-
フェデリコ・フェリーニが自身の故郷リミニを思わせる地方都市を舞台に、いい加減な生活を送る5人の青年たちの彷徨と旅立ちを描いた作品。北イタリアの小さな港町で、定職にも就かず自堕落な日々を過ごす5人の仲間たち。女好きのファウストは友人モラルドの妹サンドラを妊娠させ、仕方なく結婚することに。女中にうつつを抜かす劇作家志望のレオポルド、姉に小遣いをせびるアルベルト、歌だけが取り柄のリカルドら、相変わらず無為な日常を続ける彼らだったが、モラルドだけは現状からの脱却を考えていた。フェリーニの自伝的要素の濃い作品として知られ、第14回ベネチア国際映画祭でサン・マルコ銀獅子賞を受賞。日本では1959年に初公開。フェリーニ生誕100年を記念した「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」(2020年7月31日~8月20日=東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか)で4Kデジタルリマスター版が上映。
ネット上の声
- 退廃おっさんというか、ニートのダラダラ感
- 今の日本に通じるニートぶり
- 巨匠にふさわしくない作品
- アメリカの煙草は強い!
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間116分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演フランコ・ファブリッツィ
-
「道」「カビリアの夜」とともにフェデリコ・フェリーニ監督の3部作として知られる作品。良心の呵責にさいなまれながらも詐欺を繰り返す男の姿を通し、欲望にまみれた人間の業を描く。アウグストら3人の詐欺師たちは、聖職者になりすまして信心深い人々から金をだまし取っていた。ある日、アウグストは離れて暮らす娘と久々に再会し楽しい時間を過ごすが、かつてだました男に見つかり警察に捕まってしまう。出所後、仲間たちが去ったことを知ったアウグストは、別の仲間と組んで再び詐欺に手を染めようとするが……。主演は「オール・ザ・キングスメン」のオスカー俳優ブロデリック・クロフォード。1955年製作で日本では58年に劇場初公開。フェリーニ生誕100年を記念した「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」(2020年7月31日~8月20日=東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか)で4Kデジタルリマスター版が上映。
ネット上の声
- 人間というものを信じていないのかも
- あえて外した?ラストの違和感
- 詐欺師に観てほしい作品
- 懺悔としての‘麻痺’
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間110分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ブロデリック・クロフォード
-
「殺られる」のエドゥアール・モリナロが監督したサスペンス・ドラマ。その第三作目。原案を、彼のほか、「両面の鏡」の脚本にも参加した俳優のジェラール・ウーリー、「悪魔のような女」のコンビ、ボワロー・ナルスジャックに「両面の鏡」を製作したアラン・ポワレの4人が作成し、脚本をウーリーとボワロー・ナルスジャックが書いた。台詞は「悪銭」のジョルジュ&アンドレ・タベ。撮影は「大人は判ってくれない」のアンリ・ドカエ。音楽はバルネ・ウィランで、演奏はケニー・クラーク・クィンテット。出演は「情報は俺が貰った」のリノ・ヴァンチュラ、「ロベレ将軍」のサンドラ・ミーロ、「大運河」のフランコ・ファブリッツィのほか、ジャック・ベルティエ、ロベール・ダルバンら。
ネット上の声
- イントロの列車の挿れ方から掴みはO.K!(古いな…)フィルムノワールの流れからサ
- タクシー運ちゃんたちの鉄の結束力に、さすがのバンチュラ様もタジタジだ
- タクシー運転手たちの団結感が面白い
- ボワロー=ナルスジャックもの
サスペンス
- 製作年1959年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督エドゥアール・モリナロ
- 主演リノ・ヴァンチュラ
-
ジャック・レミーの原作をJ・A・デ・ラ・ロマとシャルル・ドラが共同で脚色し「やさしく激しく」のアンリ・ドコアンが監督したレジスタンスもの。撮影は「シエラザード」のクリスチャン・マトラが担当した。出演は「マンハッタンの哀愁」のモーリス・ロネ、「彼奴を殺せ」のフランコ・ファブリッツィ、それに、スペイン最高の人気歌手サラ・モンティエル、他にレオ・アンコリス、ジェラール・ティチーなど。製作はアルモス・メゾ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス,スペイン,イタリア
- 時間92分
- 監督アンリ・ドコアン
- 主演モーリス・ロネ
-
先頃公開された「人間魚雷」の姉妹篇。「人間魚雷」のマルカントニオ・ブラガディン他、フランコ・ブルザーティ、エンニオ・デ・コンチーニ、カルロ・リッツァーニと四名が共同で脚本執筆、「紅薔薇は山に散る」の脚色者アントニオ・レオンヴィオラが監督した。撮影はリカルド・パロッティーニ、水中撮影はヴィクトル・A・デ・サンクティス、音楽はアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ。出演は「嵐の女」のラフ・ヴァローネ、「ローマの女」のフランコ・ファブリッツィ、「荒野の抱擁」のアンドレア・ケッキ、「侵略者」のエットレ・マンニに「越境者」のエレナ・ヴァルツィが紅一点。
- 製作年1955年
- 製作国イタリア
- 時間---分
- 監督アントニオ・レオンヴィオラ
- 主演ラフ・ヴァローネ
-
イタリア中世史に悪名高い“ボルジア家”を題材にしたお馴染みの活劇。マリオ・カイアーノとアルド・セグリーのオリジナル・シナリオをセルジオ・グリエコが監督、撮影はマッシモ・ダラマーノが担当している。今回の中心人物リュクレスには「今晩おひま?」のベリンダ・リーが扮し、他に「青春群像」のフランコ・ファブリッツィ、「トロイのヘレン」のジャック・セルナス、ミシェル・メルシェ、アーノルド・フォア等。製作カルロ・カヤーノ。イーストマンカラー・トータルスコープ。
- 製作年1959年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間---分
- 監督セルジオ・グリエコ
- 主演フランコ・ファブリッツィ