲(むし)たちや毒を放出する菌類に覆われた「腐海」に脅かされながら生きていた。そんな世界の片隅にある小国「風の国」に、少女ナウシカが暮らしていた。族長の娘である彼女は、「メーヴェ」と呼ばれる乗り物にのって空を駆け、人々が恐れる巨大な王蟲(オーム)とも心を通わせる不思議な力をもっていた。その優しさで風の谷の人々に慕われ、平和な日々を過ごしていたナウシカだったが、やがてトルメキアと土鬼(ドルク)という大国同士の争いに巻き込まれていく。
宮崎監督の「ルパン三世 カリオストロの城」でヒロインのクラリス役を務めた島本須美がナウシカの声を担当。宮崎監督とさまざまな作品でタッグを組んできた高畑勲がプロデューサーを務めた。制作は、宮崎・高畑と同じ東映動画出身で後にスタジオジブリにも参加する原徹が設立したアニメーションスタジオのトップクラフト。本作の成功によって宮崎監督の次作「天空の城のラピュタ」の制作とスタジオジブリの設立へとつながっていった一作。宮崎監督が手がけたアニメ「名探偵ホームズ 青い紅玉(ルビー)の巻/海底の財宝の巻」が同時上映された。
ネット上の声
- 王蟲のプラモデルも作った。ナウシカのフィギュア付きで・・・
- ごめんね、酷すぎるよね、許してなんて言えないよね、
- 面白いのは周知の事実。ただ原作と比べると…
- 強く、心優しく、全てを愛するヒロイン
ジブリ、 人類滅亡後、 アニメ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督宮崎駿
- 主演島本須美
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自然が豊かな湖南省で創作活動を続けるポン・ヂエンミンの短編小説『那山 那人 那狗(あの山、あの人、あの犬)』を映画化。大自然を背景に父と息子、妻と母の立場を通して家族の在り方を描き、1999年中国金鶏賞最優秀作品賞ほか多数の賞を受賞した。
ネット上の声
- 父、息子、犬の心温まるロードムービー
- ものすごくシンプルで普遍的
- 次男坊🐕🦺!!!!!
- そこに人生がある
子供が生まれてから見たら大泣きする、 ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国中国
- 時間93分
- 監督フォ・ジェンチイ
- 主演トン・ルーチュン
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松本清張による同名原作を、野村芳太郎監督、橋本忍&山田洋次脚本で映画化した社会派サスペンス。モスクワ国際映画祭の審査員特別賞を受賞。2005年6月にデジタルリマスター版が公開されている。東京・蒲田にある国鉄の操車場で殺人事件が発生。被害者の身元がわからず捜査は難航する。しかし、被害者が殺害される直前にある男と会っていたことがわかり、2人の会話から「カメダ」という謎の単語が浮かび上がる。
ネット上の声
- 壮絶な“宿命”に心が震える、色褪せない珠玉の人間ドラマ
- 壮絶な人生、哀切の旋律に心揺さぶられる
- 私の解釈は・・・(三木巡査について)
- その曲の前で俺はパブロフの犬になる
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督野村芳太郎
- 主演丹波哲郎
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片岡千恵蔵主演、工藤栄一監督による集団抗争時代劇の傑作を役所広司主演、三池崇史監督でリメイク。江戸時代末期、罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返していた明石藩主・松平斉韶の暴政を訴えるため明石藩江戸家老・間宮が切腹自害する。この事件を受け、幕府内では極秘裏に斉韶暗殺が画策され、御目付役・島田新左衛門(役所)がその命を受ける。新左衛門は早速刺客集めにとりかかるが、彼の前に斉韶の腹心・鬼頭半兵衛が立ちはだかる。斉韶に稲垣吾郎、鬼頭に市村正親のほか、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華俳優陣が集結。
ネット上の声
- 超絶おもしろかった。 鬼頭半兵衛かなり見応えあった。仰々しい言葉の...
- 黒澤監督の「7人の侍」以来の大傑作で間違いなし!
- 命を燃やせ。~これぞチャンバラ時代劇の最高峰!
