-
旅先で出会った“日本のゴッホ”と意気投合した寅さん。淡い恋と人情が夕焼けに染まる、シリーズ屈指の名作。
柴又に帰って来た車寅次郎は、旅先で出会ったという老人を連れていた。その男、池ノ内青観は日本画壇の大家。そんなこととは露知らず、青観の人柄に惚れた寅さんは彼を「先生」と慕い、柴又で世話を焼く日々。ある日、寅さんは青観の世話をする芸者ぼたんと出会い、その美しさと健気さに一目惚れ。ぼたんもまた、寅さんの優しさに惹かれていく。しかし、ぼたんには借金があり、水商売から抜け出せない苦しい現実。寅さんは彼女を救うため、そして青観先生の絵の本当の価値を知り、一大決心。果たして寅さんの恋と人情劇の行方は。
ネット上の声
- 【“真っ赤な牡丹の絵”寅さんの漢気が見事に表現された逸品。宇野重吉演じる絵画の大家の飄々とした姿や芸者ぼたんを演じた太地喜和子の魅力が横溢した作品。今作はシリーズ中でも実に粋な逸品なのである。】
- 日本喜劇映画の白眉。宇野重吉と大地喜和子に渥美清の演技合戦の、完成された人情譚
- 絶対の自信を持ってオススメします!!
- 俺の「男はつらいよ」ランキング第1位
コメディ、 男はつらいよ
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督山田洋次
- 主演渥美清
-
借金まみれの置屋を救え!東京・向島を舞台に、芸者やストリッパーたちが繰り広げる、笑いと涙の人情喜劇。
昭和50年の東京・向島。芸者置屋「〆乃家」は多額の借金で倒産寸前。店を切り盛りする女将・〆香のもとには、売れっ子芸者から落ち目のストリッパーまで、ワケありの女たちが集う。大切な自分たちの城を守るため、彼女たちは奇想天外な金策に打って出る。色仕掛けあり、騙し合いありの大奮闘。しかし、一筋縄ではいかない男たちやライバル店の妨害が次々と。果たして女たちの意地と団結は、この危機を乗り越えられるのか。
ネット上の声
- 泣けてくる
- モンローときたら次はバルドーだよね!
- 同じ男に捨てられ同じタイミングで自殺を図った旅芸人一座の二人の女性が、その後スト
- エドワード・ヤンを観た後だからこそ余計に感じるスタジオありき、セットありきの自由
コメディ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督瀬川昌治
- 主演太地喜和子
-
神々と自然が息づく漁村を舞台に、近代化の波に抗う一人の男。その魂が、狂気と破壊の炎に包まれる衝撃作。
神話が息づく熊野の漁村。漁師のタツオは、海と山の自然を神として崇め、その恵みと共に生きていた。しかし、村にリゾート開発という近代化の波が押し寄せる。神聖な森を金に換えようとする村人たち。タツオはただ一人、開発に猛然と反対し、孤立を深めていく。自然と人間の共存という古からの掟が破られようとするとき、彼の純粋な魂は狂気へと変貌。そして訪れる伝統の火祭りの夜、男の内に秘めた破壊衝動が、村を震撼させる悲劇を呼び起こす。
ネット上の声
- 迷彩の安岡力也を従えたい(字余り)
- 中上健二氏のルポルタージュ
- 衝撃的な作品
- ヘリコプターで風を起こし森を揺らしたという逸話があるが、ヘリが必要だったのは風が
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督柳町光男
- 主演北大路欣也
-
欲望のままに暴走する一人のやくざ。破滅へと突き進む男の生き様を描く、勝新太郎監督・主演のバイオレンス叙事詩。
1970年代、日本の裏社会。若いやくざの立花は、親分を裏切り、その愛人を奪うという凶行。彼の野望はとどまることを知らず、邪魔者は容赦なく排除。暴力と裏切りを重ね、組の中で成り上がっていく狂犬のような男。しかし、その破天荒な生き方は、次第に彼自身を孤立させ、破滅の淵へと追い詰めていく。誰も信じず、愛さえも力で支配しようとした男がたどり着く、あまりにも壮絶な結末の予感。
ネット上の声
- 35年経っても鮮度は衰えず
- こうじゃなくっちゃネ!
- 勝新太郎主演!事件解決のためなら手段を選ばない大阪府警の鬼刑事!ヤクザも震え上が
- イーストウッドにとっての映画とは違って、勝新にとって映画とは「こちらにむけられた
サスペンス、 アクション
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督勝新太郎
- 主演勝新太郎
-
盲目の居合の達人・座頭市、その命とも呼べる仕込み杖が折れた。最大の危機に、市はどう立ち向かうのか。
旅の途中、座頭市は凄腕の浪人との戦いで、命の次に大切な仕込み杖を折られてしまう。杖を修理するため鍛冶屋のいる村に立ち寄るが、そこは二つのヤクザ組織が縄張りを争う無法地帯。武器を失い、最大の弱点をさらけ出した市。しかし、村人たちの苦しみを見過ごすことはできない。丸腰の市は、己の聴覚と知恵、そして不屈の闘志だけを頼りに、悪党どもに立ち向かう決意。
ネット上の声
- 座頭市第24作 主演・監督 勝新太郎
- 座頭市が斬った! 勝新が撮った!
