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1950年代イタリアの海辺の町。将来への不安を抱え、怠惰な日々を送る5人の若者たちの、ほろ苦い青春の記録。
舞台は第二次世界大戦後のイタリア、アドリア海沿いの小さな田舎町。ここに暮らす5人の若者たち「ヴィテッローニ(怠け者たち)」。彼らは定職にも就かず、悪ふざけや恋愛ごっこに明け暮れる毎日。リーダー格のファウスト、夢想家のモラルド。大人になりきれない彼らの日常は、ある出来事をきっかけに少しずつ変化の兆しを見せる。仲間の一人の突然の旅立ち。彼らが直面する現実と、永遠に続くかと思われた友情の行方を描く、フェリーニ監督初期の傑作。
ネット上の声
- ほろ苦さを伴うフェリーニ監督の自分語りの青春映画
- 退廃おっさんというか、ニートのダラダラ感
- 時代によって違う「青春」の意味。
- ファウストみたいな奴いるわ〜
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間116分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演フランコ・ファブリッツィ
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戦後イタリアの貧困層を騙す詐欺師たちの悲哀。良心の呵責と抜け出せない現実の崖っぷちに立つ男の物語。
第二次世界大戦後のイタリア。アウグスト、ピカソ、ロベルトの三人組は、聖職者を装い貧しい農民から金を騙し取る日々。年老いたリーダーのアウグストは、娘との再会をきっかけに、自分の人生に虚しさと罪悪感を覚え始める。詐欺師稼業から足を洗い、まっとうな人生を歩みたいと願う彼。しかし、仲間との絆と悪事の誘惑が彼を離さない。人生の崖っぷちに立たされた男が下す最後の決断とは。フェリーニが描く、人間の弱さと救いのない現実。
ネット上の声
- 『道』『カビリアの夜』と共にフェリーニの3部作として数えられる作品🎬
- 人間というものを信じていないのかも
- あえて外した?ラストの違和感
- 詐欺師に観てほしい作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間110分
- 監督フェデリコ・フェリーニ
- 主演ブロデリック・クロフォード
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チェーザレ・パバーゼの小説『孤独な女たちの中に』をスーゾ・チェッキ・ダミーコ、アルバ・デ・チェスペデスと共同して「夜」のミケランジェロ・アントニオーニがシナリオを書き、監督した。撮影はジャンニ・ディ・ヴェナンツォ、音楽はジョヴァンニ・フスコ。出演者はエレオノーラ・ロッシ・ドラゴ、ヴァレンティナ・コルテーゼ、イヴォンヌ・フルノー、マドレーヌ・フィッシャー、アンナ・マリア・パンカーニ、ガブリエレ・フェルゼッティ、フランコ・ファブリッツィ、エットレ・マンニ等。ベニス映画祭・銀獅子賞、イタリア映画祭銀リボン監督賞、撮影賞、助演女優賞(ヴァレンティナ・コルテーゼ)などを受賞している。
ネット上の声
- おそれ入谷のレアリズモ
- 女同士の友情の儚さ
- テーマそのものはアントニオーニらしいですが、初期の作品ということもあり、伝統的な
- 途中から誰が誰だか分からなくなってしまったし偽りの友情に嫉妬やら決裂やら仲直りや
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国イタリア
- 時間104分
- 監督ミケランジェロ・アントニオーニ
- 主演エレオノラ・ロッシ・ドラゴ
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ローマの高級アパートで起きた美女殺害事件。敏腕刑事が暴き出すのは、偽りの仮面に隠された住民たちの醜い素顔。
ローマのある高級アパートの一室で、若く美しい女性が惨殺される事件が発生。捜査を担当するのは、鋭い洞察力を持つチッカラ刑事。彼は、一見すると平和で裕福に見えるアパートの住民たち一人一人に聞き込みを開始する。しかし、関係者たちの証言は食い違い、誰もが何かを隠しているかのよう。隣人の嫉妬、不倫関係、盗まれた宝石。捜査が進むにつれ、上流階級の人々がまとう体裁の裏に隠された、欲望と嘘、そして堕落した人間模様が次々と浮かび上がってくる。複雑に絡み合った人間関係の糸を解きほぐし、刑事は事件の核心に迫っていく。