- それぞれの生き様、死に様に痺れます。傑作
時代劇
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間141分
- 監督三池崇史
- 主演役所広司
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「チェイサー」「哀しき獣」のナ・ホンジン監督によるサスペンススリラー。平和なある村にやってきた、得体の知れないよそ者の男。男が何の目的でこの村に来たのかは誰も知らない。村じゅうに男に関する噂が広がる中、村人が自身の家族を虐殺する事件が多発する。殺人を犯した村人に共通していたのが、湿疹でただれた肌に、濁った眼をして、言葉を発することもできない状態で現場にいることだった。この事件を担当する村の警官ジョングは、自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。娘を救うためにジョングがよそ者を追い詰めるが、ジョングの行動により村は混乱の渦が巻き起こってしまう。警官ジョング役にドラマや映画の名脇役として知られ、本作が初主演となるクァク・ドウォン。國村隼がよそ者の男を演じ、韓国の映画賞・第37回青龍映画賞で外国人俳優として初受賞となる男優助演賞と人気スター賞のダブル受賞を果たした。
ネット上の声
- 本作の考察としていくつか推理してみる。
- この作品に星一つを付ける人って
- あなたは本当に見たんですか?
- その國村隼を信じるか・疑うか
サスペンス
- 製作年2016年
- 製作国韓国
- 時間156分
- 監督ナ・ホンジン
- 主演クァク・ドウォン
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新田次郎の原作『八甲田山死の彷徨』をもとに、大部隊で自然を克服しようとする部隊と小数精鋭部隊で自然にさからわず、折り合いをつけようとする部隊の様子を冬の八甲田山を舞台に描く。脚本は「続人間革命」の橋本忍、監督は「日本沈没」の森谷司郎、撮影は「阿寒に果つ」の木村大作がそれぞれ担当。
ネット上の声
- これはもはやホラーである。実話だって言うんだから怖さ倍増。バタバタ...
- デジタルリマスター大正解!木村大作さん、ありがとうございました!
- なぜ、人は偉くなると冷静な判断ができなくなるのでしょう…
- 何年も前から観てみたくて観てみたくてずっと気になってた
雪山で遭難する、 冬に見たくなる、 生き残りを賭けた極限のサバイバル、 アドベンチャー(冒険)
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間169分
- 監督森谷司郎
- 主演島田正吾
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今村昌平監督が深沢七郎の小説「楢山節考」「東北の神武たち」を映画化し、1983年・第36回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた人間ドラマ。信州の山深い寒村。この村では70歳を迎えた老人は皆、冬に楢山へ行くという掟があった。それは死を意味するが、そうすることで貧しい村の未来を守っているのだった。妻を亡くした辰平の家には、現在69歳の母おりんがいる。おりんは楢山へ行くことを少しも恐れていないが、母思いの辰平はつらい心情を抱えていた。辰平を緒形拳、母おりんをラテン歌手の坂本スミ子が演じた。
ネット上の声
- カンヌ国際映画祭、パルムドールらしいよ!
- 交わり、喰い、そして死ぬ、この3つだけ
- 何故、お正月に観てしまったのか・・・
- 「人間も鳥も獣も虫も等しく生きる姿」
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間131分
- 監督今村昌平
- 主演緒形拳
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遺体を棺に納める“納棺師”という職業を通して、様々な死と向き合い人生をみつめるヒューマンドラマ。監督は「壬生義士伝」の滝田洋二郎、音楽を久石譲が担当。ひょんなことから納棺師の見習いとなった元チェリストの大悟は、妻の美香には冠婚葬祭の仕事とごまかして働いていた。日々とまどいながらも様々な死と出会い成長していく大悟と、それを見守る美香を本木雅弘と広末涼子が好演。第81回アカデミー賞で、日本映画史上初の外国語映画賞を受賞した。
ネット上の声
- 映画人達が創った映画とは、こうあるべき。
- 誰でもいつかは、おくりびと、おくられびと
- 身のこなしの「美」に滲み出る、仕事の誇り
- 故人を、生者を、職業を、讃える、±ゼロ度
ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督滝田洋二郎
- 主演本木雅弘
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家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。「シックス・センス」「リトル・ミス・サンシャイン」のトニ・コレットがアニー役を演じるほか、夫役をガブリエル・バーン、息子役をアレックス・ウルフ、娘役をミリー・シャピロが演じる。監督、脚本は本作で長編監督デビューを果たしたアリ・アスター。
ネット上の声
- 良く言えば観客が精神的に追い詰められる映画❗
- 「ミニチュア製作」=「映画製作」と考えると…
- 公式が「観た人限定完全解析ページ」って…
- 直視できぬ直接的ホラー満載ではあるものの
ホラー、 トラウマになる
- 製作年2018年
- 製作国アメリカ
- 時間127分
- 監督アリ・アスター
- 主演トニ・コレット
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名探偵金田一耕肋を主人公にした横溝正史の同名小説の映画化で、湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む金田一耕肋の活躍を描く。脚本は「反逆の旅」の長田紀生と日高真也、市川崑の共同、監督は「妻と女の間」の市川崑、撮影は同じ「妻と女の間」の長谷川清がそれぞれ担当。
ネット上の声
- リメイク版はあっさりしてたかな~とも感じていたのですが、オリジナ...