- 勝新太郎監督作、新座頭市
- 娯楽映画の完成品
座頭市、 時代劇
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督勝新太郎
- 主演勝新太郎
-
武士に惨殺された母と嫁が、黒猫の怨霊と化す。男たちを惑わし喉を食い破る、美しくも恐ろしい復讐の怪談。
戦乱が続く平安時代。竹やぶの一軒家で暮らしていた母ヨネと嫁シゲは、野武士の一団に凌辱され、家に火を放たれて惨殺される。その場に現れた一匹の黒猫によって、二人は武士に復讐を誓う怨霊として蘇った。夜な夜な羅生門に現れては武士を誘い、その喉を食い破る二人。そんなある日、手柄を立てて武士となった息子・銀時が帰還する。彼こそが、かつての夫であり息子であった男。復讐の宿命と愛する者への情の狭間で、母と嫁の魂が揺れ動く。能の様式美が恐怖を際立たせる、悲劇の物語。
ネット上の声
- 煙を噴く茅葺きの家、転じて太陽、のシーンがうつくしかった
- 娘が侍を襲っている間、母は踊っています。
- 殺された妻母が黒猫に呪うところがイマイチ
- 雨月物語か、薮の中の黒猫か。
時代劇
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督新藤兼人
- 主演中村吉右衛門
-
「週刊新潮」に連載された黒岩重吾の同名原作を、「あゝ君が愛」の中島丈博が脚色し、「青春の海(1967)」の西村昭五郎が監督した風俗ドラマ。撮影は新人安藤庄平。
ネット上の声
- 「自分以外を頼りにする者は人間のクズだ」
- 若き太地喜和子が美人で、小悪魔的に奔放で、とても魅力的。二谷英明が結局夢中になってしまうことに説得力
- 不良娘の太地喜和子が金持ちの二谷英明に拾われてファッションモデルに育てられるが、
- 分かる人には分かると思うが、冒頭・二谷英明と太地喜和子のベッドシーン・ラストシー
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督西村昭五郎
- 主演二谷英明
-
昭和の日本を舞台に、見栄っ張りな男が巻き起こす珍騒動。意地とプライドを賭けた、涙と笑いの人情喜劇。
舞台は高度経済成長期の日本。主人公は、口は達者だがどこか憎めない見栄っ張りの男。日々の暮らしの中で、彼はつい大きなことを口にしてしまう。ある日、その大言壮語がきっかけとなり、引くに引けない状況へと追い込まれる事態の発生。家族や友人を巻き込みながら、男は自らの言葉に責任を取るため、無謀とも思える「腕だめし」に挑戦。次々と襲いかかる困難と、周囲からの冷ややかな視線。果たして彼は男の意地を見せつけ、失った信頼を取り戻すことができるのか。その奮闘が描く、笑いとペーソスに満ちた物語。
ネット上の声
- 世間の隅を照らそうなんて北島三郎を背に浴びながら緋桜喜和子がどんと脱ぎゃあたちま
- 太地喜和子、春川ますみ、園佳也子が看板ダンサーのストリップ小屋なんて最高
- 永井素夫、田坂啓の脚本を瀬川昌治が監督したコメディ
- 今度の勤めが終わるまで、俺は小屋開けて待ってるゼ
コメディ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督瀬川昌治
- 主演フランキー堺
-
半村良の同題名小説の映画化。新宿のバーのマスター仙田を主人公に不思議な女性の生態を捉えつつ、愛するが故に憎み合う、男と女のからみ合いを、明るく描く。脚本は「壇の浦夜枕合戦記」の神代辰巳、監督は「美女放浪記」の渡辺祐介、撮影は「坊っちゃん(1977)」の竹村博がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 半村良の同名原作を、神代辰巳が脚色、渡辺祐介が監督した一風変わったコメディ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督渡辺祐介
- 主演愛川欽也
-
河竹黙阿弥の「天衣紛上野初花」を題材に、寺山修司が脚本を書き、「心中天網島」の篠田正浩が監督した異色時代もの。撮影は「御用金」の岡崎宏三が担当。
ネット上の声
- 脚本に注目!!岩下志麻の小悪魔ぶり!!
- 大江戸あばんぎゃるどでございます♡
- 変革への力・寺山修司型
- かっこよかった~★
時代劇
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督篠田正浩
- 主演仲代達矢
-
「無頼・殺せ」の永原秀一がシナリオを執筆し、「二人の恋人」の森谷司郎がメガホンをとったアクションもの。撮影は「兄貴の恋人」の斎藤孝雄が担当した。
ネット上の声
- 加山雄三はカッコ良かったんだ。
- 森谷司郎のハードボイルド
- 加山雄三が「狙撃」に続き主演したハードアクション
- フィルム・ノワール系東宝アクション
アクション
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督森谷司郎
- 主演加山雄三
-
「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚本・監督を担当し、コンビの黒田清巳が撮影を担当した。母と息子、息子と恋人の心理の葛藤を中心に性本能を追求したもの。
ネット上の声
- 東宝、やけくそのような二本立て
- 我が家の発掘シリーズ
- 鋭いカメラワークで画面にスキがない。
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
金田一耕助、 サスペンス
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督渡邊祐介
- 主演古谷一行
-
矢之助は、3年間に怪盗紫頭巾の出没による御金蔵破りの責で切腹させられた勘定奉行・豊中兵庫の遺児。そんな彼の生きがいは、幕閣に取り入って暗躍する悪徳商人や横暴な旗本の無頼に対する怒りと反抗。ある日、矢之助と旗本たちが真正面からぶつかり…。
時代劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督佐々木康
- 主演里見浩太郎
-
現実感の乏しい夢を追い続ける父親と、それにふり回される家族の姿を描く。牧村裕の作文「父」を元に、「二十四の瞳(1987)」の木下恵介が脚本を執筆。監督は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の木下、撮影は「星の牧場」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督木下恵介
- 主演板東英二
-
時代劇
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督---
- 主演太地喜和子
-
時代劇
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督---
- 主演太地喜和子
-
時代劇
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督---
- 主演太地喜和子