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ベトナム戦争が引き裂く、固い友情で結ばれた若者たちの運命を描く、戦争叙事詩。
舞台は1960年代後半、ペンシルベニア州の鉄鋼の町。製鉄所で働くマイケル、ニック、スティーブンら若者たちは、鹿狩りを楽しみ、仲間との日々を謳歌していた。しかし、ベトナム戦争への徴兵が彼らの日常を打ち砕く。戦友として共に地獄の戦場へ赴いた彼らを待っていたのは、捕虜収容所での命を賭けたロシアンルーレット。心と体に深い傷を負い、彼らの友情と精神は極限まで追い詰められる。奇跡的に生還したマイケルが故郷で見たものは、変わり果てた仲間たちの姿。失われたものを取り戻すための、彼の孤独な戦いの始まり。
ネット上の声
- 映画オタクがおっさんになって、25年ぶりに本作を観たよ
- 《日常》という理想郷、アメリカという正義
- 変わらないもの、変わってしまったもの..
- 「生き延びよ、アパラチアの鹿たちよ」
リアルな戦闘シーンがある、 戦争
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間183分
- 監督マイケル・チミノ
- 主演ロバート・デ・ニーロ
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黄金色の麦畑で交錯する、愛と裏切り。映像詩人が描く、儚くも美しい人間ドラマ。
1910年代、アメリカ・テキサス。製鉄所を追われた恋人ビルとアビーは、兄妹と偽り広大な麦畑の農場へ。そこで農場の若く孤独な主人と出会い、彼の財産を目当てにビルはアビーに結婚を勧める。偽りから始まった三角関係。しかし、黄金色に輝く「天国のような日々」の中で、3人の心には本物の愛と嫉妬、そして疑念が静かに芽生えていく。マジックアワーの光で切り取られた圧倒的な映像美。人間の愛と罪を詩的に描いた、テレンス・マリック監督の不朽の名作。
ネット上の声
- テレンス・マリック監督は脳の出来が違う方という認識でいたけど、Wikiで知りまし
- 自然との対比で映し出される人間の脆さ
- 美しい大地を背景にした人間の愛憎劇
- 【絵空事、神話、美しい嘘】
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間94分
- 監督テレンス・マリック
- 主演リチャード・ギア
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ベトナム戦争が引き裂いた男女の愛。夫の帰還が迫る中、揺れ動く妻の心と、傷ついた帰還兵の魂の行方。
1968年、アメリカ。夫ボブがベトナムへ出征し、残された妻サリー。虚しさを埋めるため、彼女は傷痍軍人病院でのボランティアを開始。そこで出会ったのは、戦争で下半身不随となった高校の同級生ルーク。反戦を叫ぶ彼との交流を通じ、サリーは新たな価値観と愛に目覚めていく。しかし、夫の帰還の日が迫る。戦争がもたらした心の傷と、3人を待ち受ける過酷な運命。
ネット上の声
- ベトナム戦争で半身不随になってしまった青年が、ある出会いをきっかけに人生を前向き
- フィルマのスコアは低いけど個人的には素晴らしいと思える作品だった
- 戦場を見せず、ベトナム戦争の帰還兵のPTSDを通して反戦を訴えた傑作
- 相変わらず傲慢なアメリカを表す、いい映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間127分
- 監督ハル・アシュビー
- 主演ジェーン・フォンダ
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完璧だったはずの家族に訪れた突然の崩壊。両親の離婚を機に、三姉妹の心の奥底が静かに剥き出しになる人間ドラマ。
現代のニューヨーク。洗練されたインテリアで統一された、一見完璧な裕福な家庭。しかし、その静寂は父アーサーによる突然の別居宣言によって破られる。精神的に不安定で完璧主義の母イヴと、そんな母に複雑な感情を抱く三人の娘たち。家族という名の均衡が崩れた時、姉妹間で抑圧されてきた嫉妬や葛藤が噴出。彼女たちは、崩れゆく母を支えようとしながらも、自らの人生と向き合うことを余儀なくされる。父の再婚という更なる出来事が、この家族をどこへ導くのか。静謐な映像で描かれる、魂の彷徨。
ネット上の声
- 完璧主義なイヴによる窮屈なルールに縛られた3人の娘と父が、彼女の呪縛から解き放た
- ベルイマン風のシリアスドラマに観るウディ・アレンの演劇のアレンジメント様式
- 居心地のいいインテリア?近所のニトリで十分なのかも知れません
- インテリアはそこに「住む人」のためにあるもの。
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間93分
- 監督ウディ・アレン
- 主演ダイアン・キートン
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パリの下町のアパートを舞台に、娼婦の子供たちを養育しながら生計をたてている一人の年老いたユダヤ人女性とアラブ人の少年の友情を描く。製作総指揮はラルフ・ボーム、製作はレイモン・ダノン、監督・脚本はモーシェ・ミズラヒ、原作はエミール・アジャール、撮影はネストール・アルメンドロス、音楽はフィリップ・サルド、製作デザインはベルナール・エヴァン、編集はソフィー・クッサンが各々担当。出演はシモーヌ・シニョレ、サミー・ベン・ユーブ、クロード・ドーファン、ガブリエル・ジャルボア、モハメド・ジネス、エリオ・ベンクール、ヴィンセント・ファ、ベルナール・エライザール、ステラ・アニセッタ、ベルナール・ラジャリジュ、インブライム・セックなど。