- 年末の笑ってはいけない、で改めて観たくなり(笑) そんで改めて観る...
- 鮮烈の殺人美学、奥深い人間ドラマ、日本映画史上最高のミステリー!
- 先代当主に翻弄された悲しき一族の愛憎劇
サスペンス
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間146分
- 監督市川崑
- 主演石坂浩二
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殺人鬼レザーフェイスの恐怖を描いたホラー映画の金字塔。監督は、これが商業映画初作品だったトビー・フーパー。アメリカのウィスコンシン州で実際に起こった残忍な殺人事件をもとに、旅行中の若者たちがテキサスの片田舎で殺人鬼に襲われる様を描いた。サリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの5人組は、夏休みを利用してドライブ旅行に出かけ、その途中でヒッチハイクをしていた男を車に乗せる。しかし、男はナイフで自らを傷つけるといった行動を繰り返し、異常を感じた5人は男を車から追い出す。やがて一軒の洋館を見つけた5人は、その家に立ち寄るが……。1974年に製作され、日本では75年に初公開。2015年、日本公開から40年を記念した「40周年記念版」がブルーレイ発売&劇場公開。同バージョンは4Kスキャニングによる最新マスターを使用し、字幕や吹き替えも新規収録。
ネット上の声
- 最悪、これ、いちばん怖い、イヤっ。(泣)
- 知的障害者を蔑視した内容、時代の違いか
- オリジナルVSリメイク? オリジナル版
- ホラー映画の金字塔と、おじいちゃん。
殺人鬼が暴れる、 トラウマになる、 ホラー
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間84分
- 監督トビー・フーパー
- 主演マリリン・バーンズ
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カン・ドンウォンの主演で、大人の姿となって現れた行方不明になった少年と、彼を信じる少女をファンタジックに描いたラブストーリー。最愛の母を亡くしたスリンは、義父に連れられ離島へと引っ越してきた。新しい環境に馴染めずに孤独な毎日を送っていたスリンは、彼女同様に親のいない少年ソンミンと知り合う。2人は友情を育み、いつしか淡い恋心が芽生えていた。ある満月の日、同級生たちと出かけた立入禁止区域の洞窟で、スリンだけを残し、3人の少年が一瞬にして姿を消すという謎の事件が発生する。捜査が難航する中、「僕はソンミンだ」と主張する見知らぬ男がスリンの前に姿を現す。周囲の人たちはその男を正体不明の謎の人物と疑う中、スリンだけはその男を、姿こそ大人だが心は少年のままのソンミンだと強く信じていた。ドンウォンが主人公のソンミン役を、スリン役を岩井俊二監督の短編映画「チャンオクの手紙」にも出演したシン・ウンスが演じる。
ネット上の声
- イイのか?イクない?のか、どっち付かず
- 男性と女性では観点が違うと感じた。
- なんか、日本でリメイクしそう。
- 一体何の卵だったんだろう?
