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父の過去と子の現在、二つの時代が交錯する壮大な叙事詩。権力の頂点で孤独を深める二代目ドン、マイケル・コルレオーネの物語。
舞台は1950年代のアメリカ、ネバダ州。父ヴィトーの後を継ぎ、巨大マフィア組織の頂点に君臨するマイケル・コルレオーネ。彼の栄華は、自らの邸宅が何者かに襲撃される事件で揺らぐ。ファミリー内の裏切り者を突き止めるため、彼はキューバにまで事業を拡大。しかし、その非情な権力闘争は、愛する家族との間に深い溝を生んでいく。並行して語られるのは、20世紀初頭のシチリアからアメリカへ渡った若き日の父ヴィトーが、如何にしてファミリーを築き上げたかの物語。父が守った家族の愛と、息子が手にした権力の代償。その対比が浮き彫りにする、男の栄光と魂の孤独。
ネット上の声
- 前作を超える続編は数少ないけど、これは別格。若きヴィトーがファミリーを築いていく過去と、マイケルが全てを失い孤独になっていく現在。この対比が本当に見事。デ・ニーロの演技も神がかってる。
- 映画史に残る最高の続編。
- 3時間超えは長いけど、見応えは十分。マイケルの孤独がとにかく切なくて、胸が苦しくなった。
- 若き日のヴィトーを演じたデ・ニーロが圧巻。彼の存在感だけでも見る価値あり!
ヤクザ・ギャング
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間200分
- 監督フランシス・フォード・コッポラ
- 主演アル・パチーノ
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1930年代ロサンゼルス。私立探偵が足を踏み入れた、ある浮気調査。それは街を蝕む巨大な陰謀の序章。
1937年、水不足に悩むロサンゼルス。私立探偵ジェイク・ギテスは、ある女から水道局技師長の浮気調査を依頼される。簡単な仕事のはずが、技師長の謎の死をきっかけに、事態は思わぬ方向へ。彼の前に現れる謎の美女イヴリン。彼女が隠す家族の秘密と、街の水利権を巡る巨大な陰謀。真実を追うほど深まる闇。ギテスはチャイナタウンの悪夢から逃れられない。
ネット上の声
- 犯罪の謎解きから突然家族模様の掘り下げへ急展開
- 独特な退廃的質感が、やるせない余韻を醸す
- あ~切なくて素晴らしい映画らしい映画!!
- 特典映像である製作サイドの作品解説は必見
探偵、 サスペンス
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間131分
- 監督ロマン・ポランスキー
- 主演ジャック・ニコルソン
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1930年代、ファシズム政権下のイタリアの港町。巨匠フェリーニが自身の少年時代を、郷愁と幻想で描く一大絵巻。
舞台は1930年代、アドリア海沿いの小さな港町リミニ。春の訪れを告げる綿毛の舞いから始まる、一年間の町の記録。思春期の少年チッタの目を通して描かれるのは、風変わりで愛すべき住民たちの日常。厳格な父親、グラマーなタバコ屋の女主人、虚言癖の叔父。ファシズムの影が忍び寄る中、彼らが繰り広げる奇妙で滑稽、そしてどこか物悲しい人間模様。季節の移ろいと共に、少年が見た夢と現実が入り混じる、万華鏡のような追憶の物語。
ネット上の声
- 猥雑、混沌でも整然。易しくないけど優しい
- そしてまた綿毛の舞う季節がやってくる
- フェリーニの「おっぱいバレー」
- やはり名作なのでありました
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間124分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ブルーノ・ザニン
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第47回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞受賞作。「地獄の黙示録」「ディア・ハンター」といったベトナム戦争映画に多大な影響を与えた言われるドキュメンタリー。エゴイスティックな政治家、元米兵、ベトナム難民など戦争を体験した様々な層の人間からの証言を積み重ね、無意味な戦争の真実を浮かび上がらせていく。監督は、アメリカのテレビ各局で数々のドキュメンタリーを手がけてきたピーター・デイビス。2010年に日本劇場公開。ベトナム戦争終結から40年となる15年、HDリマスター版でリバイバル。
ネット上の声
- 自由を求めて闘う力は、誰にも止められない
- 戦争終結前に撮影した命懸けのドキュメント
- 数々のベトナムものと違うインパクト。
- ぼく 62歳 公開の時に見てる
リアルな戦闘シーンがある、 ドキュメンタリー
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間110分
- 監督ピーター・デイヴィス
- 主演---
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突然の事故で夫を亡くした中年女性とその長男の旅を描く。製作はデイヴィッド・サスキンドとオードリー・マース、監督は「ミーン・ストリート」の新人マーティン・スコセッシ、脚本はロバート・ゲッチェル、撮影はケント・ウェイクフォード、音楽はリチャード・ラサール、編集はマーシア・ルーカス。出演はエレン・バースティン、クリス・クリストファーソン、ビリー・グリーン・ブッシュ、ディーン・ラッド、レリア・ゴルドーニ、レーン・ブラッドバリー、ヴィック・タイバック、アルフレッド・ルッターなど。
ネット上の声
- 【”母は何だかんだ言って、強し。そして、女性の自立。”不愛想な夫に死なれた母子の、ヒューマンロードムービー。その後の大スター達がビックリ役で出演しています。】
- 夫を亡くしたシングルマザーのアリスが歌手になりたいというかつての夢を叶えるため1
- なんと!スコセッシの女性映画。
- ほのぼのとしたロードムービー
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間113分
- 監督マーティン・スコセッシ
- 主演エレン・バースティン