ネット上の声
- 往年のフランス女優の佳作
- これからの者とこれまでの者
- 移民問題を扱う視点の深さと視野の温かさ、そしてシモーヌ・シニョレの名演がこころに残る
- 終始いい感じのトーンだけど、心通わせるストーリーに対して展開が早くて途中よく分か
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国フランス
- 時間107分
- 監督モーシェ・ミズラヒ
- 主演シモーヌ・シニョレ
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ニューヨークに暮らす夫婦エリカとマーティン。夫マーティンはウォール街の証券マン、エリカは画廊で働き、ふたりの間には15歳の娘パティもいた。ある時、エリカはマーティンから浮気していたことを告げられ、ふたりは離婚することに。その後、エリカは画家のソールと知り合い、愛しあう仲になるが……。ヒロインが離婚を経て、やがて自立するまでの姿を描いた物語。公開当時は女性映画ブームの代表作として注目された。
ネット上の声
- しないと出来ないは違うっての(笑)
- 毎日、こうならいいのに・・・・
- 結婚はもう懲りた女
- 好きですよ、、、
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間125分
- 監督ポール・マザースキー
- 主演ジル・クレイバーグ
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1970年、トルコ。軽い気持ちの麻薬密輸が、アメリカ人青年を地獄の刑務所へと突き落とす。絶望の淵からの脱出劇。
1970年、イスタンブール。アメリカ人旅行者のビリー・ヘイズは、恋人の待つ故郷へ帰る直前、空港でヘロイン密輸の現行犯として逮捕。軽い気持ちの犯行が招いたのは、想像を絶する過酷なトルコの刑務所での生活。暴力と汚職が蔓延る劣悪な環境。仲間との束の間の友情も、度重なる裏切りと絶望に打ち砕かれる。当初4年の刑期は、政治的思惑から30年へと延長。希望を奪われたビリーが選んだ最後の手段、それは「ミッドナイト・エクスプレス」と呼ばれる脱獄のみ。
ネット上の声
- タクシー・ドライバーと二本立てだったなぁ
- 《乱れ撃ちシネnote vol.277》⇒https://note.com/mi
- 事実を正確に伝えていないトルコ蔑視映画
- 政治の犠牲となった青年を通して問う
脱出、 刑務所、 実話
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間121分
- 監督アラン・パーカー
- 主演ブラッド・デイヴィス
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ロンドン、パリ、ベニスの有名レストランで次々に起こる料理長殺人事件をコメディ・タッチで描く。製作総指揮はマーブ・アデルソンとリー・リッチ、製作はウィリアム・アルドリッチ、監督は「おかしな泥棒 ディック&ジェーン」のテッド・コッチェフ。アンとアイヴァンのライアンズ夫妻の原作を基にピーター・ストーンが脚色。撮影はジョン・オルコット、音楽はヘンリー・マンシーニが各々担当。出演はジャクリーン・ビセット、ジョージ・シーガル、ロバート・モーリー、ジャン=ピエール・カッセル、フィリップ・ノワレ、ジャン・ロシュフォール、ルイジ・プロイエティ、ステファノ・サタ・フロレス、マッジ・ライアン、フランク・ウィンザー、ピーター・サリス、ティム・バーロー、ジョン・ルメスリエなど。
ネット上の声
- 『ランボー』監督による70年代のヨーロッパの厨房でドタバタと連続殺人事件が起きる
- '23 8/16 リニューアルジャケ写に変更していただきました
- これは「見立て殺人」を描いた映画である
- センスの良い会話等によって”擽られる”
サスペンス、 コメディ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間112分
- 監督テッド・コッチェフ
- 主演ジョージ・シーガル
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ロサンゼルスにある超豪華ホテルを舞台に、そこに投宿する数組の夫婦たちのドラマを描くグランドホテル形式の映画。製作はレイ・スターク、監督は「グッバイガール」のハーバート・ロス、脚本は同作のニール・サイモン、撮影はディビッド・M・ウィルシュ、音楽はクロード・ボーラン、編集はマイケル・A・スティーヴンスン、製作デザインはアルバート・ブレナーが各々担当。出演はアラン・アルダ、マイケル・ケイン、ビル・コスビー、ジェーン・フォンダ、ウォルター・マッソー、エレイン・メイ、リチャード・プライヤー、マギー・スミス、グロリア・ギィフォード、シェイラ・フレイザー、ハーバート・エデルマンなど。
ネット上の声
- コレのウォルターマッソーは最高!
- アカデミー賞授賞式の夜に♡
- 劇中で獲れなくても…
- スノッブとドタバタ
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間102分
- 監督ハーバート・ロス
- 主演マイケル・ケイン