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国韓国
- 時間130分
- 監督オム・テファ
- 主演カン・ドンウォン
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美しい自然が今なお豊かに残る徳島県の山間部を舞台に、一軒の古い写真屋の家族を通して、人と人との絆を描く感動の物語。監督は、脚本も手がけた三原光尋。頑固一徹の写真屋である高橋研一役に、「愛のコリーダ」の名優・藤竜也、孝役には「海猿」の海東健が起用され、反発し合う父子の微妙な関係を演じ合う。さらに徳島出身の俳優・大杉漣らを迎え、複雑に交錯する人の思いを豊かに表現。写真は、徳島県出身の写真家、立木義浩が監修している。
ネット上の声
- 饒舌を誘発する映画にはご注意を 三原光尋「村の写真集」
- ユーザーレビューがとても妥当
- 2005年度ベストワンの感動作
- テーマは良いのだが・・。
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督三原光尋
- 主演藤竜也
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長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督の第2作。不慮の事故により家族を失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンを訪れた。彼らの目的は奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」への参加だった。太陽が沈むことがないその村は、美しい花々が咲き誇り、やさしい住人たちが陽気に歌い踊る、楽園としか形容できない幸福な場のように思えた。しかし、そんな幸せな雰囲気に満ちた村に不穏な空気が漂い始め、妄想やトラウマ、不安、そして恐怖により、ダニーの心は次第にかき乱されていく。ダニー役を「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピューが演じるほか、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「パターソン」のウィリアム・ジャクソン・ハーパー、「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールターらが顔をそろえる。
ネット上の声
- 観客の良識をひっくり返す“祝祭”ホラー、全編に漂う嫌な感じがたまらない
- 人間がもっとも忌避したいことをこれでもかと見せつける。そういう映画。
- 意外なフック(惹きつけ)を見逃さず映画の本質へ
- 美しい画面とカルトの恐怖は新鮮。だけれど…
ホラー、 トラウマになる
- 製作年2019年
- 製作国アメリカ,スウェーデン
- 時間147分
- 監督アリ・アスター
- 主演フローレンス・ピュー
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原始宗教息づくスコットランドの離れ小島を舞台に、行方不明となった少女捜索に訪れた中年警部と、奇妙な島民の姿を描いた異色ホラー。権利の問題などから様々な長さのヴァージョンが存在したカルト映画の日本劇場初公開(ビデオはすでに廃版。今回の公開はイギリスでの初公開時と同じ88分ヴァージョン)。ケルト人の民族学的風習に裏打ちされた怪しくもどこかのどかな物語をミステリー、ホラー、ポルノ、ミュージカルなど様々な要素を混じえて描く。全編を彩るフォークソングも聴きどころ。監督は小説家・TV演出家・脚本家としても活躍する『ファンタジスト』(日本未公開)のロビン・ハーディ。製作はピーター・スネル。脚本はハーディの友人で後に映画化もされた大ヒット舞台劇『探偵スルース』で有名な「死海殺人事件」のアンソニー・シェイファー。撮影はハリー・ワックスマン。音楽はポール・ジョヴァンニ。美術はシームス・フランネリイ。編集はエリック・ボイド=パーキンス。主演はTVシリーズ『ザ・シークレット・ハンター』「キング・ダビデ/愛と闘いの伝説」のエドワード・ウッドワード。共演は「吸血鬼ドラキュラ」などドラキュラ俳優として名高いクリストファー・リー、「007/黄金銃を持つ男」のブリット・エクランド、「ハンナ・セレシュ」のイングリッド・ピット、「セバスチャン」のダンスの演出家でもあるリンゼイ・ケンプほか。
ネット上の声
- 【”異教の神への聖なる供物。”孤島の中で脈々と受け継がれて来た邪教の生贄になった、行方不明になった少女を探しに来た、熱心なキリスト教徒の巡査長の顛末を描いたエロティックホラー。奇作である。】
- やっぱりイギリス映画ってやってくれるよな、と思わせる伝説のカルトホラー。『ミッドサマー』が影響されたってわかるわ(ラストの衝撃度と伏線回収の上手さは此方が上)
- なぜこれを観たかは「ニコケイのリメイクを観るならオリジナルを観てから!」と言う助
- フォークミュージカル楓、ホラー。笑。。。
サスペンス
- 製作年1973年
- 製作国イギリス
- 時間88分
- 監督ロビン・ハーディ
- 主演エドワード・ウッドワード
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「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督の最新作。1897年、米ペンシルバニアの小さな村。村の周囲を取り囲む森には恐ろしい存在がいるため、村人が森に入ることはタブーとされていた。だが、村で皮を剥いだ動物の死骸が発見され、誰かがタブーを破ったのではないかという疑惑が持ち上がる。ロン・ハワード監督の実娘ブライス・ダラス・ハワードがヒロイン役。撮影はコーエン兄弟監督作の常連ロジャー・ディーキンスが担当。
ネット上の声
- プロモーションのミスリード。配給会社ブエナビスタさんってなんでこうなんだろうか?