ネット上の声
- ピエトロジェルミの刑事もの
- アモーレ・ミオ、カルディナーレ
- これはサスペンスではない
- ネオレアリズモの代表格と言えば〝ロベルト・ロッセリーニ〟、〝ヴィットリオ・デ・シ
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国イタリア
- 時間118分
- 監督ピエトロ・ジェルミ
- 主演ピエトロ・ジェルミ
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標的は、見ず知らずの男。引き受けた殺しの契約が、平凡な男を底なしの恐怖と葛藤へ突き落とす。
金に困った平凡な男が、高額な報酬と引き換えに、ある男の殺害を依頼される。相手の顔も素性も知らないまま、ただ「彼奴を殺せ」という命令だけを胸に、男は非情な暗殺者へと変貌していく。しかし、標的を監視するうち、その意外な人柄に触れ、男の心に罪悪感と迷いが生じ始める。依頼主からの催促は激しさを増し、後戻りのできない状況に追い込まれていく。引き金を引くべきか、それとも全てを投げ出して逃げるべきか。極限の選択を迫られた男を待つ、衝撃の結末。息詰まる緊張感が支配する、フレンチ・ノワールの傑作。
サスペンス
- 製作年1959年
- 製作国フランス
- 時間89分
- 監督エドゥアール・モリナロ
- 主演リノ・ヴァンチュラ
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ジャック・レミーの原作をJ・A・デ・ラ・ロマとシャルル・ドラが共同で脚色し「やさしく激しく」のアンリ・ドコアンが監督したレジスタンスもの。撮影は「シエラザード」のクリスチャン・マトラが担当した。出演は「マンハッタンの哀愁」のモーリス・ロネ、「彼奴を殺せ」のフランコ・ファブリッツィ、それに、スペイン最高の人気歌手サラ・モンティエル、他にレオ・アンコリス、ジェラール・ティチーなど。製作はアルモス・メゾ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス,スペイン,イタリア
- 時間92分
- 監督アンリ・ドコアン
- 主演モーリス・ロネ
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先頃公開された「人間魚雷」の姉妹篇。「人間魚雷」のマルカントニオ・ブラガディン他、フランコ・ブルザーティ、エンニオ・デ・コンチーニ、カルロ・リッツァーニと四名が共同で脚本執筆、「紅薔薇は山に散る」の脚色者アントニオ・レオンヴィオラが監督した。撮影はリカルド・パロッティーニ、水中撮影はヴィクトル・A・デ・サンクティス、音楽はアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ。出演は「嵐の女」のラフ・ヴァローネ、「ローマの女」のフランコ・ファブリッツィ、「荒野の抱擁」のアンドレア・ケッキ、「侵略者」のエットレ・マンニに「越境者」のエレナ・ヴァルツィが紅一点。
- 製作年1955年
- 製作国イタリア
- 時間---分
- 監督アントニオ・レオンヴィオラ
- 主演ラフ・ヴァローネ
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イタリア中世史に悪名高い“ボルジア家”を題材にしたお馴染みの活劇。マリオ・カイアーノとアルド・セグリーのオリジナル・シナリオをセルジオ・グリエコが監督、撮影はマッシモ・ダラマーノが担当している。今回の中心人物リュクレスには「今晩おひま?」のベリンダ・リーが扮し、他に「青春群像」のフランコ・ファブリッツィ、「トロイのヘレン」のジャック・セルナス、ミシェル・メルシェ、アーノルド・フォア等。製作カルロ・カヤーノ。イーストマンカラー・トータルスコープ。
- 製作年1959年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間---分
- 監督セルジオ・グリエコ
- 主演フランコ・ファブリッツィ