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72歳になるハリーは愛猫のトントと一緒にニューヨークの古いアパートに暮らしていた。しかし建物の取り壊しが決まり、ハリーは退去せざるをえなくなる。近くに住む長男の家は居心地が悪かったため、ハリーはトントをつれてシカゴに暮らす娘を訪ねることに。車で旅するハリーは様々な人々と出会う……。孤独な老人のアメリカ横断行を明るくドライに綴る。アート・カーニーがバイタリティあふれる主人公を好演。
ネット上の声
- おじいちゃん+猫1匹のオスカー受賞作。
- ありがとう、君がいてくれて・・
- 静かな人生も大切なんですね。
- 老人ハリーは「みんな」なのだ
猫(ネコ)、 旅に出たくなるロードムービー、 ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間117分
- 監督ポール・マザースキー
- 主演アート・カーニー
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アガサ・クリスティの名作推理小説「オリエント急行の殺人」をオールスターキャストで映画化したミステリー。1935年、私立探偵エルキュール・ポアロは大陸横断列車オリエント急行に乗り、ロンドンを目指していたが、豪雪のため列車が立ち往生してしまう。そしてその夜、列車内でアメリカ人の富豪ラチェットが何者かに殺害されるという事件が発生。ポアロは乗客たちから事情を聴き、事件の調査を開始するが、やがて殺されたラチェット氏と5年前にアメリカで起こったある事件とのつながりが見え始め、意外な真相が明るみになる。第47回アカデミー賞ではイングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞したほか、主演男優賞、脚色賞など計6部門にノミネートされた。
ネット上の声
- フォロイーさんの冬めくさんが懐かしい本作のレビューを書かれているのを読んで、久し
- 名優やスター俳優がズラリと並ぶのも大作ミステリーの楽しみのひとつ
- アガサ・クリスティの作品が好きで今作を鑑賞😊
- シドニー・ルメットの「職人芸」冴えまくり
サスペンス
- 製作年1974年
- 製作国イギリス
- 時間128分
- 監督シドニー・ルメット
- 主演アルバート・フィニー
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サンフランシスコの超高層ビルで発生した未曾有の大火災。地上138階、取り残された人々の運命は、一人の消防隊長に託された。
舞台は、サンフランシスコにそびえ立つ世界一の超高層ビル「グラス・タワー」。その落成記念パーティーの夜、手抜き工事が原因で未曾有の大火災が発生。最新鋭の防災システムも機能せず、炎は瞬く間にビルを飲み込み、地上138階のパーティー会場は地獄絵図に。サンフランシスコ市消防局の隊長オハラハンは、残された300名以上の人々を救出するため、部隊を率いて炎の中へ。しかし、次々と起こる爆発やパニックが、彼の行く手を阻む。絶望的な状況下、オハラハンはビルの設計者と共に、前代未聞の消火作戦の決断。
ネット上の声
- 超高層ビルでの大規模火災を描いた群像劇であり、パニック映画の金字塔ともいえる70
- 封切りの時ポスターのリアルイラストのビジュアルのインパクトは1976年のキングコ
- 燃え盛る炎の中で繰り広げられる圧巻のドラマ!
- 初めて映画館で観た洋画が本作でした
火災、 ヒューマンドラマ、 パニック、 アクション
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間165分
- 監督ジョン・ギラーミン
- 主演スティーヴ・マックィーン
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F・スコット・フィッツジェラルドの名作小説をロバート・レッドフォード主演で映画化。「ゴッドファーザー」シリーズのフランシス・フォード・コッポラが脚本を手がけ、「年上の女」のジャック・クレイトンが監督を務めた。1920年代のアメリカ。ニューヨーク郊外のロングアイランドの豪邸で暮らす大富豪ギャツビーは、毎夜のように盛大なパーティを催していた。隣人ニックはパーティに招待され、謎に包まれたギャツビーの過去を徐々に知るようになる。ダコタの農家に生まれたギャツビーは、第1次世界大戦中にデイジーという女性と出会い恋に落ちる。しかしギャツビーがフランス戦線へ送られた後、デイジーはシカゴの富豪と結婚。帰国したギャツビーはその事実を知り苦しむが、再び彼女の愛を取り戻すことを決意し、5年の歳月をかけて大富豪へとのし上がっていく。1975年・第47回アカデミー賞で衣装デザイン賞と編曲賞を受賞。
ネット上の声
- レッドフォードのギャツビー なんか違う
- 心配でしたが一見の価値ありだと思います
- レッドフォード版・狂乱の時代。
- 金持ちの恋?…退屈極まれり
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間141分
- 監督ジャック・クレイトン
- 主演ロバート・レッドフォード
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1970年、ロサンゼルスを襲った大地震をモデルにしたパニック映画。新たに開発されたセンサラウンド方式と呼ばれる、特殊なスピーカーから出る低周音波によって肉体に振動感を与えるシステムが採用されている。製作総指揮はジェニングス・ラング、製作・監督はマークロブソン、脚本は「ゴッドファーザー」のマリオ・プーゾとジョージ・フォックス、撮影はフィリップ・ラスロップ、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、編集はドロシー・スペンサー、美術監督はアレクサンダー・ゴリッツェン、特殊装置はアルバート・ウィトロック、特殊撮影はクリフォード・スタインが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディ、ローン・グリーン、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、リチャード・ラウンドツリー、マージョー・ゴートナー、バリー・サリヴァン、ヴィクトリア・プリンシパルなど。
ネット上の声
- '74年の作品なのでね、もっとゆったりと描かれてたかな?って思ってたけどちゃんと
- 米加州で30年以内に百%近い確率で大地震
- 悪状況下ストレスを強いられた人がとる行動
- 幾つかあるヘストンのパニックものの一本
アクション
- 製作年1974年
- 製作国アメリカ
- 時間122分
- 監督マーク・ロブソン
- 主演チャールトン・ヘストン