- 村を守るために仕掛けた、愛すべき『罠』。
- 「掟」を守らなければならない理由。
- 話が理解できなかった人のために
どんでん返し、 ホラー、 サスペンス
- 製作年2004年
- 製作国アメリカ
- 時間108分
- 監督M・ナイト・シャマラン
- 主演ブライス・ダラス・ハワード
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「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」でスティーブン・キングの世界を見事に映画化したフランク・ダラボン監督が、映像化不可能と言われていたキングの傑作中篇「霧」に挑んだ意欲作。激しい嵐が過ぎ去った町に不気味な深い霧が立ち込め、住民たちは身動きが取れなくなってしまう。やがて霧の中に潜んだ正体不明の生物が彼らを襲いはじめ……。原作とは異なる衝撃のラストが全米公開時に大きな話題を呼んだ。
ネット上の声
- 15年間 映画化を熱望し続けました。。。
- この映画のラストは間違いなく殿堂入りです
- 謳い上げるのは混沌と絶望感。必見の1作。
- 3年ぶりにどんでん返しベスト10が変動!
不幸な結末のバッドエンド、 どんでん返し、 パニック、 サスペンス、 エイリアン・モンスター
- 製作年2007年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督フランク・ダラボン
- 主演トーマス・ジェーン
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数奇な運命に生まれた青年が、四百年にわたる怨念が息づく生地を訪れ、続発する血腥い殺人事件にまきこまれる姿を描くミステリー映画。原作は横溝正史の同名小説。脚本は「八甲田山」の橋本忍、監督は「昭和枯れすすき」の野村芳太郎、撮影は「錆びた炎」の川又昂がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 市川崑版「八つ墓村」のレビューを書いていて思い出したので、本作についても記してお
- 落武者の祟り、四百年の怨念…現代に蘇る血塗られた怪奇譚!
- 今まで見た中で最も怖かった映画は何ですか
- ヤバイ話しを圧倒的なスケールで描いた作品
サスペンス
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間151分
- 監督野村芳太郎
- 主演渥美清
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道ならぬ恋に悩みながらも、愛を貫いた二人の男女が来世で結ばれるまでを描く。柳田國男の同名物語の映画化で、脚本は「月山」の高山由紀子、監督も同作の村野鐵太郎、撮影は吉岡康弘がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 幻想的な満開の桜に圧倒されそう。
- 今日まで読むことなく過ぎてしまった柳田國男の伝承文学、その一端が窺える映画なのか
- ご当地作品ゆえに地元映画祭で久しぶりにスクリーンで見れたが、昔話より一歩突っ込ん
- オシラサマの由来に感化された少女(原陽子)が、古式の風習に疑念を抱いている元許嫁
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督村野鐵太郎
- 主演隆大介
-
南米パナマのジャングルを舞台に、米政府上層部の極秘指令を受けて隠密作戦を展開する2人の狙撃手の姿を描く戦争アクション。撮影の大部分はオーストラリアのクィーンズランド北部のジャングルで行われた。監督はペルー出身で「大統領暗殺指令」のルイス・ロッサ。製作はロバート・L・ローゼン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「トイズ」のマーク・ジョンソン。脚本はマイケル・フロスト・ベックナーとクラッシュ・レイランド。撮影は「カッコーの巣の上で」のビル・バトラー。音楽はゲイリー・チャンが担当。主演は「7月4日に生まれて」のトム・ベレンジャー、「メンフィス・ベル」のビリー・ゼイン。
ネット上の声
- 「タイタニック」の鬱陶しいキャル役だったビリー・ゼインが、狙撃で五輪のシルバーメ
- 公園みたいなジャングル、過酷な中で白目白く爽やか
- 若い頃にDVDを借りて心躍らせて観たので満点
- 狙撃手4K 「きつい・汚い・危険・嫌われ」
スナイパー、 生き残りを賭けた極限のサバイバル、 アクション
- 製作年1992年
- 製作国アメリカ
- 時間100分
- 監督ルイス・ロッサ
- 主演トム・ベレンジャー
-
日本を代表する名撮影監督で、2009年の「劔岳 点の記」で初メガホンをとった木村大作が再び監督業に挑んだ長編作。笹本稜平の原作小説を映画化し、立山連峰を舞台に、山小屋を営む家族とそこに集う人々の人生や交流を描き出す。立山連峰で父とともに幼少期を過ごした亨は、厳格な父に反発し、金融の世界で金が金を生み出すトレーダーとして過ごしていた。しかし父が他界し、通夜のために帰省して久々に故郷の山に触れた亨は、父の山小屋を継ぐことを決意する。当初は山での生活に苦労する亨だったが、亡き父の友人でゴロさんと呼ばれる不思議な男・多田悟郎や、山中で遭難したところを父に救われたという天真爛漫な女性・愛に囲まれ、新しい人生に向き合っていく。
ネット上の声
- 昭和感が新鮮、ともいえる【舞台挨拶にて】
- 非商用映画・けしてお金を払って見る物じゃ
- 木村大作が撮るということはこういうこと
- 作り手の理想の凝縮体(※辛口批評です)
登山、 ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督木村大作
- 主演松山ケンイチ
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「犬鳴村」に続き、実在した心霊スポットを題材に描く「恐怖の村シリーズ」第2弾。自殺の名所として世界的にも広く知られる富士の樹海を舞台に、インターネット上の怪談スレッドで「絶対に検索してはいけない」と語り継がれる通称「コトリバコ」と呼ばれる呪いの箱と、樹海がもたらす負の引力によって巻き起こる狂気と混沌を描く。かつて人々を戦慄させた、古くから伝わる禍々しい強力な呪いが、富士の樹海の奥深くに封印された。それから13年後、樹海で行方不明者が続出する事態が起こり……。主演は「ジオラマボーイ・パノラマガール」「名も無き世界のエンドロール」の山田杏奈と、「相棒 劇場版IV」「僕に、会いたかった」の山口まゆ。引きこもりがちで、なぜかコトリバコの秘密を知っているらしい天沢響を山田が演じ、不可解な発言をする妹の響に嫌悪感を抱く活発な姉・天沢鳴を山口が演じる。そのほか安達祐実、原日出子、工藤遥、神尾楓珠らが共演。前作から続いて清水崇監督がメガホンをとった。
ネット上の声
- ☆☆☆★★ ほんの少しだけで。 出だしからなかなか好調。この監督の...
- 黒い箱の呪いが強すぎて、樹海はかすみがち
- 褒める人が少ないので私なりに好きな点を
- 主人公が特殊な能力を持っている
ホラー
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督清水崇
- 主演山田杏奈
-
昭和58年初夏。かつて鬼が住んでいたといわれる雛見沢村に東京から引っ越してきた圭一は、クラスメイトたちとのどかな日々を送っていた。しかし村では最近、毎年夏祭りの日に1人が死に、1人が消えるという怪事件が発生しており、そして今年も夏祭りの日がやってきた……。原作者の竜騎士07がコミックマーケットで発表した後、口コミで人気が広がり、コミック、アニメなど様々なメディアに展開したサウンドノベルの実写映画化。
ネット上の声
- これは面白いなぜ評価がこんなに低いのか?
- やっぱり実写化はかなり無理がありました
- 映画で、これをやっちゃいけないよ!
- 原作を知らない人の為に書いてみた
アニメ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督及川中
- 主演前田公輝